就活で多くの人が受けるWebテスト、「対策が正直めんどくさい…」「簡単に高得点を取りたい…」なんて思っていませんか?
そんな時に見かける「解答集」を使えば、楽に選考を通過できそうですよね。
この記事では、就活を終えた先輩に聞いたWebテストの解答集に潜むリスクと、頼らずに実力で突破するための具体的な方法を解説します。
こんな人に読んでほしい
- Webテストの解答集を使おうか迷っている人
- Webテストの対策に時間をかけたくない人
- Webテストで足ぎりされたくない人
Webテストの解答集って何?
Webテストの解答集とは、テストの問題と答えがまとめられた資料のことです。主にエクセル形式で、インターネット上やSNSで売買されています。
下が試しに購入してみた解答集のサンプル画像です。このように、エクセルシートにWebテストの問題と解答がまとまっており、SPIをはじめとした様々なテストに対応しています。

「解答集さえあれば、勉強しなくても高得点が取れる」と言われていますが、それを使うことには大きなリスクがあります。次の章で詳しくみていきましょう。
Webテストで解答集を使う5つのリスク

結論から言うと、Webテストで解答集を使うのはやめた方がよいです。「バレなきゃ大丈夫」という考えが、あなたの就活を失敗させるかもしれません。ここでは、解答集を使うことで生じる5つのリスクを解説します。
①ほとんどの解答集は信頼できない
出回っている解答集のほとんどは、誰が作ったか分からないものです。間違った答えが載っていることも多く、それを信じた結果、本来の実力より低い点数を取ってしまうこともあります。
解答集を探す時間やお金が無駄になってしまうので、信頼できない情報に頼るのはやめましょう。
②解答集の使用はバレる可能性がある
「PCでのテストだから監視されてない」と思ったら大間違いです。企業は、解答にかかる時間や回答のパターンから、受験者が不正をしていないかチェックしています。
例えば、難しい問題だけ一瞬で正解しているなど、不自然な点があればバレてしまいます。不正が発覚した場合、その企業の選考を今後受けられなくなることもあるので注意しましょう。
③そもそも解答がない
Webテストの問題は、企業ごとに異なり、頻繁に新しくなっています。そのため、古い解答集では答えが見つからず、時間を無駄にするだけという結果になりがちです。
限られた時間でWebテストを解く中で、答えを探すのは非効率的です。
④テストセンターで再受験がある企業も
Webテストを通過できても、安心はできません。企業によっては、面接のタイミングでテストセンターでの再受験を求めることがあります。
これは、Webテストで不正がなかったかを確認するためです。ここで実力が出せなければ、不正をしていたことがバレてしまい、選考の努力が無駄になります。
⑤面接での期待値が上がり、落とされる
解答集を使って実力以上のスコアを取ってしまうと、企業は「この学生は優秀だ」と判断し、面接での期待値が上がります。
しかし、面接でWebテストの結果に見合う受け答えができないと、「実力がないな」と判断され、不採用になる可能性が非常に高いです。
Webテストを短時間で攻略するための3ステップ【解答集なし】

解答集のリスクを理解したところで、次は「じゃあ、どう対策すればいいの?」という疑問に答えます。心配ありません、解答集に頼らなくても、効率的にWebテストを攻略する方法はあります。以下の3ステップで、対策を進めましょう!
テストの種類を調べる
まず、受ける企業のWebテストがどの種類(SPI、玉手箱など)なのかを調べましょう。テストの種類によって問題の傾向が違うため、最初に敵を知ることが重要です。
ワンキャリアなどの就活サイトや先輩からの情報で、どのテストが使われているかリサーチしてみてください。
対策本で苦手分野を繰り返し解く
テストの種類がわかったら、対応する対策本を1冊買いましょう。何冊も買う必要はありません。1冊を完璧にマスターすることを目指してください。
特に、苦手な分野を繰り返し解き、間違えた問題はなぜ間違えたのか理解できるまで復習すれば、実力がついていきます。
またSPIの場合、苦手分野を短時間で見つけたい方におすすめなのが、「SPI対策模試」です。通常は、SPIの問題集を1周解いて苦手分野を見つけなければいけず、それだけでも4、5日はかかってしまうことが多いです。
しかし、SPI対策模試では、10分程度の短時間で自分の実力を試すことができるため、苦手分野を早く見つけることができます。下のボタンからすぐに解き始められるので、ぜひ試してみてくださいね!
SPI体験模試はこちら
本番を受けて慣れる
対策本で勉強したら、最後は本番の試験を実際に受けて場慣れすることが大切です。Webテストは独特の緊張感や時間制限があるため、練習は欠かせません。
志望度が高くない企業の選考なども活用して経験を積めば、本命企業のテストで落ち着いて解答できるようになります。
【27卒】最近Webテストの問題が変わったらしい、、、
Webテストの問題は、先に述べた解答集によるカンニングの問題などもあり、Webテストを提供する会社は問題のアップデートに日々努めています。
その中でも最近言われているのが「27卒から問題が大幅に変わった」ということです。実際に、26卒の筆者の友人が27卒用のWebテストを受けてみたところ、かなり問題が変わっており、ネットで買った解答集では対応できなかったと言っていました。
そのため、27卒で解答集を使うのは、よりリスクが高くなると言えるでしょう。このように、解答集の答えが急に使えなくなってしまうリスクもあるので、油断せずに自力での対策に力を入れるようにしましょう。
Q&A

ここでは、Webテストに関するよくある質問に答えます。
WebテストをChatGPTで解くのはどう?
ChatGPTなどのAIでWebテストを解くのも、解答集と同じで不正行為にあたる可能性が非常に高いです。また、AIは図形問題や複雑な計算を間違えることも多いので、やめておいた方がよいといえます。
WebテストをAIで解くリスクや分野別の得意不得意について詳しく知りたい方は次の記事を読んでみてください。
SPI非言語の対策がしたいです
SPIの非言語が苦手な人は、問題の解法パターンや公式を覚えるのがコツです。「推論」「確率」など、よく出る分野に絞って対策本の問題を繰り返し解き、解法を覚えましょう。
次の記事では、より詳しく非言語の対策法について解説しているので、ぜひ読んでみてください。
SPIの長文の対策はどうすればいいですか?
SPIの言語分野の長文問題は、時間との勝負です。設問を先に読んで、何を聞かれているか把握してから本文を読む練習をしましょう。解答時間を短縮できます。
また、「長文問題を実際に解いてみたい」という方は、ぜひ次の記事を読んでみてください。 筆者がSPIを完全再現し、作成した長文問題を解くことができますよ!
まとめ
最後に、この記事の要点をまとめます。
- Webテストの解答集はリスクが高いので絶対に使わない
- 対策は「種類を調べる→対策本を1冊完璧に→場数を踏む」の3ステップでOK
- 地道な対策こそが、内定を掴むための最も確実な方法である
Webテストは、正しい対策をすれば必ず乗り越えられます。自分の力で、自信を持って就活を進めていきましょう。もしSPIに不安があるなら、まずは力試しに無料の「SPI体験模試」を受けてみるのがおすすめです!
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