SPI対策を進める中で、「青本」という言葉を耳にしたことはありませんか?
「難しすぎる」「やる意味あるの?」といった噂も多く、手を出すべきか迷っている人も多いはずです。
この記事では、SPIの青本の特徴や赤本との違い、そして効率的な勉強法について、先輩目線でわかりやすく解説します。
こんな人に読んで欲しい
- 難関企業や大手企業を目指しており、本番で高得点を狙いたい人
- 「赤本」での基礎学習を終えて、さらに実践力をつけたい人
- SPIの推論や応用問題に対して苦手意識を持っている人
SPIの青本ってなに?

SPIの青本とは、ナツメ社から出版されている『史上最強SPI&テストセンター超実戦問題集』のことです。
2027最新版は、Amazonで1,650円で販売されていました。
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多くの就活生が対策本として利用しており、特に実践的な演習を行いたい学生に支持されています。
まずは、この青本がどのような参考書なのか、その特徴を詳しく見ていきましょう。
SPIの青本の特徴
青本の最大の特徴は、なんといってもその「網羅性」と「実践的な難易度」にあります。
実際のテストセンターで出題される範囲を広くカバーしており、本番を想定したトレーニングに最適です。
ここでは、具体的な3つの特徴について深掘りしていきます。
本番レベルの実践問題量が多い
青本は、収録されている問題数が非常に豊富です。
質・量ともに実際のSPI試験に近い形式で構成されているため、圧倒的な演習量を確保できます。
問題を解く数をこなすことで、出題パターンを身体で覚えることができるでしょう。
基礎的な問題集だけでは物足りないと感じる人にとって、このボリュームは大きな武器になります。
応用・推論問題が充実
多くの就活生が苦戦する「推論」や「構造的把握力」といった応用問題が充実しています。
難易度の高い問題に触れておくことで、本番で難しい問題が出ても焦らずに対処できる耐性がつきます。
特に推論問題は、単なる暗記では解けない論理的思考力が試される分野です。
青本でこれらを重点的に鍛えることは、ライバルと差をつける大きなポイントになります。
時間制限への対応練習に適している
SPIは「時間との戦い」と言われるほど、スピーディーな解答が求められる試験です。
青本は問題の難易度が高いため、時間を意識しながら解く練習に非常に適しています。
負荷の高い問題でタイムマネジメントを練習しておけば、本番の問題がスムーズに感じられるはずです。
常にストップウォッチを使って、1問あたりの時間を意識する習慣をつけましょう。
SPIの赤本と青本の違い

「青本」とよく比較されるのが、SPIノートの会の「赤本」です。
赤本の最新版もAmazonで、青本と同様1650円で販売されていたので、価格的な差異はなさそうです。
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どちらも有名な対策本ですが、その性質は大きく異なります。
自分にはどちらが必要なのかを見極めるために、具体的な違いを確認しておきましょう。
| 特徴 | 赤本(SPIノートの会) | 青本(ナツメ社) |
|---|---|---|
| 難易度 | 基礎〜標準 | 標準〜応用 |
| 目的 | 解法理解・基礎固め | 実践演習・高得点狙い |
| 問題量 | 厳選されている | 非常に多い |
| 解説 | 丁寧でわかりやすい | 実戦的でシンプル |
難易度の差
一般的に、赤本よりも青本の方が難易度が高いと言われています。
赤本は基礎を丁寧に解説しているのに対し、青本は応用や発展問題が多く含まれているからです。
まずは赤本で基礎固めを行い、実力がついてから青本に挑戦するのが王道ルートです。
いきなり青本から始めると、難しすぎて挫折してしまう可能性があるので注意してください。
目的の違い
赤本は「解き方を理解する」ための教科書的な役割を果たします。
一方で青本は、「得点力を上げる」ためのドリルや実戦問題集のような位置づけです。
基礎理解には赤本、高得点を狙うための仕上げには青本という使い分けが効果的です。
自分の現在の実力や目指す企業のレベルに合わせて、どちらを優先するか決めましょう。
問題量・演習量の違い
問題の掲載量に関しても、青本の方が圧倒的に多い傾向にあります。
赤本は頻出分野を厳選しているためコンパクトですが、演習不足を感じることもあります。
徹底的に数をこなして不安を解消したいなら、問題量が豊富な青本がおすすめです。
ただし、時間が限られている直前期などは、赤本でポイントを絞って対策する方が効率的かもしれません。
SPIの青本が難しいってほんと?

結論から言うと、青本の内容は確かに難しいです。
多くの先輩たちが、最初に青本を開いたときにその難易度に衝撃を受けています。
しかし、それは決してネガティブなことではありません。
青本が難しいと感じるのは、本番のテストセンターで高得点を取るために必要なレベルが高いからです。
実際の試験では、正答率が上がると出題される問題の難易度も上がる仕組みになっています。
つまり、難しい問題に慣れておくことは、高偏差値を獲得するために避けては通れない道なのです。
「難しいから無理」と諦めるのではなく、「これを解ければ内定に近づく」とポジティブに捉えましょう。
SPIの青本はいらない?

「青本は難しすぎるからいらない」という意見もネット上では散見されます。
確かに、志望する企業のボーダーラインがそこまで高くない場合、赤本だけで十分なこともあります。
しかし、人気企業や大手企業を目指すのであれば、青本は「必須」と言っても過言ではありません。
難関企業ではSPIの足切りラインが高く設定されており、基礎問題だけでは突破できない可能性があるからです。
また、テストセンターでは他の受験生も青本を使って対策してきています。
相対評価で負けないためにも、余裕があれば青本に取り組んでおくのが無難です。
自分の志望企業のレベルを見極め、必要性を判断するようにしてください。
青本を一周するのにかかる時間はどのくらい?

青本は問題数が多いため、一周するだけでもかなりの時間を要します。
個人の基礎学力にもよりますが、一般的には一周するのに30時間〜40時間程度かかると言われています。
1日2時間の勉強時間を確保したとして、約2週間から3週間かかる計算です。
就活解禁直前に始めると間に合わない可能性が高いため、早めのスケジュール管理が重要です。
途中で挫折しないためにも、最初は苦手分野だけに絞って取り組むのも一つの手です。
計画的に進めて、確実に知識を定着させていきましょう。
SPIの青本は何周するのがベスト?
青本をやるなら、最低でも「2周」、理想を言えば「3周」はしたいところです。
1周目は解き方を理解することに精一杯で、知識として定着していないことが多いからです。
2周、3周と繰り返すことで解法パターンが脳に刷り込まれ、瞬時に解答できるようになります。
「何周したか」よりも「どのくらい解けるようになったか」が重要ですが、反復練習は裏切りません。
間違えた問題には付箋を貼り、そこを重点的に復習することで効率よく周回数を重ねられます。
SPIの青本を使った効果的な勉強法
では、青本を効果的に使うにはどうすればよいのでしょうか?
その前に青本はいきなり解き始めるのではなく、自分の実力を把握してから取り組むのが効率的です。
そこでおすすめなのが、「SPI体験模試」を活用して今のレベルを確認することです。
特に、ココシロインターンの「SPI体験模試」なら、スマホを使って「5分・5問」でサクッと力試しができます。
まずはこの模試で苦手分野を特定し、その後に青本で弱点を補強するという流れが最強の時短対策です。
自分の現在地を知ることで、青本のどの部分に時間をかけるべきかが明確になります。
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それでは、具体的な青本の進め方を3つのステップで紹介します。
【1周目】 自分の頭で考える
1周目は、時間を気にせずにじっくりと自分の頭で考えることを重視してください。
解けない問題があってもすぐに答えを見ず、15分程度は粘って思考力を鍛えましょう。
「なぜその答えになるのか」というプロセスを理解することが、応用力をつける第一歩です。
どうしてもわからなければ解説を読み込み、解き方のロジックを完全に納得するまで向き合います。
この段階での丁寧さが、後々のスピードアップに繋がります。
【2周目】3分測って解く
一通り問題を理解したら、2周目は時間を意識し始めましょう。
各問題に対して「3分」という制限時間を設け、タイマーを使って解いてみてください。
時間を区切ることで集中力が高まり、本番に近い緊張感を持って演習ができます。
3分以内に解けなかった問題は、まだ解法が定着していない証拠です。
再度解説に戻り、どこでつまずいたのかを確認して復習しましょう。
【3周目】1分測って解く
仕上げの3周目では、1問「1分」を目指してスピード勝負を行います。
SPI本番では、悠長に考えている時間はほとんどありません。
問題を見た瞬間に解法が浮かび、反射的に手が動くレベルまで仕上げるのが理想です。
このスピード感で正解できるようになれば、本番でも余裕を持って解答できるでしょう。
ここまでやり込めば、自信を持ってテストセンターに向かえるはずです。
SPI青本を使って勉強した先輩の声
SPI青本を使って勉強した早稲田大学のFさんがココシロインターンのために体験談を語ってくれました。

正直、最初は青本を開いた瞬間に絶望しました(笑)。
文字は多いし、問題は難しいし、ページ数も分厚いし…。
『これ本当に全部やるの?』って何度も心が折れそうになりました。
でも、志望していた大手メーカーはSPIのボーダーが高いと聞いていたので、逃げるわけにはいかなかったんです。
最初は1問解くのに20分くらいかかっていましたが、解説を読んで納得する作業を繰り返しました。
特に役立ったのは推論のページで、何度も図を書いて整理する練習をしたのが良かったです。
2周目が終わる頃には、『あ、このパターンね』と気づけるようになりました。
本番のテストセンターでは、青本でやったのと同じような問題が出て、心の中で「よっしゃ」と言いましたよ。
結果的に第一志望の企業から内定をもらえたので、あの時あきらめずに青本をやって本当によかったです。
辛いのは最初だけなので、後輩のみんなも信じてやり抜いてほしいです!
まとめ
SPIの青本は難易度が高いですが、その分だけ確実な実力がつく頼もしい一冊です。
志望企業のレベルや自分の学習状況に合わせて、上手に活用してください。
- 青本は難関企業対策や高得点狙いに必須のツール
- まずは「5分・5問」のSPI模試で実力をチェックしてから始めよう
- 「じっくり→3分→1分」の3ステップ学習でスピードと正確性を磨く
SPI対策は地道な作業ですが、内定への重要なステップです。
もし一人での対策に行き詰まったり、より効率的な就活進めたいと思ったりしたら、プロに相談するのも一つの手です。
ココシロインターンでも無料で就活面談を実施しているので、実践経験を積みながら就活力を上げたい人はぜひ活用してみてくださいね!
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