【SPI対策】「語句の用法」は”言い換え”がカギ!解き方のコツを徹底解説!

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SPIの言語問題に登場する「語句の用法」、意外とどう対策すればいいか悩みませんか?

同じ言葉でも文脈によって意味が変わるので、なんとなくで選んで間違えてしまうことも多いですよね。

この記事では、そんな「語句の用法」を攻略するためのコツと、具体的な対策法をわかりやすく解説していきます。

この記事を読めば、苦手意識を克服して得点源に変えることができますよ。

こんな人に読んでほしい

  • SPIの言語問題で点数が伸び悩んでいる人
  • 語彙力や読解力にあまり自信がない人
  • 効率よくSPI対策を進めたいと考えている人

SPI「語句の用法」の基本

Basic

まずは、「語句の用法」がどんな問題なのか、基本情報から確認していきましょう。

敵を知ることで、対策の第一歩を踏み出せます。

SPI「語句の用法」とは?

「語句の用法」とは、提示された例文の下線部と同じ意味・用法で使われているものを、選択肢の中から選ぶ問題です。

日本語の微妙なニュアンスを正しく理解できているかが問われます。次の例題を見てみましょう。

【問題】次の下線部の語と最も意味・用法が近いものを、下の選択肢から一つ選びなさい。

そんな甘い考えでは、この競争社会で生き残れないぞ。

(1)今回の失敗について、彼の自己評価は少し甘いのではないか。
(2)久しぶりに食べたこのケーキは、驚くほど甘い
(3)彼は部下には厳しいが、自分の娘にだけはとても甘い
(4)彼は甘い言葉で彼女を誘い、デートの約束を取り付けた。

例文の「甘い考え」とは、「物事の見通しが楽観的すぎる」という意味です。

選択肢1の「自己評価が甘い」も、同じく「評価が楽観的で厳しさが足りない」という意味で使われているため、これが正解です。

他の選択肢は、2(味覚)、3(人への態度)、4(誘い文句)について述べており、用法が異なります。

難易度

問題自体の難易度は、そこまで高くはありません

しかし、対策をしていないと意外と時間を取られたり、ケアレスミスをしたりしやすい分野です。

逆に対策さえすれば、安定して得点できるようになりますよ。

対策の優先順位

「語句の用法」は、SPIの言語分野の中でも頻出の問題です。

そのため、対策の優先順位は非常に高いと言えます。

ここをしっかり押さえることが、言語全体のスコアアップにつながります。

出題傾向

出題されやすいのは、主に以下の3つのパターンです。

  • 助詞(「の」「で」「に」など)
  • 助動詞(「ようだ」「らしい」など)
  • 多義語(「とる」「みる」など複数の意味を持つ動詞)

これらの品詞が持つ複数の意味を、きちんと区別できるかがポイントになります。

SPI「語句の用法」の解き方のコツ

それでは、いよいよ具体的な解き方のコツを見ていきましょう。

たった一つのコツを意識するだけで、正答率がグッと上がりますよ。

その最大のコツとは、下線部の言葉を、より具体的で分かりやすい言葉に「言い換えて」みることです。

例えば、「電車で通勤する」の「で」は、「電車という手段を使って」と言い換えられます。

この言い換えた言葉を選択肢にも当てはめてみて、意味が通じるものが正解になります。

SPI「語句の用法」の例題3選

ここでは、実際の出題形式に沿った練習問題を用意しました。

先ほどの「言い換え」のコツを使いながら解いてみてください。

例題①:格助詞「の」

【問題】下線部の「の」と最も近い意味で使われているものを選択してください。

作った料理は美味しい。

(1)私の趣味は読書だ
(2)青い表紙の本を取ってほしい
(3)有名な画家の描いた絵が飾られている
(4)体調が悪いので休む

【正解】(3)

【解説】
問題文の「彼作った」は「彼作った」という主語の意味です。同じく(3)の「画家絵」は「画家描いた絵」と置き換えられるため、正解です。

例題②:多義語

【問題】下線部と最も近い意味で使われているものを選択してください。

部長の考えがようやくわかった

(1)犯人の正体がわかった
(2)彼の気持ちは痛いほどわかる
(3)答えがわかったら手を挙げて
(4)忘れ物が無いかわからない

【正解】(2)

【解説】
問題文の「わかった」は「理解した」という意味です。(2)の「わかる」も「理解する」という意味合いで使われているため正解です。(1)や(3)は「判明した」「答えを知った」という意味です。

例題③:助動詞 「ようだ」

【問題】下線部の「ようだ」と最も近い意味で使われているものを選択してください。

彼はまるでモデルのようだ

(1)どうやら明日は雨のようだ
(2)あの店のケーキは宝石のようだ
(3)熱があるようなので、今日は休む
(4)彼が犯人であるかのように報道された

【正解】(2)

【解説】
問題文の「ようだ」は、何かを何かにたとえる「比喩」の用法です。(2)もケーキを宝石にたとえているため、同じ用法となります。(1)や(3)は「推量」の意味で使われています。

SPI「語句の用法」の練習問題

語句の用法で得点を克服するためには練習あるのみです!次の練習問題も一緒に解いてみましょう!

【状況別】SPI「語句の用法」の対策法

怯える人の画像

ここからは、あなたの状況に合わせた具体的な対策法を紹介します。

自分に合った方法で、効率よく対策を進めましょう。

国語力・語彙力に不安がある

もし国語自体に苦手意識があるなら、まずは語彙力を増やすことから始めましょう。

SPI対策の問題集に出てくる知らない言葉を、一つひとつ丁寧に調べてノートにまとめるのがおすすめです。

地道な作業ですが、この積み重ねが確実な力になります。

試験直前で焦っている

試験まで時間がない…!と焦っている場合は、とにかく問題演習を繰り返しましょう。特に次の章で紹介する無料のSPI体験模試を利用すると効果的に対策を進められます。

特に、頻出である助詞や助動詞、基本的な多義語の問題に絞って集中的に解くのが効果的です。

多くの問題に触れることで、解答のパターンが身体に染みついてきます。

【今からでも間に合う】SPIの攻略法

時限爆弾の画像

最後に、「語句の用法」だけでなく、SPI全体を攻略するためのポイントをお伝えします。

正しいステップで対策すれば、今からでもスコアアップは十分に可能です。

①SPI体験模試で苦手分野を把握

まず最初にやるべきことは、自分の実力を正確に知ることです。

そこでおすすめなのが、無料の「SPI体験模試」。

この模試には、SPIの頻出分野から厳選した10問を収録。まとまった時間が取れない方でも、スキマ時間に実力をチェック可能です。

この模試を受けることで「語句の用法が苦手」「時間配分ができていない」といった具体的な課題が見えてくるかもしれません。

やみくもに勉強を始める前に、まずは現在地を把握しましょう。

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②問題集で弱点を補強

自分の苦手分野がわかったら、あとは問題集でひたすら弱点を補強するだけです。

何冊も手を出すのではなく、1冊の問題集を完璧になるまで繰り返し解くのが最も効果的です。

解けなかった問題にはチェックを付け、なぜ間違えたのかを必ず言語化するようにしましょう。

まとめ

今回は、SPIの「語句の用法」の攻略法について解説しました。

この記事のまとめ
  • 「語句の用法」は、具体的な言葉への「言い換え」が最大のコツ!
  • 頻出分野なので、対策の優先順位は非常に高い
  • まずは模試で実力を把握し、問題集で弱点を潰すのが王道。

「語句の用法」は、正しい対策をすれば誰でも得意分野にすることができます。

この記事で紹介したコツを意識して、ぜひ問題演習に取り組んでみてください。

手始めに自分の実力をチェックしたいという方は、無料で受けられるSPI体験模試がおすすめですよ。

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