SPIの赤本って何?赤本と青本の違いから効果的な使い方まで徹底解説

SPIの対策本といえば「赤本」が有名ですよね。しかし、「赤本だけで本番に通用するの?」と不安に思う人も少なくありません。また、同じく対策本として有名な「青本」と何が違うのかわからない人も多いのではないでしょうか。

実際、企業によっては赤本だけでは対策が足りない場合もあります。

この記事では、赤本と青本の違いを解説した上で、SPIの対策で赤本を効率的に使うための勉強法から次のステップとして何をしたらいいのかまで解説します。体験談もあるのでぜひ最後までご覧ください。

こんな人に読んでほしい

  • SPIは赤本だけで対策可能なのか知りたい人
  • SPIの赤本と青本の違いを知りたい人
  • SPIの赤本の効果的な使い方を知りたい人

SPIの赤本とは?

(出典Amazon)

SPIの赤本というのは、SPIの対策本の一つで、SPIノートの会から刊行されている「これが本当のSPI3だ!」を指します。表紙が赤いので、就活界隈の間で赤本と言われています。

赤本はSPI対策本の中でも定番の一つであり、多くの就活生が利用しています。書店で購入できます。

赤本以外のお勧めの対策本について知りたいという方はこちらの記事をご覧ください。

赤本の内容は基礎的な問題が多い!

赤本の内容は基礎的な問題が多いのが特徴です。1冊450ページ程とかなりボリュームがあり、解答・解説も丁寧なものとなっています。

具体的な内容としては、言語・非言語・性格検査の3つの分野のみを扱っています。

SPIの赤本の値段と購入場所

SPIの赤本は1650円(税込)で販売されています。

有名な本なので多くの書店で売られています。また、Amazonでも買うことができるので手軽に手に入ります。

【どっちがいいの?】SPIの赤本と青本の違いは?

(出典Amazon)

SPIの青本というのはナツメ社から出版されている「史上最強SPI&テストセンター超実戦問題集」のことを指すのが一般的です。

では赤本とは何が違うのでしょうか。

難易度

1つ目の違いは難易度です。

赤本より青本の方が難易度が高めになっています。赤本が基礎的な問題が中心になっているのに対して、青本はより応用的な問題が多くなっています。

そのため最初から青本を解こうとするとつまずきやすいです。初めは赤本の問題を解くことをお勧めします。

問題数

2つ目の違いは問題数です。

赤本より青本の方が問題数が多いです。逆に解説は赤本の方が丁寧にされています。

そのため、すでにSPIを解くために必要な基礎は備わっていて問題を多くこなしたいという方は青本の方がお勧めです。

一方、SPIの対策を始めたばかりの方は、赤本の丁寧な解説をよく読んで基礎を身につけることを優先的にやりましょう。

扱っている分野

3つ目の違いは扱っている分野です。

先ほども説明した通り、赤本は言語・非言語・性格検査の3つの分野を扱っています。

一方で、青本はこの3つに加えて、英語・構造的把握力も扱っています。英語と構造的把握力というのは、必ず出題されるものではなく企業によってオプションとして出題されるものです。

そのため自分が志望する企業の出題内容によって使い分けることも大切です。

「赤本と青本の違いについてもっと詳しく知りたい」という方はこちらの記事もご覧ください!

赤本を使ったSPIの効果的な勉強法

赤本を使ったSPIの効果的な勉強法

次に、赤本を使ったSPIの効果的な対策法を紹介していきます。

1冊を繰り返しやり込む

1つ目は1冊の赤本を繰り返しやり込むということです。

赤本には多くの解説や分析が集約されています。そのため、他の対策本に手をつけるのではなく、まず赤本1冊の問題集を2.3回繰り返すのが効果的です。

つまずいた問題を集中的に復習

2つ目はつまずいた問題を集中的に復習することです。

赤本をまず解いてみると、自分の苦手な分野や問題が浮かび上がってきます。その問題の解説をまず熟読しましょう。「解く→解説を熟読する」を繰り返して苦手をなくしていきましょう。

SPIは赤本だけで対策可能?

SPIは赤本だけで対策可能?

ではSPIは赤本だけで対応可能なのでしょうか。

結論から言うと受検する企業によります。

ボーダーラインが4から5割の企業だと赤本だけでも十分突破可能ですが、ボーダーラインが7から8割を超えてくるような難関企業だと赤本だけでは不十分になります。

SPIを赤本だけで対策する場合のメリット・デメリット

SPIを赤本だけで対策する場合のメリット・デメリット

SPIを赤本だけで対策する場合のメリット・デメリットはどんなことがあるのでしょう。

メリット

まず赤本だけでSPIを対策する場合のメリットは、1冊だけで完結できるので目標がわかりやすいということです。

前提として赤本だけの対策で選考を通過できる、ボーダーラインが4から5割の企業を志望している場合に限りますが、「赤本1冊のなかでわからない問題を0にする」という目標がわかりやすいので勉強計画も立てやすいです。

SPI対策にかける時間がないという方にもおすすめです。

デメリット

赤本だけでSPI対策をする場合のデメリットは、応用問題に対する対策が十分にできないということです。

SPIのボーダーラインが高い難関企業を志望している方は、より高得点を狙うために、応用問題の対策も必要になります。

その際、赤本は基礎的な問題が多いので、赤本だけでは難易度の高い問題の対策ができません。

赤本をやり込んだ後は実践をするべき!

赤本をやり込んだ後は実践をするべき!

赤本だけでは対策が不十分な方は、赤本をやり込んだ後何をしたらいいのでしょう。

赤本は基礎を身につけるために利用します。そのため次のステップは実践的な問題を解くことになります。

青本を解く

1つ目は青本を解くということです。

青本というのは初めにも説明した通り、問題数が多く、問題の難易度も赤本より高いことが特徴です。そのため、赤本をやりこんで基礎が身についてきた方は青本に挑戦することがお勧めです。

青本は問題を実践的に解くことが目的なので、青本でつまずいた問題があったら赤本に戻って、基礎を振り返ることも大切です。

SPI体験模試を受ける

2つ目はSPI体験模試を受けるということです。

SPI体験模試というのは本番同様の形式でSPIを受けることができる体験模試です。5分間に5問の問題を解くという簡易的な模試になっています。赤本で身につけた基礎的な知識をSPI体験模試を利用して実践に移してみましょう。

時間が計測されるため練習の時から時間配分を意識して解くことができます。さらに、本番ではわからない点数を知ることができるので、自分の得意分野・不得意分野が目に見えてわかり、その後の対策もしやすくなります。

無料で利用できるので気軽に試してみてください。

SPI体験模試はこちら

志望度の低い企業で受検する

3つ目は志望度の低い企業で受検するということです。

練習で解くのと本番の感覚で解くのでは緊張感も変わってきます。そのため自分の中で志望度がそこまで高くない企業もたくさん受けて、志望度の高い企業に向けた練習とすることも対策法の一つです。

その際、ただ何も考えずに受けるのではなく自分の中の課題を見つけて次に同じミスをしないように分析することが大切です。

赤本を使ってSPIの対策をした先輩方の体験談

赤本を使ってSPIの対策をした先輩方の体験談

最後に赤本を使ってSPIの対策をした先輩方の体験談をご紹介します。

実際にどう使って対策をしたのかなど有益な情報を参考にしてみてください。

体験談① 文学部の女子大生

Aさん
Aさん

就活を始めた頃、何から手をつけていいか分からず、とりあえずSPIの赤本を一冊買って対策を始めました。最初は問題の意味すら分からなかったけれど、繰り返し解くうちに出題傾向がつかめてきて、自信を持って本番に臨めました。

赤本は基礎的な問題が多く、解説が豊富なのでSPI対策を始めたての方に打ってつけの本です。繰り返しやり込んで自分の苦手をなくしていきましょう。

体験談② 理工学部の男子学生

Bさん
Bさん

理系の自分にはSPIの言語問題が難しく感じたので、赤本を使って毎日少しずつ練習しました。同じ問題を何度も解くうちにコツが分かり、本番では時間内に全て解き切ることができました。やはり基礎固めには赤本が一番役立ちました。

自分の苦手分野がわかっている方はそこの分野だけ集中的に取り組むことも効率的な勉強法です。苦手分野の基礎固めとして赤本を使ってみましょう。

SPIの赤本についてのよくある質問

SPIの赤本についてのよくある質問

最後にSPIの赤本についてのよくある質問に答えていきます。

SPIの赤本は何時間で1周できる?

集中して取り組めば、約8〜12時間程度で1周できます。

ただし、初めて解く場合は解説を読み込む時間も必要なので、少しずつ進めていくことがおすすめです。時間に余裕を持って進めましょう。

SPIの赤本を使えば何日でテスト対策できる?

個人差はありますが、1〜2週間程度で基礎的な問題の対策は可能です。

短期間で仕上げたい場合は、毎日3〜4時間ずつ解くことを1週間やりましょう。その際、苦手分野の復習に重点を置くと効果的です。

赤本と実際のテストの問題は似ている?

問題自体は実際のテストを参考に作られているので似ていますが、基礎的な問題が多いです。

また、実際のSPIでは制限時間があるため、スピードと正確さがより重視されます。赤本で内容を理解したうえで、時間を計って解く練習をすると本番に強くなります。

まとめ

この記事を要約すると以下のようになります。

まとめ
  • SPIの赤本はSPIノートの会から刊行されている「これが本当のSPI3だ!」を指す
  • SPIの青本との違いは「難易度」「問題数」「扱っている分野」で赤本の方が初心者向け
  • 赤本を使った効果的なSPIの勉強法は「1冊を繰り返しやり込む」「つまずいた問題をピックアップして集中的にとく」
  • 赤本をやり込んだ後は実践的な問題を解くべき

この記事ではSPIの赤本ついて解説してきました。

SPIの赤本は基礎固めをしたい人に打ってつけの一冊です。応用的な問題を解くためには基礎的な知識が身についていることが必要不可欠になります。

そのため、まず赤本を繰り返しやり込んで、苦手分野をなくしていきましょう。

SPIの勉強法で何かわからない方や相談したいという方は積極的に「就活面談」を活用してみてください。「就活面談」では就活のプロに就活での不安を相談することができ、あなたの悩みにあった的確なアドバイスをしてくれます。

この記事が最後まで読んでくださったあなたのお役に立てれば幸いです。

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