SPIの言語分野で出題される「二語の関係」、対策は進んでいますか?
この問題は、語彙力だけでなく論理的な思考力も問われるため、苦手意識を持つ就活生も少なくありません。
この記事では、「二語の関係」の基本的な解き方から、頻出の関係性、そして時間がない人でも間に合う攻略法まで、わかりやすく解説していきます。
こんな人に読んでほしい
- SPIの二語の関係問題に苦手意識がある人
- 効率的なSPI対策の方法を知りたい人
- 言語分野の点数を安定させたい就活生
SPI 「二語の関係」の基本

まずは、「二語の関係」がどんな問題なのか、基本情報からおさえていきましょう。
全体像を把握することで、対策の第一歩を踏み出せますよ。
SPI 「二語の関係」とは?
「二語の関係」とは、最初に示された二つの言葉がどのような関係にあるかを読み解く問題です。
例えば、「症状:発熱」というお題なら、これは「発熱は症状の一種である」という包含関係を示しています。
この関係性を正しく理解した上で、選択肢の中から全く同じ関係性が成り立つペアを探し出す必要があります。
単純な言葉の意味だけでなく、その言葉が持つ役割や分類まで考える力が求められます。
難易度
問題自体の難易度は、そこまで高くありません。
しかし、語彙力が不足していたり、関係性のパターンを知らないと、時間をロスしてしまう可能性があります。
対策の優先順位
言語分野の中でも、対策の優先順位は非常に高いと言えます。
なぜなら、SPIで頻出の形式であり、毎年複数問が出題されるからです。
一つ一つの問題は簡単に見えますが、短時間で正確に解く必要があるため、語彙力の強化や問題形式への慣れが点数を大きく左右します。
出題傾向
出題される単語は、日常生活で使われるものから、少し専門的な用語まで様々です。
しかし、問われているのはあくまで「関係性」なので、単語の意味がわからなくても文脈から推測できる場合もあります。
一問にかけられる時間
SPIは時間との勝負です。
「二語の関係」にかけられる時間は、理想を言えば10秒以内、長くても20秒で解答したいところです。
SPI 「二語の関係」の解き方

ここでは、具体的な解き方のコツを解説します。
頻出のパターンを覚えて、迷ったときの対処法を身につけましょう。
【頻出】 8つの関係性一覧
二語の関係には、よく出題される8つのパターンがあります。これを覚えておくだけで、解答スピードが格段に上がりますよ。
- 同義語・類義語の関係:満足と充足、など意味が同じまたは似ているもの。
- 対義語の関係:善と悪、など意味が反対のもの。
- 包含関係(セット):など片方がもう片方に含まれるもの。例えば鉛筆と文房具。鉛筆は文房具に含まれる。
- 役割の関係:役割や機能を表すもの。例えば、医者と治療。医者は治療を行う役割がある。
- 原材料の関係:何からできているかを表すもの。例えば、机と木。机は木からできている。
- 場所の関係:人や物が存在する場所を示すもの。例えば、裁判官と裁判所。裁判官は裁判所にいる。
- 目的の関係:目的と手段の関係にあるもの。例えば、勉強と合格。勉強は合格のための手段。
- 親子・対になる関係:対になることが決まっているもの。例えば、鶏とひよこ。鶏はひよこの親である。
SPI 「二語の関係」で迷った時のコツ
もし選択肢で迷ってしまったら、短い文章を作って関係性を言語化するのがおすすめです。
例えば、お題が「医者:治療」なら、「医者の役割は治療することだ」というように、主語と述語を明確にした文を作ってみます。
そして、その文章の「医者」と「治療」の部分に、選択肢の単語を当てはめてみましょう。
作った文章に違和感なく当てはまる選択肢が正解です。こうすることで、似ているようで違う関係性を正確に見抜くことができます。
SPI 「二語の関係」の例題3選
それでは、実際に問題を解いてみましょう。
ここで解説する考え方をマスターすれば、本番でも落ち着いて対応できるはずです。
例題①
以下に示された二語の関係を考え、同じ関係の対になるように( )にあてはまる言葉を選択肢1〜5の中から1つ選びなさい。
弁護士:法律、医者:( )
1. 病院
2. 治療
3. 医学
4. 患者
5. 手術
まず、「弁護士:法律」の関係は「弁護士は法律の専門家である」と読むことができますね。
これを元に選択肢を見ると、答えは3の医学であることが分かります。
※「医者は医学の専門家である」となり、同じ関係性が成り立つため。
例題②
以下に示された二語の関係を考え、同じ関係の対になるように( )にあてはまる言葉を選択肢1〜5の中から1つ選びなさい。
小説家:執筆、教師:( )
1. 学校
2. 授業
3. 黒板
4. 生徒
5. 教育
まず、「小説家:執筆」の関係は「小説家は執筆をすることが役割」と捉えることができますね。
同じように考えると、答えは2の授業になります。
※「教師は授業をすることが役割」となり、同じ関係性が成り立ちます。
例題③
以下に示された二語の関係を考え、同じ関係の対になるように( )にあてはまる言葉を選択肢1〜5の中から1つ選びなさい。
拡大:縮小、増加:( )
1. プラス
2. 多数
3. 減少
4. 成長
5. 変化
「拡大:縮小」は、意味が反対の対義語の関係ですね。
したがって、答えは3の減少です。
※「増加」の反対の言葉は「減少」となります。
SPI 「二語の関係」の練習問題集

「二語の関係」を得意にするには、とにかく多くの問題に触れることが一番の近道です。
ココシロインターンが独自に作成した次の練習問題を繰り返し解いてパターンを身体に覚え込ませましょう。
間違えた問題は必ず解説を読み込み、なぜその答えになるのかをしっかり理解することが重要です。
【今からでも間に合う】 SPI言語の攻略法

「もう時間がない…」と焦っている人もいるかもしれません。
大丈夫、今からでも間に合う効率的な攻略法を紹介します。
① SPI体験模試で苦手分野を把握
まずは自分の現在地を知ることが大切です。
SPIの体験模試を受けてみて、自分がどの分野でつまずいているのかを客観的に把握しましょう。
二語の関係が苦手なのか、それとも長文読解で時間を使いすぎているのか、弱点がわかれば対策が立てやすくなります。
②問題集で弱点を補強
苦手分野がわかったら、あとは問題集で集中的にその分野を補強するだけです。
すべての分野をまんべんなくやろうとすると、時間がいくらあっても足りません。
苦手な分野に絞って対策することで、短期間でも効果的に点数をアップさせることができます。
SPI 「二語の関係」に関するQ&A

最後に、就活生からよく寄せられる質問にお答えします。
細かい疑問を解消して、スッキリした気持ちで対策に臨みましょう。
おすすめの対策アプリは?
SPI対策アプリはたくさんありますが、語彙力を強化できるものがおすすめです。
有料ですが、SPI言語 【Study Pro】は問題が全232個も掲載されており、場数を踏みたい方にとってはかなり嬉しいアプリです。
また、無料でできるものとしては、SPI体験模試がおすすめです。言語に限らず、非言語に関しても10分で手軽に自分の実力を測ることができるため、苦手分野を発見するのに最適です。
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通学時間などのスキマ時間を有効活用して、効率よく語彙を増やしていきましょう。
「二語の関係」がSPIに出ないってほんと?
結論から言うと、これは間違いです。むしろ、「二語の関係」はSPIでも頻出の分野です。
そのため、「自分は出ないだろう」と対策を怠るのは非常に危険です。どの形式でも対応できるよう、しっかり準備しておくことが内定への鍵となります。
まとめ
今回は、SPIの「二語の関係」について、解き方のコツから対策法まで詳しく解説しました。
- 「二語の関係」は頻出パターンを覚えることが最重要!
- 迷ったときは短い文章を作って関係性を確認する。
- 時間がない人は、模試で弱点を把握し、集中的に対策するのが効率的。
「二語の関係」は、対策すれば必ず得点源になる問題です。
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