就活の選考を進めていると、Webテストを受ける必要があります。Webテストにはさまざまな種類がありますが、その一つに玉手箱があります。
WebテストというとSPIが主流ですが、そのSPIに次いで実施企業が多いのが玉手箱です。しかし、玉手箱がどういったものなのかについてあまり知らない方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、就活における玉手箱について解説していきます。「玉手箱ってどういった問題が出るの?」「玉手箱って他のWebテストと何が違うの?」という悩みを持った方はぜひ参考にしてみてください。
このような人に読んでほしい
- 玉手箱の受験を控えている方
- 玉手箱とは何か知りたい方
- 玉手箱の攻略方法を知りたい方
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就活における玉手箱とは
就活における玉手箱とは、企業が応募者の能力を評価するWebテストの1つです。自宅受験型のWebテストでトップシェアを誇り、SPIに次いで有名な適性検査となっています。
玉手箱は、日本エス・エイチ・エル(SHL社)が提供しており、計数、言語、英語、性格テストの4つの分野で構成されています。
玉手箱では、正確性とスピードの両方を測ることができるため、その能力が仕事で必要な金融やコンサル業界で頻出しているようです。
次の記事では、就活のWebテストについて詳しく解説しています。玉手箱以外のWebテストについても詳しく知りたいという方は、ぜひ参考にしてみてください。
玉手箱の受験方式
玉手箱には、オンラインで在宅受験するWEB型と、テストセンターで受験するテストセンター型の2種類が存在します。どちらの受験方式かは、応募した企業から指示があるので、その指示に従いましょう。
また、WEB受験とテストセンターでの受験では、注意する点が異なります。以下の内容を事前に確認しておき、どちらの受験方式でも対応できるようにしておきましょう。
WEB型
一般的に多くの企業がWEB型を選択しています。WEB型の場合、応募した企業から案内メールにURLが届くので、自宅のパソコンから受験します。
WEB型の玉手箱は、応募した企業から期日を指定されるので、その期間内であればいつでも受験することができます。
ただし期日ギリギリに受験しようとすると、ネットワークのトラブルなどが起こり、期日を過ぎてしまう可能性があるので余裕をもって受験することをおすすめします。
WEB型の玉手箱は、電卓を使うことができるので、計算問題を解く際には活用しましょう。
テストセンター型
テストセンターで受験する玉手箱の方式をC-GABと呼びます。C-GABは基本的に出題内容が玉手箱と同じものなので、玉手箱の対策をしていれば問題ありません。
C-GABは、WEB型とは異なり受験する際に自分で予約する必要があります。また予約時に性格テストを受け、テストセンターのパソコンで残りの能力テスト(計数、言語、英語)を受験します。
さらにC-GABでは、テストセンターに持ち込めないものがあります。以下にテストセンターに持ち込めないものをまとめたので、確認しておきましょう。
- 筆記用具
- 電卓
- 電子辞書
- 携帯電話
- 時計
- ノート
玉手箱の特徴
玉手箱の特徴としては、どのようなものがあるのでしょうか。ここからは、玉手箱の特徴について解説していきます。玉手箱の特徴を知って、対策をしっかり立てられるようにしましょう。
問題を解く時間が短い
玉手箱の特徴の1つ目は、問題を解く時間が短いという点です。
例えば、玉手箱の言語問題の論理的読解では、15分で32問、計数の四則演算では、9分で50問処理しなければなりません。問題の難易度は比較的簡単なため、いかに問題を素早く正確に回答するかが鍵となっているでしょう。
問題形式1種類につき複数問出題される
玉手箱の特徴の2つ目は、問題形式1種類につき複数問出題される点です。玉手箱はSPIと違い、様々な問題形式がランダムに出ることはありません。つまり、問題のパターンをある程度掴むことができれば、残りの問題は同様のパターンで回答することができるでしょう。
問題のパターンですが、言語が3種類、計数が3種類、英語が2種類の合計8種類あります。問題のパターンはあまり多くはないため、玉手箱の問題パターンに慣れると案外楽に解答することも可能になります。
難易度の違いはありますが、繰り返し練習をすることで高得点を取れるので、しっかり対策をしましょう。
次に進むと前の画面に戻れない
玉手箱の特徴の3つ目は、次に進むと前の画面に戻れない点です。
玉手箱は一度解いた問題に戻ることはできません。限られた時間の中で問題を解かなければなりません。
一度解いた問題に戻れないと慎重に回答してしまう方も中に入るかと思います。しかし、玉手箱は誤答率を評価せず、正答数で評価されるため、問題がわからない場合は次の問題にすぐ進むことが大切です。
前の問題を引きずることなく切り替えて次の問題を解きましょう。
玉手箱の分野別攻略方法
ここからは、玉手箱をどのように攻略すれば良いのか分野別に解説していきます。玉手箱の問題をどのように解けば良いのか知りたい方はぜひ参考にしてみてください。
言語問題
玉手箱の言語問題の基本的な攻略方法は、設問を先に読み、長文は必要な箇所だけ流し読みすることが挙げられます。なぜなら、玉手箱の言語問題では、短時間で多くの問題を解く必要があるからです。
また玉手箱の言語問題は、GAB形式やIMAGES形式、論旨把握の3種類に分類することができます。それぞれ問題形式の特徴を見ていきましょう。
GAB形式
GAB形式の言語問題は、長文を読んで設問に解答する形式の問題で、論理的読解力が必要になります。8つの長文があり、長文1つにつき、4問が出題されます。つまり計32問出題され、15分で解かなければなりません。
企業によっては、25分で13個の長文が出題される場合もあります。長文は1つあたり600字程度となっています。
IMAGES形式
IMAGES形式の言語問題は、GAB形式の言語問題に比べて短い時間で問題を解く必要があります。GAB形式と同じく8つの長文があり、長文1つにつき、4問が出題されますが、10分しか解答時間がありません。
テーマは就職に関するものがほとんどで、長文1つあたり400〜600字程となっています。
論旨把握
論旨把握は、筆者の考えに最も近いものを4つの選択肢から選ぶ形式の問題です。
1000文字程度の文章を読み、12分の間に10問解かなければなりません。つまり1問につき、1分以内に解かなければならないため、時間的にかなり厳しい問題です。
しかし、筆者の考えに最も近いものを選択する形式のため、中学校や高校の国語のテストに近いです。筆者の主張を見落とさないように気をつけましょう。
計数理解問題
玉手箱の計数理解問題の攻略方法は、問題になれること、分からない問題は飛ばすこと、電卓を使いこなすことです。
玉手箱では、正答率を評価せず、正答数で評価されるため、分からない問題は「正解の可能性が高い選択肢を選び、次の問題に進む」ことがとても大切です。
また、電卓は前述したようにテストセンターで受験する場合には使用することができませんが、WEB型であれば使用できるので電卓を使用して効率よく計算しましょう。
計数理解問題は、四則逆算と図表の読み取り、表の空欄の推測の3種類に分類することができます。それぞれ問題形式の特徴を見ていきましょう。
四則逆算
四則逆算は、空欄箇所に適切な数字を入れて方程式を完成させる問題です。50問出題され、9分で解く必要があります。
計算が苦手な方は、電卓をうまく使いこなして「早く・正確に」問題を解けるようにしましょう。
図表の読み取り
図表の読み取りは、図表を読み取って設問に答える形式の問題です。15分で29問出題されるため、いかに早く図表から法則を理解したり計算したり出来るかが鍵となっています。
人口の推移や人口割合の図表が出されることが多く、どの数字を見て計算をすればよいのか瞬時に判断できるようにしましょう。
表の空欄の推測
表の空欄の推測は、表の一部が「?」で示されていて、表の他の数値から法則性を読み取り、類推する問題です。
20分で20問出題されることが多く、一部の企業では35分で35問出題されることもあるようです。
問題の形式に慣れていないと1問解くのに時間がかかってしまうので、玉手箱を解く前にあらかじめ練習しておきましょう。
英語
英語は、言語問題の英語版だと考えると分かりやすいです。そのため、設問を先に読むことや、長文を全て読まないことが玉手箱の英語を攻略する鍵といえるでしょう。
玉手箱の英語は、長文読解と論理的読解の2種類に分類することができます。それぞれ問題形式の特徴を見ていきましょう。
長文読解
英語の長文読解は、1つの長文につき3つの設問があり、5つの選択肢から適切なものを選択する形式です。8つの長文を10分で解く必要があります。そのため、短時間で長文の内容を理解し、ただしく設問に答える力が必要になります。
長文の内容は、自然や文化、社会、環境などさまざまなジャンルから出題されるようです。
論理的読解
英語の論理的読解は、A、B、Cの3つの選択肢が与えられているため、その中から長文の設問に適切なものを選択する形式です。
問題数や解答時間は長文読解と同じく、8つの長文を10分で解く必要があります。長文の内容も自然や文化、社会、環境などさまざまなジャンルから出題されるようです。
英語のレベル的には、ハイレベルな英語力を求められているわけではなく、中学生や高校生レベルの英語力があれば問題ないと言われています。
しかし中学校や高校の英語のテストと少し形式が違うので、ある程度問題の形式に慣れておく必要があるでしょう。
性格適性検査
性格適性検査の攻略方法は、回答に一貫性を保つことです。性格適性検査は、応募者の性格や思考が、企業の雰囲気や職種とマッチしているかどうかを判断する目的で利用されます。
そのため、質問の項目数や内容は企業によって異なりますが、200問近く出題されることが多いです。
また性格適性検査は特に勉強をすることはありませんが、自分の回答に一貫性がなかったり噓をついたりしてしまうと結果に整合性がなくなってしまうので気をつけましょう。
性格診断ではあまりじっくり考えることなく、直感でテンポよく答えていくことが正しい結果を出すための鍵となります。
次の記事では、性格適性検査について詳しく解説しています。性格適性検査を突破して、面接など選考フェーズを進めたい方はぜひ参考にしてみてください。
玉手箱のおすすめ対策方法
ここからは、玉手箱を対策するにあたり、おすすめの対策方法について解説していきます。玉手箱の対策をどのように行ったら良いか不安な方はぜひ参考にしてみてください。
問題集を解く
玉手箱で高得点を取るためには、玉手箱の問題傾向を知る必要があります。そのため、問題集を購入して玉手箱の問題形式に慣れることをおすすめします。
インターネットや書店で玉手箱の問題集が売られていますので、購入し1冊を完璧に解けるようにするとよいでしょう。
また、ただ問題を解くのではなく、どのように思考し計算をすると効率よく問題を解けるのか自分なりにやりやすい方法を見つけると問題を解くスピードがとても早くなるのでおすすめです。
WEBサイトで模擬試験を受ける
無料で模擬試験を受けられるWEBサイトもあるため、試してみるのも良いでしょう。
模擬試験を受けることで、自分の得意分野や苦手分野、時間配分を理解することが出来ます。特に時間配分のところは、問題集を解くときよりも通しで受験できるのでより効果的です。
また、問題集を解くときと違い、パソコンで問題を解けるので本番と同じような環境での感じで練習でき、とてもおすすめです。
次の記事では、Web適性検査の対策や練習方法について詳しく解説しています。Webテストの対策で不安な方はぜひ参考にしてみてください。
まとめ
この記事を要約すると以下の通りになります。
- 玉手箱は言語問題や計数理解問題、英語、性格適性検査が出題される!
- 玉手箱は短い時間で多くの問題を解く必要がある!
- 玉手箱はしっかり対策をすることで高得点をとれる!
今回の記事では、就活における玉手箱について解説してきました。
ここまで解説してきたように、玉手箱は問題数に対して解答時間がとても短いです。そのため、問題を素早く正確に解く力が求められます。しっかりと対策をしておけば、玉手箱で良い結果を出すことも可能です。
分野ごとの特徴やおすすめの対策方法について解説してきたので、入念に準備をして、後悔の無い結果を出しましょう!
この記事があなたの助けになれば幸いです。
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しかし長期インターンに対して悩みを持っている方が多くいるのは確かです。
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