【適性検査】四則逆算を速く解くには?コツや対策方法を徹底解説!

就活では、面接を受ける前に適性検査を課されることがよくあります。そして、適性検査の中の一つに四則逆算というものがあります。四則逆算は、問題数が多く制限時間が短いため難しいと言われています。

そのため、四則逆算の対策を怠ってしまうと適性検査を通過することができず、面接まで進むことができないかもしれません。本記事では、四則逆算を速く解くコツから対策方法まで詳しく解説していきます。

こんな人に読んでほしい

  • 四則逆算が解けず困っている人
  • 四則逆算を早く解きたいと思っている人
  • 適性検査で落ちたくない人

四則逆算の基本情報

四則演算の基本情報

適性検査で出題されることがある四則逆算ですが、どのようなものかよくわからない就活生も多くいらっしゃると思います。

本章では、四則逆算とはどのような問題が出題されるのか、問題数や試験時間などについて詳しく解説していきます。

四則逆算とは

四則逆算とは、基本的な算数の計算式に□が入っていて、□の中に入る数字を選択肢の中から選ぶというものです。

例えば、□×3=15という問題があれば、選択肢の中から5を選択すれば、正解となります。

問題数と制限時間

四則逆算の問題数は50問で制限時間は9分であることが多いです。

問題数が多く制限時間が短いことが特徴であり、1問あたり10秒ほどで解く必要があります。そのため、四則逆算を解く就活生には、速く正確に計算をする能力が求められます。

四則逆算の基本的な解き方

四則逆算を速く正確に解くためには、まず正しい解き方を知っている必要があります。本章では、四則逆算の正確な解き方について解説していきます。

分数は分母をそろえる

四則逆算で出題される分数の計算の問題は、分母をそろえる必要があります。分数の足し算・引き算では、分母をそろえなければ、そもそも計算することができません。

例題

1/2+□=2/3

□=2/3-1/2=1/6 

正解:1/6

ここでは、分母の3と2を最小公倍数の6にそろえてから引き算をすることで答えを求めています。

分母をそろえて分数の足し算引き算をすることで、正しい答えをだすようにしましょう。

かけ算とわり算は先に計算する

四則逆算で出題される計算問題は、かけ算とわり算をたし算とひき算よりも先に計算する必要があります。

例題

□-1/5×5/2 =1

□=1+1/5×5/2

=1+1/2=3/2

正解:3/2

ここでは、足し算をする前に、1/5×5/2を計算することで正しい答えを求めています。
このように、四則逆算ではかけ算やわり算をたし算やひき算よりも先に計算して解くようにしましょう。

カッコの部分を先に計算する

四則逆算で出題されるカッコのついた計算問題は、カッコの中身を先に計算する必要があります。カッコの部分がついているところは、かけ算とわり算よりも早く計算する必要があります。

例題

4×(□÷3)=8

(□÷3)=8÷4=2

□=2×3=6  

正解:6

この問題では、□÷3にカッコがついているので、□÷3を先に計算して、そこに4をかけることで、8になるような□を求めることとなります。

このように、四則逆算では、カッコがついている部分を先に計算することで正しい正解を出すようにしましょう。

四則逆算を速く解くコツ

四則逆算を速く解くコツ

四則演算を早く解くにはいくつかのコツを意識することが大切です。

3つの法則を覚える

四則逆算を速く解くためには、3つの法則を覚えることが効果的です。

これから紹介する3つの法則を理解することで、一見難しく見える計算式を簡単にすることができ、計算を格段に速くすることができるようになります。

交換の法則

交換の法則は計算式にある数字の順番を入れ替えても答えが変わらないという法則です。この法則はたし算やかけ算で使うことができます。

人それぞれではありますが、「たし算を先にまとめてしてからひき算をしたい」など、交換の法則を使えば自分の計算しやすい形にしてから計算をすることができるため、四則逆算をする上で非常に有効です。

例題

□-4+1=6

□=6-1+4=6+4-1=10-1=9 

正解:9

ここでは、6-1+4を6+4-1という形に作り直して6+4=10を計算をすることで、素早く計算できるようにしています。

このように、交換の法則を使って計算式の数字の順番を入れ替えることができれば、計算をより素早く計算することができるようになります。

結合の法則

結合の法則は、計算式の一部をグループにしてから先に計算しても同じ答えになるという法則です。この法則はたし算やかけ算で使用することができます。結合の法則を使って簡単な計算の部分をグループ化することができれば、計算の速度を速めることができます。

例題

□÷6÷5=3

□=3×5×6=3×(5×6)=90 

正解:90

ここでは、3×5×6を左から計算していくよりも、5×6をグループにしてから計算することで速く解くことができます。結合の法則を使って、簡単な部分を先に計算していくようにしましょう。

分配の法則

分配の法則は、かけ算をカッコの中のたし算やひき算それぞれに分けて計算できるという法則です。この法則は「a×(b+c)=a×b+a×c」のように使います。ただし、引き算に使うときは符号を間違えないように注意が必要です。カッコ内の計算をすると、計算が複雑になりそうなときに使うと便利な法則です。

例題

□÷(6+4+2)=5

□=(6+4+2)×5

 =6×5+4×5+2×5

 =30+20+10=60 

正解:60

ここでは、カッコ内の足し算を先にしてから5をかけるよりも、分配の法則を使ってそれぞれの数字に5をかける方が計算がしやすいです。分配の法則を使って、計算式が複雑になってしまうことを防げるようにしましょう。

小数と分数の対応関係を把握する

小数と分数の対応関係を把握しておくことで、四則逆算の計算を速くすることができます。

四則逆算では、少数と分数が混ざった計算が出題されることがあります。こうした問題を計算するときは、少数と分数どちらかに統一する必要があります。この小数か分数に統一するのに時間がかかってしまうと、四則逆算の計算に時間がかかってしまうこととなります。

例題

½=0.5

⅗=0.6 

¾=0.75

このように小数と分数の対応関係を把握することができれば、どちらかに統一することがしやすくなり、計算を速くすることができるようになります。

選択肢を先に見る

計算式を見る前に選択肢を先に確認することで、四則逆算を速く解くことができます。

選択肢を先に見ておくことで、四択の問題を先に二択まで絞れたりすることがあります。

例題

2025+□=3000

A.870 B.975 C.1001 D.1075

□=3000-2025=975 

正解:B

ここでは、先に選択肢を確認してから□の1の位だけを計算すると、答えの1の位は5であることがわかり、正解はBかDのどちらかであることがわかります。

このように、先に選択肢を確認しておくことで、複数の選択肢のうちいくつかを先に除外することができます。

数字の大きさを大雑把にイメージしながら解く

□に入る数字の大きさを大雑把にイメージすることで、四則逆算を速く解くことができるようになります。これはたし算でもかけ算でもどの計算でも効果的です。

例題

□+1234=5678

A.5123 B.4123 C.4444 D.3123

□=5678-1234=4444

正解:C

この問題では□に入る数字が4000〜4500くらいだとイメージできると正解はBかCのどちらだということがわかります。そこから一の位だけを計算すると、□に入る数字の1の位は

4であることがわかり、正解はCだとわかります。

このように、□に入る数字が大体どれくらいの大きさか分かれば、速く解くことができるでしょう。

四則逆算の対策方法

四則逆算の対策方法

前章では、四則逆算を速く解くコツを解説しました。しかし、コツを知っているだけでは本番で四則逆算を速く正確に解くことは困難です。確実に高得点を取るためには、四則逆算の対策を入念に行うことが必要です。

本章では、四則逆算の対策方法について解説していきます。

多くの問題を解く

多くの問題を解くことは四則逆算の対策に効果的です。

四則逆算の問題は、多くの問題を解けば傾向を掴むことができるため、数をこなすことは四則逆算の対策において非常に大切です。

四則逆算の対策ができるアプリを利用すれば、すき間時間などに手軽に勉強することができるのでインストールしておくようにしましょう。

「CAB(WEB-CAB) 一問一答 適性試験対策問題集」や「玉手箱 Webテスト 解説付き 就活対策問題集」など、適性検査対策ができるアプリはたくさんあるので、ぜひ調べてみると良いでしょう。

また、SPI体験模試を受けてみることもおすすめです。SPI体験模試を受ければ、10問ほどの問題を解くだけで、今の自分の実力を試すことができます。
SPIの出題傾向もつかむことができるので、おすすめです!

時間を計って勉強する

四則逆算の勉強は時間を計りながらすることが大切です。

時間を計らないまま本番を迎えてしまうと焦ってしまって最後まで解くことができず、正答率も下がってしまう恐れがあります。

試験本番では、問題数が多く制限時間が短いので、普段から時間を計って速く計算をすることに慣れておくと良いでしょう。

ここまで適性検査で出題される四則逆算の対策方法について解説しましたが、適性検査だけでは内定はもらえません。せっかく適性検査を通過しても面接でうまく話せなければ、もったいないですよね。

そんなときにおすすめなのが就活面談です。就活のプロが企業側の目線も踏まえながら、就活生一人ひとりに寄り添いながら面接対策などの就活対策を進めることができます。

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まとめ

本記事では、以下の内容をお伝えしました。

まとめ
  • 四則逆算とは計算式の□に入る数字を選ぶ問題のことで、適性検査で出題される
  • 四則逆算は問題数が多く制限時間が短い
  • 四則逆算を解くには基本的な解き方を知っている必要がある
  • 四則逆算はコツを知っておくことで速く解くことができる
  • 四則逆算はしっかり対策すれば、高得点を取ることができる

四則逆算は、問題数が多く制限時間が短いため、苦手に感じる就活生も多いです。しかし、基本的な解き方を理解し、速く解くコツを知っている人にとっては四則逆算は難しいものではありません。しっかりと対策をすれば、他の就活生と差をつけることができ、適性検査を通過できる可能性がグッと高まるでしょう。

この記事が最後まで読んでくださったあなたのお役に立てれば幸いです。

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