就活はいつまで続くの?長期化させない方法と一般的な時期を解説!

これから就活をはじめる人や就活を続けている人にとって、気になるのが「就活はいつまで続くのか」という点ですよね。なかなか選考が通過せずに終わりが見えないと感じてしまう人もいるのではないでしょうか。

就活を早く終えたいと思う人もいるかもしれませんが、大切なのは自分が納得して終えられているかということです。状況はさまざまあるかと思いますが、焦らずに自分の将来の選択をしていきましょう。

この記事では、一般的な就活の終了時期や就活が長期化してしまう人の特徴と対処法について解説していきます。自分の納得のいく就活にするために、ぜひチェックしてみてください!

こんな人に読んで欲しい!

  • 現在就活中で、就活がこのままいつまで続くのか不安な方
  • まだ就活をしておらず、いつまで続くものなのかわからない方
  • 就活が長期化しており、早く就活を終わらせたいと考えている方

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就活の終了時期は人によって異なる! だからこそ自分が納得しているかどうかが重要

夏や冬のインターンシップの参加により、特別選考に進めたり、早期から面接をおこなっている業界や企業もあることから、就活の終了時期は人によって異なります。

この記事では、就活の終了時期や全体の流れについて解説します。また、就活が長期化してしまう人の特徴と実施するべきネクストアクションについても解説していきます。

これから就活をはじめる人はもちろんですが、就活中だけど終了できない、就活をいつまで続けるか悩んでいるという人は参考にしてみてくださいね。

就活はいつまで続く?

あらかじめ就活の終了時期を知り、逆算していつまでに何をしないといけないのかを押さえておくと、やるべきことが明確化されて、効率よく就活を進めることができます。

スムーズに就活を進めていくために、一般的な就活の終了時期を押さえておきましょう。

一般的な終了時期は大学4年生の6月〜7月

内閣府が公表しているデータでは、就活の終了時期は5月までに内定を受けた学生が就活生全体の約74%、6月が約91%、7月が約99.8%という結果となっています。そのため、一般的な就活の終了時期は大学4年生の6月から7月頃です。

政府が要請している就活ルールでは、基本的なスケジュールとして、大学3年生の3月から企業による説明会の開始と学生によるエントリーシート(ES)の提出が始まり、6月から面接が開始するという流れになっています。面接は2〜3週間程度で終了し、学生は内定した企業から1社に絞って、内定を承諾します。

参考:内閣府https://www5.cao.go.jp/keizai1/gakuseichosa/pdf/20211125_gaiyou.pdf

一般的な就活スケジュール

一般的に就活で企業と接点を持つ機会は、大学3年生の夏のインターンからスタートします。したがって、就活の動き出しを開始する時期は大学3年の6月です。

インターンは大学3年の2月までおこなっており、この9ヶ月の間でさまざまな業界のインターンに参加したり、自己分析を通して、自分のいきたい業界を絞ります。

ある程度業界を絞ってきた段階で、大学3年生の3月から各企業ごとに会社説明会の応募、いわゆるプレエントリーがスタートします。説明会で企業を絞ったのちに、本エントリーと呼ばれる選考への応募を実施し、大学4年6月から選考がスタートしていきます。

結果は2〜3週間程度で出されるため、大学4年生の7月中に就活が終了する学生が多くいます。

就活の終了時期は開始時期や志望企業によってさまざま

政府主導の就活ルールがあるものの、就活は年々早期化している傾向にあり、企業によっては上記の就活スケジュールよりも前倒して選考などをおこなっている企業もあります。また、2025年卒の学生から採用直結インターンが解禁となりました。

したがって、就活の終了時期はさらに前倒しになっていく可能性があります。就活の終了時期について解説していくので、就活が終わる場合はどんな時なのかを押さえていきましょう。

就活開始時期によって異なる

たとえば、インターンの情報が解禁される大学3年の6月から動き出した場合、上記で解説したスケジュールで進む場合が一般的です。

一方で、大学3年の12月から動き出した場合、スムーズに進めば、大学4年の6月に就活が終了しますが、企業研究や業界研究で時間がかかってしまうと、人によっては後ろ倒しになる可能性があります。

また、企業によっては夏や冬に実施するインターンの優秀な参加者に対して、特別選考ルートを設けているため、早期から動き出し、グループワークなどの対策をしっかりと行えば、就活の終了時期は早まる可能性があります。

このように、就活の終了時期はいつから就活に向けて動き出したかによって異なります。

志望企業によって異なる

企業側としては、より優秀な学生を採用したいという意図があります。したがって、企業によっては就活ルールにおける選考開始前から事実上の選考にあたる活動をおこなっていたり、経団連に加盟していない企業は就活ルールを踏襲せずに採用活動をおこなっているため、就活の早期化が進んでいます。

そのため、それぞれ企業ごとのスケジュールをしっかりと押さえて、就活に臨んでいきましょう。

大手企業

大手企業の多くは経団連に所属していることもあり、就活ルールの遵守が絶対とされています。しかし、より優秀な学生に入社してほしい企業としては、実態としては早期から選考をおこなっている企業も多くあります。

企業によっては、サマーインターンの参加者に対して、特別選考ルートを用意したり、理系の場合は学校推薦を使って、学生の囲い込みをおこなっています。

また、優秀な大学の学生に対しては、エントリーの時点で大学別に選考の案内を用意し、面談と称して、4月から面接を実施する企業もあります。

中小企業

中小企業のインターンは一般的な就活スケジュール通りですが、選考の開始時期は大手と比べると早く大学3年2月〜大学4年4月に「春秋採用」という形で採用をおこなっています。

また、大学4年の7月〜10月に「秋採用」という形で採用をおこなっている企業が多くあります。このように大手企業と選考の時期をずらして実施している企業が多く、チャンスが多いのが特徴です。

外資系企業

外資系企業はインターンを大学3年の12月で打ち切ります。選考自体はインターンと並行しておこなわれており、大学3年の11月から選考を開始し、3月には内定が出揃います。

外資系企業の多くは選考が早いのが特徴です。そのため、大手企業を受ける学生が度胸試しとして、選考に参加する場合があります。

例年、選考に参加するのは優秀な学生が多く、大学3年になったらすぐに就活を始めるなど、早期から準備していく必要があります。

ベンチャー企業

ベンチャー企業は、自由な社風や革新的なサービスを提供していることから、学生にも人気ですが、大手企業と比較すると選ばれにくいため、早期から選考を開始して、優秀な学生を確保する傾向にあります。

したがって、外資系企業と同様に10月から選考を開始する企業も多く、早期からの動き出しは必須す。また、通年採用を取り入れている会社も多く存在します。

そのため、大学4年生の3月まで採用活動をおこなっている企業もあり、中小企業同様にチャンスが多くあることが特徴です。

 就活が長期化する2つの理由

就活は6月〜7月に終了する学生が多いと解説しました。最近では通年採用を実施している企業も多く、企業によって採用活動が終わるタイミングは異なりますが、10月の内定式までに就活は終わらせたいという人も多いのではないでしょうか。

ですが、就活をうまく進められず長期化してしまうパターンは大きく2パターン存在します。

パターン①内定がない…就活をいつまでも終えられない理由

内定をもらえずに焦っている人も多くいるかと思いますが、内定を取れない理由はいくつか考えられます。内定がない人はぜひ自分が該当している部分があるかを確認して、要因を特定していきましょう。

選考に応募している数が少ない

条件の良い企業や人気と呼ばれる企業は、選考倍率が高く、倍率100倍以上の企業も多数存在します。これは、1つの枠に対して、100人で競うといったことになります。

したがって、闇雲にエントリーしたら内定が取れるわけではありませんが、応募している企業が少ないと内定を得られる確率は低くなってしまう可能性があります。

就活の選考において何社受けるのが一般的なのかが知りたい方は、この記事をチェックしてみてください!

自分に合った企業を受けていない

採用活動をおこなう企業にとって、入社後の早期離職は大きなリスクとなります。いくら優秀な学生であっても、自社とのミスマッチを感じれば採用に踏み切れません。つまり、自分に合わない企業をいくら受けても内定にはつながらないのです。

たとえば、チームで団結してプロジェクトに取り組む社風の会社で、個人での活動の話ばかりしてしまうと、「社風とマッチしていない」「入社後に業務を円滑に進められなさそう」といった印象を与えてしまいます。

社風や実際の業務内容は、採用サイトやインターンなどで知ることができます。それ以外では、「働いている人の特徴は何ですか?」といった質問をOB・OG訪問やキャリア面談で実施してみるのもおすすめです。

やりたいことが明確になっていない

自分が働くことで何を実現していきたいかは、多くの面接で聞かれます。この質問でしっかりと答えられなかったり、見つけられていないといった学生は多くいます。

企業側は入社後のミスマッチを防ぐために、「やりたいこと」の質問を通して、「学生の将来像と企業が合致しているか」や「企業理解ができているか」「やりたいことを主張できるか」という部分をみています。

やりたいことを明確にせずやみくもに企業を受けるだけでは、あなたの活躍イメージを企業側に伝えることができず、結果的にどの企業の内定も得られない事態に陥ってしまいます。

入社後にやりたいことが見つかっていない方は、この記事をご覧ください!

パターン②内定はあるけど決めきれない……就活をいつまで続けるか悩んでしまう理由

内定がないため、就活が長期化してしまう一方で、「内定はあるけど納得できない」といった人もいるかと思います。

前述したように就活は内定がゴールではなく、入社する会社を納得して決められているかが重要です。納得感を高めていくために悩んでしまうのも無理はありません。

納得感がない時の理由とその対処法について解説していくので、悩まないために実施するべきことを押さえていきましょう。

行きたいと思っていた会社の内定が取れなかった

何社か内定をもらったとしても、結局入社できるのは1社です。そのため、おのずと1番行きたい会社というのが生まれます。そうでなくとも、第一志望群と呼ばれる企業はいくつか生まれてくるでしょう。

就活を進めていく中でこのような「行きたいと思っている会社」の内定が取れず、ほかの会社の内定はあるけど、就活を続けるか悩んでしまうことがあるかもしれません。

そんな時は自分自身の就活軸に内定先が当てはまっているかどうかを確認しましょう。当てはまっている場合は入社しても問題ないと思いますが、当てはまっていない場合はうまくいかないことは目に見えているため、行きたくないと思うのは当然です。

就活を続けていくか、就活浪人や進学などをして、次年度以降に再トライするのもありですし、入社後にスキルを身につけて転職することも選択肢です。

内定を取ることに躍起になってしまっていた

「この会社に入社したらすごい」と言われる有名企業を目指している人も多いのではないでしょうか。内定を得ることで両親や親戚、周りの友人から褒められたり、一目置かれるといったこともあるでしょう。

ですが、内定がゴールになってしまうと、内定後や入社後に納得感を得られないものです。そのため、就活を終えていいのか悩んでしまいます。

内定を取ることがゴールになってしまった人は改めて「自分がその会社で何をしたいのか」を考えてみましょう。自分が考えているキャリアを歩んでいけそうにない人は、必要なスキルを得てから転職するのもありですし、まだ間に合うのであれば、就活をやり直してみても良いかもしれません。

判断材料が揃っていない

就活を続けるか悩んでしまう人の多くは、自分が企業に求める条件が揃えられていない可能性があります。

そのため、まずは企業を改めてリサーチして、仕事内容や給与、会社の社風など、働くうえで重要視する条件をいくつか挙げ、優先順位をつけてみると、自ずと企業が絞られてきます。

一方で、1つもマッチしなかったり、マッチしているものの納得感がない場合は、自分の就活の軸を振り返ってみましょう。就活の軸は、同業界など似た会社に内定をもらった際に何を優先するか優劣をつける手段となります。

また、似た会社に内定をもらった場合は、それぞれの企業の長所と短所を洗い出してみて考えることも効果的ですよ。

就活を終わらせるために実施するべき3つの対策

内定がない人や内定があるが就活をやり直したい人など、就活が長期化してしまっている場合は改めて動き出していく必要があります。

では、具体的にどのようなアクションをしていけば良いのでしょうか。ここでは、就活を終わらせるために実施するべきネクストアクションについて解説していきます。

いつまで続けるか期限を設ける

就活が長期化してしまっている人は、就活を終わらせる期限を設けて逆算して考えましょう。期限の決め方としては、「いつまでに終わらせたいか」「希望の業界や企業がいつまで募集をおこなっているか」を基準に判断してください。

逆算をすることで、終了までのプロセスやスケジュール、自分に何が足りていないのかを明確にすることができます。

スケジュール管理は手帳などでも良いですが、最近ではアプリでスケジュールを管理できるので、次で紹介するものを参考に活用してみても良いでしょう。

通年採用している企業を探す

冒頭で解説したように、大手企業や外資系企業は大学4年の6月までに採用を締め切ってしまう企業がほとんどです。

一方で、秋卒業となる場合がある国外留学に行っていた人や海外の大学を卒業している人などを考慮して、1年を通じて採用を行っている企業も増えてきています。

したがって、就活が長期化してしまっている人でもチャンスは大いにあります。

就職エージェントを利用する

自分で企業を探すとどうしても時間がかかったり、就活の見直しを自分でしてきたものの、少し不安があるといったことがあるかと思います。一方で、就活を早く終わらせるためには効率よく進めていく必要があります。

就職エージェントでは面接やESの対策はもちろんのこと、趣向性にあった企業の紹介をおこなっています。企業探しに苦戦している人や就活でつまづいたポイントがわからないという人におすすめですよ。

就活が長期化してしまっている人のみならず、大学1年生から利用できるので就活をひとりで進めていくことに不安を抱えている人にもおすすめです。

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まとめ

最後まで読んでいただきありがとうございます。この記事の内容をまとめると次のようになります。

この記事のまとめ
  • 就活の一般的な終了時期は大学4年生の6月〜7月
  • 就活の終了時期は開始時期や志望企業によってさまざま
  • 就活に不安がある方は、就活エージェントに相談しましょう

就活の動き出しを開始する時期は、大学3年の6月頃、就活生が終わるのは、大学4年生の7月頃が一般的といえます。しかし、業界によって選考の時期は様々なので、「いつまでに就活を終わらせるべき」という明確な決まりはありません。周囲と自分を比較しすぎず、納得のいく就職活動にしましょう。

この記事が少しでも皆さんのお役に立てば幸いです。

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