【全形式別】SPIの時間配分のコツや目安を徹底解説!おすすめのツールも合わせて紹介

SPIを解いていて「時間が足りない!」と焦った経験はありませんか?
実は、多くの就活生がSPIの時間配分に悩んでいます。

「一生懸命勉強したのに、本番で時間が足りなくて実力を出しきれなかった…」なんてことになったら、本当に悔しいですよね。

そんなみなさんのために、この記事ではSPIで時間切れにならないための具体的な時間配分のコツを徹底的に解説します!

こんな人に読んでほしい

  • SPIを解くといつも時間が足りなくなってしまう方
  • テスト形式ごとの適切な時間配分を知りたい方
  • SPI対策を始めたばかりで、効率的な勉強のコツを知りたい方

SPIで時間配分がなぜ重要なのか

Spi 時間配分 重要な理由

SPI対策と聞くと問題の解き方ばかりに目が行きがちですが、実はそれ以上に一番大事なことがあります。

それはズバリ、時間配分です!

なぜなら、企業はSPIを通じて学生の知識や学力だけでなく、「情報をスピーディーかつ正確に処理する能力」や「効率性」も評価しているからなんです。

もし時間配分を間違えてしまうと、「本来の実力を出しきれずに評価が下がってしまう。」というパターンに陥ってしまいます。「後半に得意な問題があったのに、前半に時間をかけすぎて解けなかった…」なんて最悪ですよね。

だからこそ、SPIのコツは時間配分にあるのです。

【形式別】SPIの時間配分

SPIを解くにあたって、重要なのはSPIは受検形式によって時間配分が全く異なる点です。

ここでは、「Webテスト」「テストセンター」「ペーパーテスト」「インハウスCBT」の各形式について
能力検査・性格検査ごとの時間配分を一覧で紹介します。

Webテストの時間配分

Webテストとは、自宅のPCなどで受検するSPIの形式のことです。

能力検査性格検査
時間配分35分30分

Webテストの時間配分は、能力検査が約35分、性格検査が約30分です。

この形式の最大の特徴は、1問ごとに時間制限が設けられていることです。この時間は問題ごとに異なりますが、画面上に表示される時間のゲージがなくなると強制的に次の問題に進んでしまうため、迅速な判断力が求められます。

能力検査

能力検査は「言語」と「非言語」で問題が全く異なります。

言語分野では、語句の関係など知識で解ける問題は1問20秒程度でスピーディーに片付け、
長文読解に60秒程度割くのが良いでしょう。

非言語分野では、どれも1分程度で解けると良いでしょう。複雑な条件を整理する推論は少し時間がかかるかも知れませんが、例題をたくさん解いてパターン慣れしておきましょう。

性格検査

性格検査は30分で約300問と、1問にかけられる時間は6秒程度です。

時間が短く直感で答えざるを得ないので、どういった人かを企業が見るために行われます。

テストセンターの時間配分

テストセンターとは専用会場のPCで受検するSPIの形式のことです。

能力検査性格検査
時間配分35分30分

テストセンターの時間配分はWebテストと同じく、能力検査は約35分、性格検査が約30分です。
この形式もWebテストと同じく、1問ごとに時間制限があり、後戻りもできません。

能力検査

Webテストと同じく、能力検査には「言語」と「非言語」があります。時間配分もWebテストと同じです。

言語分野では、語句の関係など知識で解ける問題は1問20秒程度でスピーディーに片付け、
長文読解に60秒程度割くのが良いでしょう。

非言語分野では、どれも1分程度で解けると良いでしょう。複雑な条件を整理する推論は少し時間がかかるかも知れませんが、例題をたくさん解いてパターン慣れしておきましょう。

性格検査

性格検査は30分で約300問と、1問にかけれる時間は6秒程度です。

短く感じるかも知れませんが、直感で答える問題ですので、深く考えずに素早く答えましょう。

周りの受験生の雰囲気も相まって緊張しやすいですが、自分のペースを守ることが大切です。

ペーパーテストの時間配分

ペーパーテストとは企業が用意した会場で、マークシートで解答するSPIの形式のことです。

能力検査性格検査
時間配分70分40分

ペーパーテストの時間配分は、能力検査が約70分、性格検査が約40分です。

この形式は、1問ごとの時間制限がないことが特徴です。問題全体を見渡して、解く順番も自分で決められる一方、自分で時間配分を調整しないといけません。

能力検査

ペーパーテストの能力検査にも「言語」と「非言語」がありますが、時間配分や出題数がWebテストやテストセンター形式と異なります。

出題数は70問で、制限時間は70分ですので、1問1分程度で解き切る必要があります。

言語分野では、語句の関係など知識で解ける問題は1問20〜30秒程度で解き、
長文読解を60秒程度で解くのが良いでしょう。

非言語分野は、どれも1分以内に解けると良いでしょう。複雑な条件を整理する推論は少し時間がかかるかも知れませんが、例題をたくさん解いてパターン慣れしておきましょう。

性格検査

性格検査は40分で約300問と、1問にかけれる時間は8秒程度です。

直感で答える問題ですが、一貫性を持った回答をできるように気をつけましょう。

Tさん
Tさん

ペーパーテストでは、まず全体をざっと見て問題の難易度を把握しました。得意な言語分野から解き始めて自信をつけ、非言語は明らかに解けるとわかる計算問題から着手。

難しそうな推論は『後回し』の印をつけて飛ばし、最後に時間が余ったら挑戦するようにしました!この方法で効率的に得点を重ねることができました!

自分が非言語の方が得意なことをSPI体験模試で対策していたことで気づいていたので、
時間配分をうまく決めることができました。

インハウスCBTの時間配分

インハウスCBTとは応募先の企業に出向いてPCで受検するSPIの形式です。

能力検査性格検査
時間配分35分30分

インハウスCBTの時間配分は能力検査約35分、性格検査約30分で、内容は基本的にWebテストと同じです。
Webテストに準じた対策が必要になります。

能力検査

インハウスCBTの能力検査にも「言語」と「非言語」があり、基本的にWebテストと同じです。

SPIインハウスCBTの問題数は、言語問題が約40問、非言語問題が約20問です。制限時間は、言語問題が約15分、非言語問題が約20分です。

言語分野では、語句の関係など知識で解ける問題は1問20秒程度で解き、
長文読解を50秒程度で解くのが良いでしょう。

非言語分野は、どれも1分以内に解けると良いでしょう。複雑な条件を整理する推論は少し時間がかかるかも知れませんが、例題をたくさん解いてパターン慣れしておきましょう。

性格検査

性格検査は30分で約300問と、1問にかけれる時間は6秒程度です。

短く感じるかも知れませんが、直感で答える問題ですので、深く考えずに素早く答えましょう。

SPIの時間配分のコツ

SPI 時間配分 コツ

本番で最大限の力を発揮するために、事前準備が何よりも鍵になります。

ここでは、SPIの時間配分をする際に基本となる4つのコツを紹介します!

捨てる勇気を持つ

SPIを攻略する重要なコツとして、解けない問題は見切る勇気を持つことが挙げられます。

1問にこだわりすぎてしまうと、他の解けるはずの問題を解く時間を失ってしまいます。
「30秒考えても解法が浮かばなければ次へ進む」など、自分なりのルールを決めておきましょう。これは貴重な時間を守るための立派な戦略です。

目標解答時間を知る

ペース配分の基準を持つために、各問題の目標時間を設定しましょう。

例えば「言語の語彙問題は15秒」「非言語の推論は2分」のように目安を決めておくと、練習の質がグッと上がります。自分なりのペースを掴むことが、時間配分マスターへの近道です。

そのためには、自分の平均解答時間を知っておくことが大切です。最近は、SPI体験模試などのネットで受けられるものがたくさんあるのでこういったものを活用するのがおすすめです。

練習での時間意識

練習の時から、必ず本番同様の状況を作りましょう。

ストップウォッチを使って時間を計るのは必須です!時間感覚を身体で覚えることで、本番のプレッシャーにも強くなります。

Yさん
Yさん

最初のWebテストで、非言語の推論に時間を使いすぎてしまい、後半の問題をほとんど解けずに大失敗しました…。その反省から、『1問あたりの最大時間は1分半』と自分ルールを設定。

ストップウォッチ片手に問題集を解く練習を繰り返した結果、本番では時間に余裕を持って解答でき、無事通過できました!

得意・不得意を把握

自分の得意・不得意を把握し、戦略を立てることも大切なコツです。

得意分野で時間を稼ぎ、その時間を苦手分野に充てることで、効率的に得点を最大化できます。

「自分は計算が遅いから、言語問題で時間を短縮しよう」といった具体的な作戦を立てられるようにしましょう。

SPIを早く解く!おすすめの対策

SPI おすすめの対策

SPIのスキルは、センスや才能ではありません。正しく練習を積み重ねることで、誰でも向上させることができます。

ここでは、具体的な練習法と心構えを紹介します。

問題集の反復

SPI対策の王道ですが、やはり問題集の反復は欠かせません。最低3周は解きましょう。

1周目で全体像を掴み、2周目で解法をマスター、3周目で時間を計ってスピードと精度を高める、という流れがおすすめです。間違えた問題の分析を怠らないのが上達のコツです。

おすすめの問題集については、こちらの記事で解説しています。ぜひご覧ください。

模擬試験の活用

模擬試験は、本番の緊張感を体験する絶好の機会です。

時間配分の練習と、本番特有のプレッシャーに慣れるために、積極的に活用しましょう。自分の弱点や課題が浮き彫りになり、その後の対策が立てやすくなります。

SPI体験模試など、Webで模試を受けれるものも多くあるので、本番を受ける前に何度も受けるのがおすすめです。

苦手克服

時間を有効に使うためには、自分のボトルネック、つまり苦手分野を解消することが不可欠です。

苦手分野を集中的に克服することで、全体の解答スピードが格段にアップします。なぜ苦手なのか原因を特定し、そこを潰していきましょう。

スキマ時間を活用

言語の語彙や非言語の公式など、暗記が必要なものはスキマ時間を有効活用しましょう。

通学中や休憩時間などにスマホアプリで学習するなど、毎日コツコツ積み重ねることが記憶の定着に繋がります。

SPI体験模試では、いつでもスマホやPCで受けることができるので手軽に対策するのにおすすめです。

PC操作に慣れる

Webテストやテストセンターで受検する方は、PC操作に慣れておくことも地味ながら重要なコツです。

スムーズな操作は、それだけで時間短縮に繋がります。模擬試験などを通じて、PCでの解答に慣れておきましょう。

FAQ

最後に、SPIの時間配分に関して、就活生からよく寄せられる質問にお答えします!

全部解けないとダメ?

いいえ、全問解答が必須ではありません。

SPIでは正答率も重視されるため、解ける問題を確実に正解することが重要です。焦って全問解こうとするよりも、確実な得点を積み重ねましょう。

難しい問題は飛ばす?

はい、飛ばすのが基本戦略です。

1問に固執せず、多くの問題に取り組む方が高得点に繋がります。特にPC形式では後戻りできないので、見切りの早さが大切です。

性格検査で嘘はバレる?

はい、矛盾が生じ、バレる可能性が非常に高いです。

回答の一貫性はチェックされています。不自然な回答はマイナス評価に繋がるので、正直かつ直感的に答えるのが一番です。

SPIの勉強はいつから?

就活が本格化する6〜10ヶ月前、つまり大学3年生の春夏頃から始めるのが理想です。余裕を持った対策が、SPI攻略と他の就活準備を両立させるコツですよ。

まとめ

まとめ
  • 受検形式ごとの特徴を理解し、時間戦略を立てる
  • 「捨てる勇気」を持ち、1問あたりの目標時間を決めて練習する
  • 得意分野で時間を稼ぎ、苦手分野に時間を充てる計画を立てる

SPIの時間配分は、最初は難しく感じるかもしれませんが、
正しい知識と戦略、そして練習を重ねることで必ず克服できます。

この記事で学んだポイントをおさえれば、完璧な時間配分で解くことができるでしょう!