就職活動において、面接は内定を獲得するための最も重要なステップです。
しかし、面接での受け答え以前に、基本的な「マナー」ができていないことで、知らず知らずのうちに評価を下げてしまっている就活生が非常に多いのをご存じでしょうか?
本記事では、対面・オンラインを含めた面接マナーを徹底的に解説し、あなたの就活を成功へと導くためのポイントを網羅しました。
こんな人に読んでほしい
- 面接のマナーに自信がなく、基礎からしっかりと確認しておきたい人
- 第一印象でライバルに差をつけ、選考を有利に進めたいと考えている人
- 対面だけでなく、オンライン面接特有のマナーや注意点も知りたい人
面接で守るべきマナー 【対面・オンライン共通】

面接には、企業に訪問する対面形式と、自宅などから繋ぐオンライン形式の2種類がありますが、どちらにも共通して守るべき「社会人としての基本マナー」が存在します。
これらは単なる形式ではなく、相手への敬意を示すための重要なコミュニケーションツールですので、しっかりと身につけておきましょう。
服装のマナー
面接における服装は、第一印象を決定づける最も重要な要素の一つであり、清潔感が何よりも重視されます。
基本的には自分の体に合ったリクルートスーツを着用し、シワや汚れがない清潔な状態を保つことが求められます。
就活では「おしゃれ」であることよりも、相手に不快感を与えない「身だしなみ」が整っているかが評価の対象となります。
シャツの襟元や袖口の汚れ、スーツの肩に乗ったフケなどは、近距離で話す面接官の目につきやすいポイントです。
また、髪型も清潔感を意識し、前髪が目にかからないようにセットすることで、表情が明るく見え、好印象を与えられます。
言葉遣い・敬語のマナー
正しい言葉遣いは、社会人としての教養を示すバロメーターとなり、面接官はあなたの話し方から知性を判断しています。
基本的には「です・ます」調の丁寧語を使用し、相手を敬う姿勢を言葉の端々で表現しましょう。
普段友人と話すような学生言葉や若者言葉(「ヤバい」「超」「〜っす」など)は、面接の場では厳禁です。
尊敬語、謙譲語、丁寧語の使い分けは難しいですが、まずは相手の話を遮らず、最後まで聞く姿勢を持つことが大切です。
一人称は男女ともに「私(わたし)」で統一するのがビジネスの基本であり、スマートで落ち着いた印象を与えます。
表情・リアクションのマナー
面接中は、常に明るく柔らかな表情を保つことが大切で、笑顔は最強の武器になります。
特に、入室時や挨拶の瞬間に自然な笑顔を見せることで、面接官に安心感と親しみやすさを与えることができます。
緊張していても、口角を少し上げるだけで声のトーンも明るくなり、ポジティブな印象に変わります。
また、面接官が話しているときは、無表情にならず、適度に目線を合わせ、しっかりと相槌を打つことが重要です。
真剣な話の時はキリッとした表情、和やかな話の時は笑顔と、話の内容に合わせて表情を変化させると、コミュニケーション能力が高く見えます。
話を聞く姿勢のマナー
話を聞く際の姿勢は、あなたの誠実さや熱意をアピールするポイントであり、無言のメッセージとなります。
背筋をピンと伸ばし、椅子の背もたれには寄りかからず、浅めに腰掛けるのが基本の姿勢です。
猫背や腕組み、足組みは、相手に対して横柄な態度に見えるため、どのような場面でも絶対に避けてください。
手は膝の上に軽く置き、男性は軽く握りこぶしを作り、女性は手を重ねると美しく見えます。
面接官が話している最中は、よそ見をせず相手の目を見て真剣に聞く姿勢を示し、適度な頷きを入れましょう。
回答する時のマナー
質問に対して回答する際は、「結論ファースト」を心がけることが最も重要で、論理的な思考力をアピールできます。
最初に結論を述べることで、話の軸が明確になり、面接官にとって内容が格段に伝わりやすくなります。
だらだらと長く話すのではなく、要点をまとめて簡潔に伝えることを意識し、会話のキャッチボールを大切にしてください。
また、緊張すると早口になりがちですが、意識してゆっくりと話し、聞き取りやすい声の大きさを保つことも大切です。
もし質問の意図がわからなかった場合は、適当に答えるのではなく、「恐れ入りますが、もう一度お伺いしてもよろしいでしょうか?」と素直に聞き返しましょう。
こうした回答のマナーは、何度も面接練習を繰り返すことで、板についてきます。でも、面接練習を友人に頼むのって少し気がひけますよね。
そんな時におすすめなのが、面接練習AIです。面接練習AIを使えば、気兼ねなく何度でも面接のマナーを練習することができます。
また、企業の公式HPのリンクをコピペするだけでその企業に最適化された面接を受けることができるため、志望企業対策にはもってこいです。
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逆質問時のマナー
面接の最後に「何か質問はありますか?」と聞かれた際は、単なる質問タイムではなく、自己アピールの絶好のチャンスと捉えましょう。
「特にありません」と答えてしまうと、企業への関心が薄い、志望度が低いと判断されてしまう可能性があります。
事前に企業のホームページやニュースを調べ、仕事内容や社風に関する質問を2〜3つ用意しておくのがベストです。
ただし、調べればすぐにわかることや、給与・残業時間・福利厚生ばかりを質問するのは避けたほうが無難です。
「入社後に活躍したい」という意欲を感じさせるような、前向きな質問を心がけてください。
【対面面接】で守るべきマナー

対面面接では、会場に到着してから建物を出るまでの一挙手一投足が見られており、すべての瞬間が選考です。
緊張感を持って行動し、細部まで配慮を行き届かせることが、内定への近道となります。
受付時のマナー
面接会場には、約束の時間の10分前〜15分前には到着し、5分前〜10分前に受付を済ませるのが理想的です。
早すぎると会場の準備ができていない場合があり、逆にギリギリだと慌ただしい印象を与えてしまいます。
受付では、学校名、氏名、用件(〇時の面接)、約束の相手の名前をハキハキと伝えましょう。
冬場などでコートを着ている場合は、建物の入り口前で脱いでから入るのが社会人のマナーです。
脱いだコートは裏返しにしてきれいに畳み、腕にかけて持ち運び、絶対に引きずらないように注意してください。
待機時のマナー
控室での待機中も、すでに選考は始まっているという意識を持ち、気を緩めないようにしてください。
スマートフォンをいじったり、音楽を聴いたり、居眠りをしたりするのは、マナー違反として厳しくチェックされています。
足を広げたり、だらしない姿勢で座ったりせず、背筋を伸ばして静かに待ちましょう。
提出書類の最終確認や、自分がまとめた面接ノートを見直して、心を落ち着かせて過ごすのがおすすめです。
他の就活生がいる場合でも、大声でおしゃべりをするのは他の人の迷惑になるため控えましょう。
入室時のマナー
名前を呼ばれたら、ドアをゆっくりと3回ノックします(2回はトイレの空室確認なので、ビジネスでは3回以上が基本です)。
中から「どうぞ」と声が聞こえたら、「失礼いたします」と元気よく言ってドアを開けます。
入室したら、ドアの方に向き直り、静かにドアを閉める動作を忘れないでください(後ろ手で閉めるのはNGです)。
その後、面接官の方に向き直り、「よろしくお願いいたします」と一礼してから、きびきびと椅子の横に進みます。
「お座りください」と言われたら、着席するようにしましょう。
椅子の横に立ったら、改めて大学名と氏名を名乗り、「本日はお時間をいただきありがとうございます」と挨拶しましょう。
退室時のマナー
面接が終了したら、座ったままで「本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございました」とお礼を述べ、一礼します。
その後、椅子の横に立ち上がり、姿勢を正して再度「ありがとうございました」と深く一礼しましょう。
ドアの前まで歩いたら、面接官の方を振り返り、「失礼いたします」と最後の挨拶をします。
ドアを閉める際も、大きな音を立てないように注意し、最後まで丁寧な動作を心がけてください。
退室した瞬間に気を抜いて、「終わったー!」などと大声を出したり、ため息をついたりしないようにしましょう。
挨拶のマナー
挨拶は、コミュニケーションの基本であり、第一印象を大きく左右する最も重要な要素です。
ボソボソと小さな声で話すのではなく、相手にしっかり届く明るくハキハキとした声を意識しましょう。
相手の目を見て、笑顔で挨拶をすることで、自信と誠実さが伝わり、場の空気が和らぎます。
「おはようございます」「失礼いたします」「ありがとうございます」など、場面に応じた適切な挨拶を使い分けてください。
また、お辞儀をする際は、言葉を言い終わってから頭を下げる「語先後礼(ごせんごれい)」が正式な美しいマナーです。
持ち物の扱い方のマナー (カバン等)
面接室に入室する際、カバンは利き手と反対の手に持ち、ドアの開閉や挨拶の動作をスムーズに行えるようにします。
着席する際は、カバンを椅子の横(基本は利き手側、または入り口から遠い側)の床に置きます。
大切な書類が入っているとしても、机の上や空いている椅子の上にカバンを置くのはマナー違反ですので注意しましょう。
カバンは床に置いても倒れない自立するタイプのものを選ぶと、見栄えが良くスマートです。
コートを持っている場合は、きれいに畳んだ状態でカバンの上に乗せ、崩れないように整えます。
建物を出るまでのマナー
面接が終わって退室した後も、まだ気は抜けず、緊張感を保ち続ける必要があります。
エレベーターホールや廊下、トイレなどで、だらしない態度を取ったり、すぐに友人と電話をして感想を話したりするのは避けましょう。
社員の方は、オフィス内の意外なところで就活生の様子を見ているものです。
建物の外に出るまでは、背筋を伸ばし、携帯電話の使用も控えるのが無難です。
「家に帰るまでが遠足」と同じように、「建物を出て見えなくなるまでが面接」と心得て行動しましょう。
こうした対面面接時のマナーは、表情や声の明るさなど非言語的な要素も評価対象に含まれるため、なかなか現行のAIですべてを対策することは難しいです。そんな時おすすめなのが、ココシロの就活相談です。
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【オンライン面接】で守るべきマナー

近年定着したオンライン面接ですが、対面とは違った特有のマナーや注意点があり、準備不足が命取りになります。
通信環境や画面映り、音声設定など、事前の技術的な準備が合否を分けることも少なくありません。
入室時のマナー
オンライン面接では、開始時間の5分前〜10分前にはログインし、待機室に入っておくのが理想です。
接続トラブルが起きないよう、事前にマイクやカメラのテストを済ませ、通信環境が良い場所を確保しておきましょう。
プロフィール名がニックネームや古い設定になっていないか確認し、必ず本名(フルネーム)に設定しておきます。
入室が許可されたら、まずはカメラに向かって明るく挨拶をし、こちらの音声が届いているか確認します。
「おはようございます。〇〇大学の〇〇です。本日はよろしくお願いいたします。私の声は届いていますでしょうか?」と確認するとスムーズです。
退室時のマナー
面接終了時は、「本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございました」とお礼を述べ、画面に向かって深く一礼します。
オンラインでは、お辞儀をしている間に通信が切れてしまわないよう、一呼吸置いてから退出ボタンを押すのがマナーです。
面接官が退出するのを待つのが丁寧ですが、なかなか切れない場合は「それでは失礼いたします」と言ってから切りましょう。
カメラがオフになるまでは、気を抜かずに笑顔を保つことが大切で、真顔に戻る瞬間を見せないようにします。
ブチっと切るのではなく、余韻を残すような丁寧な動作を心がけ、相手に不快感を与えないようにしましょう。
挨拶のマナー
オンライン面接での挨拶は、カメラ目線を意識することが最も重要で、これができるだけで印象が大きく変わります。
画面上の面接官の顔を見て話すと、カメラの位置関係で相手からは目が伏せがちに見えてしまいます。
挨拶や話すときはカメラのレンズをしっかりと見つめることで、相手と目が合っている感覚(アイコンタクト)を与えられます。
また、通信のラグが生じる可能性があるため、挨拶やお辞儀の動作はゆっくりと行うのがポイントです。
声のトーンも普段より少し高めにし、はっきりと発音することで、マイク越しでも聞き取りやすくなります。
背景・画面映りのマナー
画面に映る背景は、生活感が出ないように配慮が必要です。
基本的には白い壁やカーテンを背景にし、ポスター、洗濯物、散らかった部屋などが映り込まないように整理整頓しましょう。
また、部屋の照明だけでは顔が暗く映ってしまう場合は、デスクライトなどを使って顔を明るく照らしましょう。
逆光にならないように、窓の位置やパソコンの角度を調整し、表情がはっきりと見えるようにすることが大切です。
音声設定のマナー
オンライン面接において、音声トラブルは面接中の対話を妨げるリスクがあります。
周囲の雑音(テレビの音、家族の声、工事音など)が入らない静かな場所を選び、家族がいる場合は面接中であることを伝えておきましょう。
マイク付きの有線イヤホンを使用すると、自分の声をクリアに届けられ、接続も安定するためおすすめです。
PCやスマホの通知音、着信音が鳴らないように、設定をオフにするかマナーモードにしておくことも忘れずに確認します。
万が一音声が途切れてしまった場合は、慌てずにチャット機能などを使って状況を伝え、冷静に対応しましょう。
面接官がよく見ている就活生のマナーとは?

人事担当者は、限られた時間の中で就活生のどこを重視して見ているのでしょうか?
最新の調査データをもとに、面接官の視点を紐解いていきましょう。
- 第一印象が9割以上!
- 清潔感が能力の証明になる
- ヒゲや髪型も重要な評価対象
調査によると、なんと9割以上の人事担当者が「面接時の第一印象は重要」と回答しており、その第一印象が良いと採用プロセスで「有利になる」と答えた人も9割を超えています。
具体的に注目しているポイントとしては、「表情(62.0%)」が最も多く、次いで「身だしなみ(60.1%)」「清潔感(56.7%)」が挙げられています。
つまり、明るい表情と清潔感のある身だしなみを整えるだけで、合格への確率はグッと高まるのです。
また、「清潔感」に注目する理由として、「自己管理能力がある証明になるため(66.7%)」という回答が最多でした。
清潔感がないと、「だらしない」「仕事も雑そう」というネガティブな評価に直結してしまいます。
特に男性の場合、ヒゲの剃り残しなどは「採用する可能性が低い」と判断される大きな要因となるため、細部までのケアが必須です。
【失敗談】筆者が面接のマナー違反で落とされた話

筆者は現在早稲田大学に通う、大学4年生です。
私は、今年26卒で就活を終えたばかりなのですが、一度だけマナー違反が原因で面接に落とされたことがあります。
私はその時大手IT企業の一次面接を受けるところでした。
しかし、私は余裕をもってオンラインの面接会場に待機していました。しかし、急にトイレにいきたくなり、まだ面接開始時間前だから大丈夫だろうと、トイレに立ってしまいました。
しかし、トイレから戻った時すでに面接は始まっていました。
画面には僕のゲーミングチェアが映し出されているだけ。正直最初の時点で、「落ちたな」と思いました。
面接の受け答えはかなりうまく行った方だったので、このマナー違反が致命的だったのだと思います。
みなさんはこんな「トンデモマナー違反」はしないと思いますが、僕の失敗談を反面教師にして、マナー違反で落とされることがないよう気をつけてください笑!
まとめ
面接マナーは、単なる形式ではなく、「相手への配慮」や「仕事への意欲」を表すために重要です。
一つひとつは些細なことかもしれませんが、その積み重ねがあなたの信頼性を高め、内定へと近づけてくれます。
今回紹介したポイントをしっかりと復習し、自信を持って面接に挑んでください。
- 清潔感と明るい表情で第一印象をアップさせる
- 挨拶や言葉遣い、所作は「相手への敬意」を持って丁寧に行う
- 対面もオンラインも、事前の準備とシミュレーションが成功の鍵
面接マナーを一通り身につけたら、次に重要になるのは実践的な受け答えの精度を高めることです。
特に「何を聞かれても即座に言語化する力」や「想定外の質問への対応」は、頭で理解しているだけでは身につきません。
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一人では難しい実践練習も効率よく進められるので、ぜひ活用してみましょう!
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