就職活動が進むにつれ、周りの友人が次々と内定を獲得する中、自分だけが「NNT(無い内定)」の状態に陥ってしまうことに不安を感じている人も多いのではないでしょうか?
ですが、どうしたらNNTから抜け出せるのか分からないですよね。
また、今はNNTでなくとも、就活をするにあたって自分がNNTになるのではないかと不安を抱いている人もいるかもしれません。
本記事ではNNTになりがちな人の特徴とその回避方法、今NNTでも落ち込む必要がない理由ついて紹介していきます!
こんな人に読んでほしい
- NNTという言葉を聞いたことがある
- まだ内定がなくて焦っている
- なぜ自分は内定が取れないのか分からない
- NNTを回避する方法を知りたい
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長期インターンとは、1ヶ月以上企業で実務を行うインターンを指します。
この長期インターンでは、このようなメリットがあります。
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しかし長期インターンに対して悩みを持っている方が多くいるのは確かです。
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「NNT」とは?
NNTというワードを聞いたことがある就活生も多いのではないでしょうか。ですが、NNTの意味を知らない方もいるかもしれません。NNTの意味を解説していきます!
「無い内定」の略称
「NNT」とは、どの企業からも内定や内々定をもらえていない状態を表す就活用語です。「内々定」にかけて「無い内定」の頭文字を取り造られた、自虐的な意味も込められた造語です。「NNT」の状態に陥ると、焦りやプレッシャーから就職活動がさらに難航することがあります。
そのため、NNTにならないように、しっかりとした準備を事前に整えておくことが重要です。
「ANT」の対義語
「NNT」の対義語として「ANT( ある内定)」という語も存在し、既に一社以上の内定を持っている状態を意味します。
内定がまだ無い「NNT」とは反対に、「ANT」はポジティブな意味を持ちます。
「NNT」の人の割合は?
実際「NNT」の人の割合はどれくらいなのでしょうか。
厚生労働省の「令和6年3月大学等卒業予定者の就職内定状況(12月1日現在)を公表します」によると、大学生の就職内定率は86%でした。
つまり、大学4年生の12月時点で、14%の大学生がNNTの状況であることが分かります。
しかし、23卒の場合、卒業年度の12月1日時点で内定率は84.4%でしたが、2月1日時点で90.9%、さらに4月1日時点では97.3%と、卒業が近づくにつれて内定獲得率は上がっているのです。
冬季選考を行っている企業も沢山存在するため、引き続き就職活動を続けて内定獲得を目指しましょう。
「NNT」になる人の特徴は?
「NNT」になる原因は一概に言えませんが、いくつかの共通点が見られることがあります。ここからはNNTになる原因を解説していきます!自分に当てはまる点が無いかチェックしてみてくださいね。
ガクチカや強みをアピール出来ていない
ガクチカは、長期留学や部活動での優勝経験など、何も華々しいものである必要はありません。
大学での経験だけでなく中高時代の経験も振り返り、「自分は何を頑張ってきたのか」、「志望企業はどのような人材を求めているのか」考えてみましょう。その際、自身の考えや課題解決プロセスをしっかりとアピールできるよう、以下の3点を意識してみてください。
- なぜその経験をしようと思ったのか
- どのような課題があり、それをどのように解決したのか
- その経験から何を学んだのか
これらを意識してガクチカを構成することで、志望企業に自分がどんな人間かアピールすることが出来ます。
エントリー企業の選定が適切でない
倍率の高い大企業にばかりエントリーしたりしていませんか?
有名企業だからと言って、自分の理想の働き方ができるとは限りません。
早い段階で責任を持った仕事に取り組める中小企業も視野に入れることで、さらに自分のキャリアチャンスを広げ、成長の可能性を広げられる場合もあります。
このように、バランス感覚を持ってエントリー企業を選ぶことが重要なのです。
就活の意欲がない
そもそも就活・就職をしたくない人もいると思います。たしかに就活は自分の思った通りにうまくいくことばかりではないですし、学業との両立などもしなくてはなりません。辛い気持ちになることもあるかもしれませんし、就活に意欲が湧かないのも決して珍しいことではありません。その場合、まず就職活動や働くことのメリットを考え、自分にとっての就活をする意義や目的をはっきりさせることが大切です。メリットを理解し、目標を設定することで、より前向きに就職活動に取り組むことができるでしょう。
自信がない
自分から積極的にアピールすることが苦手だと、面接などでうまく自分の良さを伝えられない可能性があります。自信がないまま面接に臨むと、優れたガクチカや良い志望動機を持っていても、面接官に過小評価されてしまうかもしれません。大切なのは、自信がない自分を責めるのではなく、改善できる点を見つけて、積極的に行動することです。
「NNT」を回避するには?
ここまでで、「もしかしたら自分がNNTになるかもしれない。」「自分に当てはまるところがあった…」など感じた方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、NNTになることはできるだけ避けたいですよね。
NNTを回避するために、過去の選考を振り返り、どこで、なぜ通過できなかったのか考えてみましょう。
ガクチカをつくる
NNTを回避するためにすべきこと1つ目はガクチカをつくることです。
「自分の強みなんてない」そう思っていませんか? 大学時代をなんとなく過ごしてしまった方もいるかもしれません。でも、ご安心ください。誰だって、必ず自分の強みを持っています。 ただ、まだそれに気づいていないだけなのかもしれません。
長期インターンは、そんなあなたの潜在能力を引き出す、最高の舞台です。 具体的な目標に向かって仕事に取り組む中で、あなたはきっと、自分でも気づかなかったような「できること」や「好きなこと」を発見できるはずです。
例えば、プレゼン資料を作成する中で、デザインセンスに長けていることに気づくかもしれません。あるいは、チームで目標達成に向けて協力する中で、リーダーシップを発揮できることを実感こともあるでしょう。
これらの経験は、ただの「経験」ではなく、あなただけの「ストーリー」になります。そして、そのストーリーは、就職活動であなたを輝かせる、かけがえのない財産となるでしょう。
「強みがない」と悩んでいる今だからこそ、長期インターンに挑戦してみませんか?
長期インターンでは、実際の仕事を通じて実践的なスキルを身につけ、自分の強みや成長を具体的に語れる経験を得る絶好の機会です。特に就活で重要視される「主体性」や「問題解決力」を養うことができ、さらに成果が数字として目に見えるため、成果と向き合って、目標達成に向けて必死に努力できる環境であると言えます。
しかし、長期インターンの合格率は約5〜10%と言われています。「ココシロインターン」では、キャリアアドバイザーがあなた専属のサポートチームとなり、企業紹介から面接対策まで、きめ細やかなサポートを提供します。さらに、業界研究や自己分析のサポートも充実しており、あなただけのキャリアプランを一緒に考えます。
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自己分析をしっかりと行う
NNTを回避するためにすべきこと2つ目は自己分析を行うことです。入念に自己分析することで自分の強み、弱みや価値観を把握して言語化することが出来ます。徹底的に自己分析を行うことで、自身のアピールポイントや強みが見つかり、自分の価値観に合った企業にも出会えるでしょう。
業界・企業分析をしっかりと行う
NNTを回避するためにすべきこと3つ目は業界・企業分析をしっかりと行うことです。業界や企業の研究が不足していると、自分に適した企業かどうかを判断するのが難しくなります。さらに、企業が求める人物像を理解できないままでは、面接で効果的に自分をアピールできず、選考で失敗するリスクも高まります。企業のホームページや書籍に加え、会社説明会やOB・OG訪問などを通じて積極的に情報を集め、しっかりと業界・企業研究を進めましょう。
ES(エントリーシート)や履歴書を見直す
NNTを回避するためにすべきこと4つ目はESや履歴書を見直すことです。部活の大会で優勝した経験や、長期留学をした経験など、華々しいエピソードである必要はありません。
実績だけでなく、以下の3つのポイントを意識し、自身の考えや価値観をしっかりとアピールしましょう。
・なぜ行おうと思ったのか
・具体的に何をしたのか
・その経験から何を学んだのか
この3点を意識して、もう一度ガクチカやESを練ってみましょう!
適性検査の対策をしっかりと行う
いくら時間をかけて良い内容のESを書いたとしても、適正検査の結果が悪くてはその先の選考に進めません。
特に文系学生は非言語問題が苦手な方も多いと思いますが、苦手な人が多いからこそ、ここで残り、二次選考に進めるかどうかが大きな分かれ目になります。
まとまった時間を確保し、正答率8割以上を目指しましょう。練習として、志望企業以外の適性検査も受けてみるのもおすすめです!
面接対策をしっかりと行う
面接は選考の中で特に重要なステージであるため、自分の回答を振り返り、十分に対策をする必要があります。
具体的には、次の点を確認してみましょう。志望動機や自己PRがうまく伝わらなかった場合には、自己分析を見直すことがおすすめです。また、企業について十分に理解していなかったために適切に答えられなかった場合は、企業分析を再度行うことが必要です。
頻出の質問は全てスラスラ答えられるよう練習を重ね、話が長すぎたり、聞かれていないことまで話しすぎないように気を付けましょう。また、どの質問にも自信を持って答えられるように、繰り返し練習を重ねることも欠かせません。
「NNT」のまま卒業したらどうなる?
どんなにがんばってもNNTのまま卒業してしまうこともあるかもしれません。NNTのまま卒業したらどうなるのでしょうか。
就職浪人する
NNTのまま卒業したら就職浪人をすることが選択肢の1つとしてあります。就職浪人とは、大学等を卒業後、就活を継続することを指します。ただし、”どこにも所属していない”という孤独感を感じやすくなるかもしれません。
留年する
NNTのまま卒業することになったら留年するという選択肢もあります。ここでの留年はただ単位が足りずなどという留年ではなく、卒業単位が足りていても、わざと留年することを指します。ただし、卒業が伸びる分、学費等も増えることになります。
「NNT」の状態でも落ち込まないコツ
NNTになってしまったら不安を感じ、落ち込んでしまうと思います。ですが、落ち込んでいてばかりでは内定をもらうことは出来ません。NNTの状態でも落ち込まないコツをお教えします。
選考結果を気にしすぎない
NNTの状態でも落ち込まないためには、選考結果を気にしすぎないことが大切です。
もちろん選考を受け、改善点を見つけ、次の就活に活かすことは重要です。ですが、気にしてばかりいて自信がなくなってしまっては本末転倒です。改善できない部分については考えすぎず、改善できる部分にだけ集中しましょう。
小さな成功体験を積み重ねる
NNTの状態でも落ち込まないためにおすすめなのが小さな成功体験を積み重ねることです。NNTの状態の時には、成功ではなく失敗した体験ばかりが自分の印象に残ってネガティブな気持ちになってしまっているかもしれません。
例えば、前回の選考よりもESを書く時間が短くなったり、面接で少しでも自分の意見を上手く伝えられたと感じたら、自分の成長として認識しましょう。
小さな成功を積み重ねることが自信につながり、面接やGDでも堂々と話すことが出来るでしょう。
自分のルーティンを作って生活する
NNTの状態でも落ち込まないために自分のルーティーンを作って生活することもおすすめです。
深夜までESを書いていたりしないでしょか?生活習慣が乱れると、ネガティブ思考になりがち
です。負のループにならないよう、規則正しい生活を行うことも大切です。
まとめ
この記事を要約すると次のようになります。
- 卒業が近づくにつれて内定獲得率は上がっているため、今NNTでも焦る必要はない。
- NNTになる人の特徴は、ガクチカや強みがアピール出来ていない・企業の選定が適切でない・自信がない。
- NNTを回避するには、自己分析・企業分析・適性検査・面接など、どこに課題があるかを明らかにすることが重要。
- NNTでも落ち込む必要はない。小さな成功を積み重ねたり、ルーティン通りの生活をすることが自信に繋がる。
この記事では、NNTになる人の特徴やNNTにならないコツについて説明してきました。
この記事があなたの手助けになれば幸いです。
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