長期インターンでの営業経験は、印象に残りやすいガクチカにすることができます。なぜならば、営業経験は、努力の過程や結果を数字として客観的に表す事ができたり、粘り強さや責任感の強さをアピールできるからです。
しかし、自分が今まで努力してきたことやその経験を言語化する事はすごく難しいと感じる学生さんは多いと思います。
そこで、今回は企業がガクチカで見ている点や営業経験をもとにしたガクチカの書き方などについて解説していきます。
記事の最後には長期インターンでの営業経験を題材にしたガクチカの例文も4つ載せていますので、ぜひご覧ください!
こんな人に読んでほしい
- 長期インターンでの営業経験がガクチカになるのか疑問に感じている人
- 長期インターンでの営業経験をガクチカでアピールしたい人
- 印象に残るガクチカを書きたい人
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長期インターンとは、1ヶ月以上企業で実務を行うインターンを指します。
この長期インターンでは、このようなメリットがあります。
- 学生時に社会人として必要な経験が身につけられる!
- 実際に働いてみて、自分の【やりたいこと】が見つかる!
- 自分の成果が数字として表れるため自己アピールしやすい!
しかし長期インターンに対して悩みを持っている方が多くいるのは確かです。
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ガクチカに長期インターンの営業経験を書くのはあり?
学生がガクチカに長期インターンでの営業経験を書くのはありです!
長期インターンの営業経験は、企業に自分自身をアピールする時に非常に高い効果があります。そのため、長期インターンでの営業経験をもつ学生さんは、その経験を積極的にガクチカにしていきましょう!
まずは、学生さんが長期インターンの営業経験をガクチカに書くメリットを4つご紹介していきます。
長期インターンの営業経験をガクチカに書くと良い理由は?
①希少性がある
政府により就活の日程が見直されて就活の早期化に拍車がかかった影響で、近年は夏季インターンシップに参加する学生さんが多くなってきました。
しかし、長期インターン参加経験のある学生さんはまだ少ない状況にあります。
したがって、長期インターンの営業経験をガクチカにすると、その希少性の高さから他の学生さんと差別化を図る事ができ、結果として印象に残りやすくなるというメリットがあります。
営業と聞くと、「大変そう」「きつそう」というイメージが湧き、なかなか参加に踏み切れない学生さんが大半だと思います。そんな中で「営業経験を積むぞ!」と決意した行動力も合わせて、その希少性の高い経験をぜひアピールしましょう。
②企業側が学生が採用後に活躍する姿をイメージしやすい
長期インターンの営業経験をガクチカに書くと、企業側が「この学生は採用後に活躍してくれるだろう」と好印象を抱く可能性が高まります。
その理由は、営業力はどの企業でも必要な能力であるからです。
したがって、企業側は営業経験のある学生さんに対して、採用後に著しく成長してくれるだろう、結果を残してくれるだろうという期待を抱くのです。
実際に経験しているという点でアピールにも説得力が増すので、営業経験の中で学んだことや身につけたスキルなどは、ぜひガクチカとしてアピールしてみてください。
③主体性をアピールできる
長期インターンの営業経験を書く事で、学生は主体性の高さをアピールすることができます。
なぜならば、営業職では重要となる“目標やノルマの達成”に対して積極的に行動し、自らの力でゴールに近づける人間であるとアピールできるからです。
営業職の長期インターンでは最初から成果を出せる人はあまりいません。ほとんどの人は、数字を追っていく中で課題を感じ、数を重ねてその課題を乗り越えることで、やっと結果が出せるようになるのです。
そのため、営業経験をガクチカに書くことで、高い意志と責任感をもって業務を全うできることをアピールできるのです。
④営業で培った様々な能力をアピールできる
営業経験の中で新規顧客の獲得や顧客満足度の向上などを目指す上では、以下のような能力が必要になります。
- 顧客の潜在的な悩みを引き出すための「傾聴力」
- 顧客の課題を解決するために提供すべきサービスを考える「思考力」
- 自社サービスに需要を感じてもらうための「誘導力」
- 顧客と良好な関係を築いていく「人間力」
- 顧客と円滑に話をする「コミュニケーション能力」
学生は長期インターンの営業経験で培ったこれらの能力をガクチカでアピールすることができるのです。この5つの能力はどれも社会人にとっては必須スキルとなりますので、非常に高いアピールになるでしょう!
自分にどのような能力があるのか、何が強みなのか知りたい方は以下の自己分析シートを使って自分のアピールポイントを見つけましょう。
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企業が学生のガクチカで見ている点はどこ?
志望理由とあわせて超頻出質問と言えるガクチカ。では、企業は学生のガクチカのどこを見て、何を知ろうとしているのでしょうか?
ここからは、学生のガクチカの中で企業が特に注目して見ている3つの点についてご紹介していきます。
ガクチカを問われる意図をきちんと理解して、自分の強みを的確にアピールできた印象に残りやすいガクチカを作りましょう。
①どんな事に熱心に打ち込んできたか
企業側はガクチカで、学生がどのようなことに興味を持ち、熱心に取り組んできたかを知りたいと思っています。そのため、ガクチカにはどんなことに熱心に打ち込んだのかを具体的に書きましょう。
例)私の学生時代最も力を入れた事は、○○での経験で、○○をおこなったことです。
②それを始めた、または行動を起こした動機
企業側は、学生のモチベーションがどこにあるのかを知りたいと思っています。そのため、活動を始めたきっかけや行動を起こした動機の部分を書きましょう。
例)この活動を始めたきっかけとしては、○○という考えがあったからです。
③問題が生じた時にどのように解決したか
企業側は、学生が問題に対してどのように行動を起こせるか、積極的に状況打破に向けて行動できるかを知りたいと思っています。そのため、自分で設定した課題に対してどのように行動したのか、その努力の過程をしっかりとアピールしましょう。
例)当時の課題は、○○ことでした。課題解決のためには、○○が必要であると感じたため、○○に注力いたしました。具体的には、~
営業経験を題材にしたガクチカを書く際におさえるべき3つのポイント
企業側は3つの点に特に注目してガクチカを見ているようですね。つまり、この3点をガクチカにしっかりと盛り込めば自分のガクチカを的確にアピールできるということです。ガクチカを作る際はこの3つのポイントを意識してみてください。
次に、営業職の長期インターンのガクチカを書く上でおさえておいてほしい3つのポイントについて解説していきます。
自分の人となりがしっかりと伝わるように書く
経験してきた事だけを書いても、自分自身について何も伝えることができません。
したがって、経験談の中に人間性やモチベーションが向く方向(=目的や動機の部分)などを書いて、企業側に自分の人となりをしっかりと示していきましょう。
語れる経験談が豊富にある学生さんは、その経験が話題の中心となって「自分はこういう人だ」ということが伝わらないガクチカにならないよう注意しましょう。
専門用語はなるべく使わない
ガクチカを書く際は、専門用語はなるべく使わないで書きましょう。専門用語を使うと、読み手に意図や意味が正確に伝わらない可能性があるからです。
営業職の長期インターンでは、長期インターン先の業界や営業職特有の専門用語を使用して業務を遂行していると思います。しかし、場合によっては相手に伝わらない可能性もあるので、相手の立場を考えて専門用語は使わないのが無難です。
固有名詞は含めない
自分が勤めていた長期インターン先の企業名や、営業職での業務内で出会った顧客企業の名前などをガクチカに含めないよう気をつけましょう。
その理由としては、志望先の競合他社である場合や守秘義務を考慮する必要があるからです。イメージダウンにつながる可能性や長期インターン先に迷惑をかける可能性を考えて、固有名詞(特に企業名)はガクチカに含めないようにしましょう。
長期インターンでの営業経験を題材にしたガクチカの書き方
ここからは長期インターンでの営業経験をガクチカに書く方法についてより詳しくご紹介します。
ガクチカは6つの構成に分けて書くことで、簡潔かつ具体性のある内容にすることができます。
①結論:営業経験の中で特に力を入れて取り組んだことを書く
最初にガクチカの主軸となる「長期インターンでの営業経験」の内容を取り上げ、その成果を簡潔に示します。
例)私が学生時代最も力を入れたことは、長期インターンでの営業経験にて、予約獲得率を〇〇%~〇〇%まで伸ばすことに成功した事です。
ガクチカのみならず、志望理由や自己PRでも最初に結論から書くことを意識しましょう。その理由は、読み手が結論がわかった状態で読み進められる事によって、より内容に集中できるからです。
②動機:参加目的を書く
次に、営業職の長期インターンに参加した理由や目的を書きましょう。営業職の長期インターンへの参加目的は、例えば以下のようなものがあります。
- コミュニケーション能力向上のため。
- どの企業でも必要となる営業力を身につけるため。
- ひたすら数字を追う泥臭い経験/ガクチカに書ける挫折経験を得るため。
上記のような参加目的をうまく言い換えて書くことで、どんなことに対してやる気や行動力が生まれるのかを明確にします。
例)営業の長期インターンを始めた動機としては、入社後に広く求められるコミュニケーション能力と訴求力を身につけたいと考えたためです。
③課題:業務内での課題を書く
次に、長期インターンでの営業経験の中で、どのような課題、または目標が出てきたかを明確にします。
例)実際の営業経験では、なかなかお話を聞いていただける機会をいただけず、テレアポ獲得率が目標の○○%を上回らないという課題に直面しました。
④解決方法:課題に対しておこなったことを書く
次に、課題を乗り越えるために具体的にどのような事を行ったのか、どのように熱量やモチベーションを保っていけたのかを書きます。
例)課題解決のために、顧客の潜在的なニーズを把握するための統計解析と訴求内容の改善を、先輩に壁打ちさせていただきながらひたすら続けました。
ここでは、課題に対して適切な解決方法を思いつくことができる思考力や観察力などをアピールできます。また、あなたの忍耐力の高さや責任感の強さ、問題解決能力の高さなどが垣間見える部分でもあるので、特に力を入れて書きましょう。
⑤結果:定量的な成果を書く
次に、その行動によって得た定量的な成果を示しましょう。定量的な成果とは、「数値や数量で表すことができる成果のこと」です。
「改善した」「大きな効果を得た」という書き方よりも、「何%の改善」「何件達成した」などと具体的な数値を出すと、行動したことによる効果や影響をわかりやすく伝えることができます。
例)結果として、全体目標を20%超えた予約獲得率を3か月間維持する事に成功しました。
⑥学び:営業経験の中で得た学びと、それを将来どのように活かせるかを書く
最後に、経験の中で得た学びと、それを入社後の将来どのように活かす事ができるのかを示しましょう。
営業職の長期インターンを通じて得られるものは下記のようなものがあります。
- 営業スキル(傾聴力、コミュニケーション力、問題解決能力など)
- 専門知識
- 人間性や考え方
なるべく志望先で必要になりそうなスキルや人間性などを、今回の営業経験で得たものとして書くと良いでしょう。ぜひ入社後の将来をイメージしながら書いてみてください。
例)この経験から、訴求のポイントを把握する分析力と改善を続けていく継続力の重要性を学びました。この学びを活かして、入社後は客観的分析によって促された意思決定をもとに施行と改善を繰り返せる人材として貢献していきます。
ここまでガクチカの書き方を解説してきましたが、「自分一人で書くのって難しい。」「書いてはみたけど、これで良いのかわからない。」などという方もいらっしゃると思います。
そういった方には無料で使えるAIサービスを利用するのがおすすめです。
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【ガクチカ例文】長期インターンでの営業経験を題材にしたガクチカを4つご紹介!
最後に、長期インターンでの営業経験を題材にしたガクチカの例文を4つご紹介します。既に志望先から内定をもらっている先輩方の例文のみをまとめましたので、ぜひガクチカ作りの参考にしてみてくださいね。
例文① (400字程度)
私が学生時代最も力を入れた経験は、長期インターンシップでの営業業務で、課題に対して行動を起こし継続的な結果を出せるようになった経験です。
参加の理由としては、どの会社にも必要とされる営業力を身につけることで入社後に即戦力として活躍できると考えたからです。
営業職をするにあたって掲げた目標は、毎月2件以上受注することでした。
しかし、実際の営業活動では、顧客にお話を聞いていただけないという理由からアポの獲得率が低く、受注にまでつながらないという課題がありました。
そこで、ターゲットとする顧客層を絞り、リサーチなどの事前準備の時間を設けることで顧客に興味を持ってもらえるよう工夫しました。
その結果、営業を初めて1か月後から、毎月1〜3件の受注を継続的にいただけるようになりました。
この経験から、目標を達成するためには、小さな目標を段階的に達成するプロセスを踏むこと、課題を明確にしてから行動に移すことの大切さを実感しました。
この経験を活かし、入社後は目的意識を持つことで、高い当事者意識をもって貴社の業務に貢献いたします。
例文② (400字程度)
私が学生時代最も打ち込んだことは長期インターンシップでの電話営業の経験です。
始めた理由は、社会に出た時の成長スピードをより高めるために汎用的な営業経験と、数字を追う泥くさい経験を得たいと考えたからです。
掲げた目標としては、部署平均40件の月間目標値に対して70件を獲得することです。
目標達成のためには予約取得率を引き上げる必要があると考えたため、徹底した振り返りと改善策の実行を早く回すことに注力しました。
具体的には、業務終わりの15分で失敗要因と成功要因を分析し先輩に壁打ちをさせて頂き、訴求内容や意識する点を更新し次の日に実践することを毎日繰り返しました。また、部署平均の2倍である4000架電を行うなど愚直に目標に向かって取り組みました。
その結果、73件を達成し15人の部署の中で1位の成果を取らせていただく事ができました。
この経験から、何事も泥臭く継続して目標を追いかけることによって達成できることを学びました。
この経験で得た粘り強さと開拓精神を活かし、入社後は御社の新規事業の開拓によるさらなる貴社の競争力の強化に貢献いたします。
例文③ (400字程度)
私が学生時代最も打ち込んだことは、長期インターンでの営業経験の中でテレアポの獲得率を25%引き上げたことです。
始めた動機は、営業というビジネスの基礎を経験することでビジネスコミュニケーションや営業スキルを身に着けたいと考えたからです。
当時の課題は、テレアポでの予約獲得率が目標値50%に対し、当初35%だったことです。
そこで、毎回の失注要因を「何故?なにが?」で3回以上深堀りすることでボトルネックとなっている部分を書き出し、その仮説と改善案を上司に壁打ちし確認しました。そして改善案を精査し実行する、という一連の作業を、3ヶ月間稼働日は毎日繰り返しました。
すぐには結果が出ませんでしたが、諦めずにトライアンドエラーを繰り返すことで徐々に獲得率も向上し数値も安定してきました。
その結果、獲得率は目標値50%に対して、60%を3週間維持することができました。
この経験から、「要因を仮説立て改善し続ける」習慣が身に付きました。
この習慣を活かし、入社後は現状の課題や目標を日常的に模索し打破し続けられる人材として貴社に貢献していきたいです。
例文④ (600字程度)
私が学生時代に力を入れた経験は、長期インターンシップにおいて60面談実施という目標を達成させたことです。
私が参加した長期インターンは新卒の人材支援を行なっている企業で、私はその中で学生に対してアドバイザーとの面談の予約を取るインサイドセールスを担当していました。
昇格の条件に月に60回の面談を実施するというノルマがあり、この60回という数字を目標として掲げて日々努力していました。
初月は20回ほどしか実施できなかったことから、目標達成のためには予約率の低さとキャンセル率の高さが課題であると考えました。
そのために、より学生のニーズに沿った訴求をする必要があると考え、ニーズを引き出すためのヒアリング内容の改善に取り組みました。ヒアリングの改善のために私は主に「質」と「量」の面からアプローチしました。
「質」の面では、学生のタイプや選考フェーズに合わせてヒアリング内容やフレーズを変更することで、さらなる顧客満足度の向上を目指しました。
また、学生により高い必要性を感じさせる訴求をするためには、多くの学生と電話をする中で検証を繰り返すのが効果的だと考えたので、1時間に50架電を目標に毎日400架電を行い「量」の面からもアプローチしました。
その結果、部署内での学生のキャンセル率が平均で約25%である中、私は最も低い10%前後を維持することができ、目標として掲げていた60回の面談を達成することができました。
この経験から、多方向からのアプローチによる問題点の追及と解決方法の模索をおこなう重要性を学びました。
この学びを活かし、入社後は多角的で客観的な視点を持って課題の本質を見抜く人材として、貴社に貢献していきたいです。
まとめ
この記事を要約すると以下の通りになります。
- 営業職の長期インターンでの経験をガクチカに書くと、大きなアピールとなる。
- 企業側がガクチカで見ている3つのポイントを把握してガクチカを書こう。
- 営業経験は定量的な成果が出るからどんな経験よりもガクチカの題材にぴったり!
- ガクチカは、結論→動機→課題→解決方法→結果→学びの6つの構成で書いていく。
この記事では、「営業経験のガクチカの書き方とは?」「印象に残るガクチカを書く方法とは?」このような疑問を感じている学生さんに向けて、ガクチカの書き方の基本やガクチカを6つの構成に分けて書く方法などについて解説していきました。
超頻出質問のガクチカ。ガクチカは学生が平等に与えられるアピールの機会であり、ここで差別化を図ることができれば頭一つ抜けた就活生になれると言えます。そのため、ぜひ今回の記事を参考にしながら他の学生よりも印象に残るガクチカを完成させましょう!
この記事が学生さんの参考になれば幸いです。
長期インターンとは、1ヶ月以上企業で実務を行うインターンを指します。
この長期インターンでは、このようなメリットがあります。
- 学生時に社会人として必要な経験が身につけられる!
- 実際に働いてみて、自分の【やりたいこと】が見つかる!
- 自分の成果が数字として表れるため自己アピールしやすい!
しかし長期インターンに対して悩みを持っている方が多くいるのは確かです。
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