就活シーズンに就活生がまず苦戦するもの。それはSPIです。
中でも油断していると危険なのが、言語分野。「日本語だし、どうにかなるでしょ」と後回しになりがちですが、実は難しい語句問題や長文を短い時間でたくさん解かなければいけないので、慣れていないと大きな失点につながってしまうのです。
この記事では、そんな言語分野で高得点をとりたいという方のために、そもそもSPIの言語分野とは何なのか、先輩に聞いたやっておけばよかったこと3選、問題種別の練習問題、おすすめアプリや問題集など、徹底的に解説します。
こんな人に読んで欲しい
- SPIの言語でどんな問題が出るのかわからない人
- SPI言語をどうやって対策すればいいのかわからない人
- SPI言語の問題種別の練習問題を解いて、理解度をチェックしたい人
- SPIの言語を効率的に勉強できるアプリや問題集を探している人
基本的にSPIは結果が確認することのできないですが、SPIマスターではそのSPIと同様の結果を確認することができます!
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SPI言語とは?出題傾向を把握しよう

SPIの言語は、数学的な問題が出題される非言語とは異なり、語句や長文読解など受験者の言語的な能力を見る分野です。
この章では、そんなSPI言語分野の形式別の特徴や実施時間、出題数をご紹介します。
【形式別】SPI言語の問題の種類と頻出度
では、具体的にSPI言語では、どのような問題が出題されるのでしょうか。下の表に問題の種類とそれぞれの形式における頻出度をまとめてみました。ちなみに「問題の種類」の列のリンクからそれぞれの問題の詳細や練習問題の項目に飛ぶことができます!
(⭐︎:毎回出題される、◯:しばしば出題される、×:出題されることがない)
表からもわかるように、空欄補充と長文読解はどの形式でも出題頻度の高い問題です。十分に対策しておくようにしましょう。
SPI言語の問題数と回答時間
SPI言語の問題集と回答時間についても、知っておきましょう。次の図で各テスト形式別にまとめてみました。
受験方法 | 問題数 | 回答時間 |
---|---|---|
WEBテスティング | 問題数は個人の回答状況によって変動する | 35分(言語、非言語合わせて) |
テストセンター | 問題数は個人の回答状況によって変動する(約20問) | 35分(言語、非言語合わせて) |
ペーパーテスト | 約40問 | 30分(言語のみ) |
注目すべきは、WEBテスティングとテストセンターでは、正答率によって出題数が異なるということです。そのため、「長文がでないと正答率が低い」「長文が2問だと正答率が高い」など受験中に自分の正答率を推し図る指標が存在します。
入力問題でも焦らずに
SPI言語の長文読解で特徴的なのが、選択肢ではなく、回答を直接入力する形式の問題です。これはWEBテスティングとテストセンター限定で出題されます。
10文字以内の比較的簡単な抜き出しで、最初に設問を読んだ後に、長文を読むことですぐに見つけることができるため、焦らずに対応しましょう。
SPI言語は難しい?苦しむ就活生の声
この記事を読んでいる方の中には、「周りの就活生よりも言語ができていない」と孤独感を感じている人もいるのではないでしょうか。しかし、そんなことはありません。
実は、SPI言語で苦しむ就活生はたくさんいるのです。実際にXや知恵袋の声を見てみましょう。

参考書に掲載されている語彙の多くが難しく、ほとんどわかりません。
(知恵袋より)

SPIの言語がぜーんぜんダメ
(Xより)

SPIの言語難しいよね、気にしたこともないような話を聞かれる、、、
(Xより)
実は苦しむ人の多いSPI言語ですが、語彙力や長文読解はなかなか伸ばすのが難しく、本当に克服できるのかと懐疑的になっている人もいるかもしれません。
しかし、筆者の大学の先輩にSPIの言語が全くできなかったにも関わらず、対策を重ねて大手広告代理店に内定できた人がいます。実際に彼女の体験談を見てみましょう。
SPI言語を克服できた先輩の体験談

先輩、お久しぶりです。本日はインタビューを受けていただき、ありがとうございます!

いやいや、こちらこそありがとう!

自分:早速ですが、先輩はあんなにSPIの言語が苦手苦手といっていたのに、どうやって克服することができたんですか?

質問ありがとう。
まず、語句については、ひたすら頻出単語を覚えたかな。問題集に載っているものはもちろん、ネットやSPIと同じレベルと言われている漢検2級の参考書からも情報収集をして、語彙を増やした!
ただ、漢検とSPIの問題形式はかなり違うので、あくまで語彙を増やすために使ってたよ。

そうなんですね!参考になります。ちなみに、長文読解はどうやって克服したんですか?

長文読解は、付け焼き刃的なテクニックでは点数が上がらないと思ったので、毎日意識的に新書を読むようにした!読みながら、それを頭の中で要約する練習をすることで、要点をつかめるようになったかな。

へえ〜。回答ありがとうございます。参考になりました!やっぱり、言語は時間がかかりそうな対策ですね。

そうだね。SPIの言語は結構基礎がものをいうところが多いから、毎日の反復や継続が大事だと思う!

そうですよね。参考になります!今日はありがとうございました。お仕事頑張ってください!
先輩に聞いた!SPI言語の対策でやっておいてよかったこと3選

では、就活生がSPI言語の対策でやっておくべきこととは何なのでしょうか?ひとりで就活することが多い方は、ベストな対策法を暗中模索している方も多いですよね。。。
そんな方のために、今回は「ココシロインターン」を運営している株式会社SHiROのインターン生の先輩30名に聞いた「SPI言語の対策でやっておいてよかったこと3選」をご紹介します!
1位 無料模試で問題形式、制限時間に慣れておく
まず、「やっておいてよかった」との声が1番多かったのが、無料模試で試験慣れしておくことです。
実際の声としては、「無料模試を受けたことで、制限時間の短さを身をもって知り、問題を早く解くための対策をすることができた」「問題形式を事前に知っておくことで、本番でも焦らずに回答することができた」といった意見が多かったです。
そして、インターンの先輩が特におすすめしていた模試が「SPIマスター」。本番と同様のSPIを無料で受けられるだけでなく、普通は受け取れない結果をもらうことができるため、次の対策に必ずつながります。
これからSPIで高得点を取りたい!と思っている方は絶対に受けておいた方がいい模試だと言えるでしょう。下の「SPIマスターを申し込む」をクリックして、ぜひ利用してみてください!
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2位 アプリ・参考書で反復練習
2番目に多かったのが、「アプリ・参考書で言語問題の反復練習をする」です。
実際の声としては、「通学時間や隙間時間にアプリでコツコツ語彙問題を解くことができたため、効率よく勉強できた」「参考書を繰り返し解くことで、語彙力が上がった」といった意見が多かったです。
この後の章で、おすすめのアプリや参考書を紹介しているので、そちらもぜひチェックしてみてください。
3位 語彙力を高めておく
3番目に多かったのが、「語彙力を高めておく」です。
実際の声としては、「問題集を解くだけだと心許なかったが、漢検の問題集なども解いて語彙力向上に努めた」「ネットや問題集の頻出語句を繰り返し見ることで、言語問題に太刀打ちできるようになった」といった意見が多かったです。
この次の章で、実際によく使う語句一覧を載せているので、SPIの語句問題が苦手な方は、何度も見返して覚えるようにしましょう!
【一覧】SPI言語の頻出語句167選
この章では、SPI言語で特に頻出の語句167個をリストにまとめてみました。このリストを覚えればほとんどの言語問題には対応できると思うので、何度も見返して暗記することをおすすめします!
語句 | ふりがな | 意味 |
---|---|---|
あけすけ | あけすけ | 隠すことなく、包み隠しの無いこと。露骨 |
あげつらう | あげつらう | 物事のよしあしについて論じ合う、欠点や失言などを言い立てる |
いみじくも | いみじくも | 適切に、巧みにも |
おしなべて | おしなべて | 全体にわたって。全て一様に |
おずおず | おずおず | おそれためらいながら行動するさま。おそるおそる |
おもむろに | おもむろに | あわてずゆっくり |
かいがいしい | かいがいしい | 動作がきびきびしていて、手ぎわがよいさま |
ことほぐ | ことほぐ | 言葉で祝福する。祝いの言葉を述べ幸運を祈る |
心もとない | こころもとない | 頼りなく不安なさま |
ぞんざい | ぞんざい | 物事をいい加減にすること。投げやりなさま |
たゆたう | たゆたう | ゆらゆらと揺れ動いて定まらない |
やにわに | やにわに | 突然、いきなり、ただちに |
斡旋 | あっせん | 間に入って双方をうまく取りもつこと |
委細 | いさい | 細かく詳しいこと |
営々 | えいえい | せっせと休みなく励むさま |
英断 | えいだん | 思い切りがよく決すること。優れた決断 |
英知 | えいち | 深く物事の道理に通じる才知。優れた知恵 |
沿革 | えんかく | 物事の移り変わり |
過分 | かぶん | 程度や限度を超えたさま |
会得 | えとく | 物事の意味、本質などを理解し、自分のものにすること |
諫言 | かんげん | 目上の者をいさめること |
懐柔 | かいじゅう | 上手く手なずけ従わせる |
甘受 | かんじゅ | 甘んじて受けること |
看破 | かんぱ | みやぶること |
帰順 | きじゅん | 反逆心を改めて、服従する |
機知 | きち | その場に応じてとっさに働く鋭い知恵 |
気鋭 | きえい | 気力があり、意気込みが鋭いこと |
義憤 | ぎふん | 道にはずれたこと、不公平なことに対する怒り |
恭順 | きょうじゅん | 命令につつしんで従う態度をとること |
金言 | きんげん | 模範となるような優れた格言、言葉 |
迎合 | げいごう | 自分の考えを曲げても、他人の意に従って気に入られるようにすること |
見識 | けんしき | 物事を正しく判断すること |
公算 | こうさん | あることが起こる、実現する見込み |
現 | うつつ | この世に現に存在しているもの。現実 |
言質 | げんち | あとで証拠となる約束の言葉 |
顧慮 | こりょ | 考慮に入れて心遣いをすること |
伍する | ごする | 他者と同等の位置に並ぶ。肩を並べる |
更迭 | こうてつ | ある職や地位についている人を替えること |
困憊 | こんぱい | 困難が続いて疲れ果てること |
座視 | ざし | 黙って見ているだけ |
惨慄 | さんりつ | 恐ろしさにぞっとすること |
再三 | さいさん | 度々、何度も |
在野 | ざいや | 民間の人(公職に就いていない人) |
斯界 | しかい | この分野、この社会 |
識見 | しきけん | 物事に正しい判断を下す力、優れた意見 |
私淑 | ししゅく | 密かにある人を師と仰ぎ、模範として学ぶこと |
至言 | しげん | いかにも正しいところを言い当てている言葉 |
悉皆 | しっかい | 残らず全て |
釈然 | しゃくぜん | 疑いや恨みなどが消えて心が晴れ晴れするさま |
殊勝 | しゅしょう | 心がけや行動が感心なさま。けなげ。 |
出色 | しゅっしょく | 他より特に優れていること |
承服 | しょうふく | 納得した上で従うこと |
消長 | しょうちょう | 勢いが衰えたり盛んになったりすること |
焦眉 | しょうび | 火が眉に迫るように、危険が迫っていることのたとえ |
進言 | しんげん | 上の者に意見を申し述べること |
専横 | せんおう | 好き勝手に振る舞うこと |
垂涎 | すいぜん | あるものを手に入れたいと熱望すること |
崇高 | すうこう | 気高く尊いさま |
趨勢 | すうせい | ある方向へと動く勢い。社会全体の流れ |
脆弱 | ぜいじゃく | もろくて弱いこと |
席巻 | せっけん | 激しい勢いで自分の勢力範囲を広げること |
折衷 | せっちゅう | それぞれに良いところがあるものを一つに合わせること |
漸次 | ぜんじ | 次第に。だんだん |
漸進 | ぜんしん | 順を追ってだんだんに進むこと |
参画 | さんかく | 企てや事業の計画に加わること |
逡巡 | しゅんじゅん | 決心がつかずためらうこと |
造詣 | ぞうけい | ある分野に関する深い知識や優れた技量 |
早晩 | そうばん | 遅かれ早かれ |
尊大 | そんだい | 人を見下したような偉そうな態度をとること |
打診 | だしん | 相手の意向を確かめるために様子を見ること |
泰然 | たいぜん | 落ち着いていて物事に動じない様子 |
担勇 | たんゆう | ものに動じない勇気があること |
断腸 | だんちょう | 腹わたがちぎれるほど、非常につらく悲しいこと |
鳥瞰 | ちょうかん | 高い所から広範囲を見下ろすこと |
直言 | ちょくげん | 自分の考えを遠慮せずに言うこと |
逓減 | ていげん | 次第に減ること(だんだんに減らすこと) |
伝播 | でんぱ | 広く伝わること |
吐露 | とろ | 心の中を包み隠さずに打ち明けること |
透徹 | とうてつ | 澄んで濁りのないこと。筋道がはっきり通っていること |
陶治 | とうや | 才能や能力を円満に育てること(人を育成すること) |
督励 | とくれい | 監督し励ますこと |
反目 | はんもく | 仲が悪く、対立すること |
卑近 | ひきん | 手近でありふれていること |
披瀝 | ひれき | 心の中の考えを包み隠さず打ち明けること |
比肩 | ひけん | 肩を並べること。同等であること |
罷免 | ひめん | 職を辞めさせること |
謬見 | びゅうけん | 間違った考えや見解 |
標榜 | ひょうぼう | 主義・主張などを公然と表すこと |
不憫 | ふびん | かわいそうで哀れなこと |
吹聴 | ふいちょう | 言いふらすこと |
符合 | ふごう | 完全に一致すること |
腐心 | ふしん | ある事を成し遂げようと心を悩ますこと |
粉飾 | ふんしょく | 飾り立ててうわべを立派に見せること |
法外 | ほうがい | 程度がひどすぎること(常識を超えているさま) |
躍如 | やくじょ | 生き生きと現れているさま |
雄飛 | ゆうひ | 勇ましく盛んに活動すること |
落伍 | らくご | 仲間や集団から遅れ、ついて行けなくなること |
流布 | るふ | 世間に広まること |
励行 | れいこう | 決めたことを努力して実行すること |
憐憫 | れんびん | 不憫に思うこと。哀れみの気持ち |
狼狽 | ろうばい | うろたえ騒ぐこと。あわてふためくこと |
老成 | ろうせい | 経験を積んで熟達すること |
傀儡 | かいらい | 操り人形。他人の手先となって使われる者 |
僭越 | せんえつ | 身分や資格を超えて出過ぎたことをすること |
呵責 | かしゃく | 厳しくとがめ責めること |
奸智 | かんち | ずる賢い知恵 |
已然 | いぜん | 既に起こっていること |
背反 | はいはん | 道理に背くこと |
忖度 | そんたく | 相手の心中をおしはかって配慮すること |
慟哭 | どうこく | 声をあげて激しく泣くこと |
昵懇 | じっこん | 間柄が親しいこと |
杞憂 | きゆう | 心配しなくてよいことをあれこれ心配すること |
桎梏 | しっこく | 人々を手かせ足かせのように縛るもの(自由を束縛するもの) |
狡猾 | こうかつ | 悪賢いこと |
詭弁 | きべん | 道理に合わないこじつけの議論 |
軋轢 | あつれき | 仲が悪くなること。争いが生じること |
邂逅 | かいこう | 思いがけなく出会うこと |
闊達 | かったつ | 小さなことにこだわらず心のまま行動するさま |
忍従 | にんじゅう | 耐え忍んで、言われるままに従うこと |
弁駁 | べんばく | 他人の説の誤りを論じて言い破ること |
落成 | らくせい | 建築物が出来上がること |
感服 | かんぷく | 深く感心して尊敬の気持ちを抱くこと |
折半 | せっぱん | 半分に分けること |
英気 | えいき | 優れた才気。いきいきと働こうとする気力 |
拮抗 | きっこう | 力が拮抗し、互いに優劣がないこと |
進取 | しんしゅ | 自ら進んで物事に取り組むこと |
溜飲 | りゅういん | 胸のつかえが下がり気分がすっとすること(「溜飲が下がる」の形で用いる) |
猜疑 | さいぎ | 人をねたみ疑うこと |
器量 | きりょう | 才能や人徳 |
領袖 | りょうしゅう | 人々を率いる長(指導者)となる人物 |
変節 | へんせつ | 主義や信念を変えること |
寡少 | かしょう | 非常に少ないこと |
多寡 | たか | 多いか少ないか、その量の程度 |
健気 | けなげ | けなげで感心なさま |
流転 | るてん | 次々に移り変わること |
煩瑣 | はんさ | 細々として煩わしいこと |
寡聞 | かぶん | 知識が浅く、見聞が狭いこと |
敷延 | ふえん | 意味や趣旨を押し広げて説明すること(詳しく述べること) |
機略 | きりゃく | 状況に応じた巧みな策略 |
遁走 | とんそう | 逃げ出すこと |
割愛 | かつあい | 惜しいと思いながら手放すこと |
瀟洒 | しょうしゃ | すっきりと洗練されているさま |
耽読 | たんどく | 書物を夢中になって読みふけること |
齟齬 | そご | 物事が食い違うこと |
跋扈 | ばっこ | 好ましくないものがのさばること |
暁通 | ぎょうつう | すみずみまで知り尽くしていること |
佳境 | かきょう | 最もおもしろい場面や状態 |
瓦解 | がかい | 一部の崩れから全体が壊れてしまうこと |
跳梁 | ちょうりょう | はね回ること。好ましくないものがのさばりはびこること |
絶大 | ぜつだい | 極めて大きいこと |
予見 | よけん | 事が起こる前にあらかじめ見通すこと |
徒食 | としょく | 働かずにぶらぶら暮らすこと |
稀有 | けう | めったにないこと |
忌憚 | きたん | 遠慮すること |
不為 | ふため | ためにならないこと |
無粋 | ぶすい | 野暮なこと |
斟酌 | しんしゃく | 相手の事情や心情をくみ取って配慮すること |
無稽 | むけい | 根拠がなく現実味がないこと |
右筆 | ゆうひつ | 代筆する人 |
一興 | いっきょう | ちょっとしたお楽しみ |
幇間 | ほうかん | 座敷で客を楽しませる男性芸人(太鼓持ち) |
盤石 | ばんじゃく | 非常に安定しているさま |
欣快 | きんかい | 非常に喜ばしいこと |
矜持 | きょうじ | 自信と誇り |
蚕食 | さんしょく | 徐々に領域を侵略すること |
回視 | かいし | 振り返って見ること |
蒙昧 | もうまい | 知識がなく道理に暗いこと |
【練習問題で力試し】SPI言語の問題種類別の解法をおさらい!
ここからはSPI言語について問題種類別で、練習問題と解法、解き方のコツをご紹介していきます。練習問題を実際に解いて、今の実力で解けるかどうか確認してみましょう。
再喝ですが、次がSPI言語の問題種類の一覧です。
それではいきましょう!
二語関係
二語関係とは、二つの単語の関係性を考える問題です。実際に練習問題を解いてみましょう。
練習問題
次に提示される二語の関係を考え、同じ関係のものを選びなさい。
校則:規則
野球:?
A サッカー
B バスケットボール
C スポーツ
D ボール
正解は、Cのスポーツです。
まず「校則」と「規則」の関係性を考えてみると、これは「校則」という学校内で適用されるルールが、ルール一般の総称である規則に包まれる関係にあります。
つまり、「左側の語が右側の語に含まれる」というのが今回の関係性です。
次に、選択肢をみてみると、野球を含むことができる語は、それより大きいカテゴリであるスポーツだけのため、答えはスポーツになるというわけです。
他の選択肢はすべてこの関係性には当てはまりません。
【解き方のコツ】覚えるべきは主要7パターン
二語関係の問題は、ほとんどの場合次の7パターンに分類することができます。そのため、次の表を見てパターンを覚えましょう。
パターン | 関係性 | 具体例 |
---|---|---|
包含 | AがBを含む | スポーツ:テニス (スポーツはテニスを含む |
対義語 | AとBは対義語 | 楽観的:悲観的 (楽観的と悲観的は対義語) |
役目 | AはBする役目をもつ | 石鹸:洗浄 (石鹸は洗浄するもの) |
原料 | AはBから作られる | パン:小麦 (パンは小麦から作られる) |
同義語 | AとBは同義語 | 本:書物 (本と書物は同義語) |
同列 | AもBも〜の一種 | チーズ:ヨーグルト (チーズもヨーグルトも乳製品の一種) |
ワンセット | AとBは一緒に使う | 紙:ペン (紙とペンは一緒に使う) |
熟語の意味
熟語の意味の問題は、設問と意味が同じ語句を探す問題です。二次熟語からの出題がメインですが、時々動詞や副詞の意味が問われることもあります。早速練習問題を解いてみましょう。
練習問題
下線部のことばと意味が最も合致するものをAからEの中から1つ選びなさい。
同じくらいの実力や地位をもつこと
A 併記
B 比肩
C 比喩
D 偏向
E 随伴
正解は、Bの比肩です。
比肩には「実力や地位が同等であること、肩を並べること」といった意味があり、これは下線部のことばと合致します。
ちなみに他の語句の意味は下記のようになります。
A)併記 二つ以上の事柄を並べて記載すること。
B)比喩 ある物事を他のものに例えて表現すること。
C)偏向 特定の方向や考え方に偏ること。
D)随伴 主となるものに付き従うこと。
【解き方のコツ①】頻出語句を覚える
苦戦する人の多い語句の意味ですが、この対策として最も効果的なのは、頻出語句の意味を暗記することです。上の頻出語句一覧を見返して、覚えるようにしましょう。
たとえ、意味を推測することができたとしても、暗記していた方が圧倒的に速いため、SPI言語を有利に解き進めることができます。
【解き方のコツ②】漢字から推測する
万が一意味がわからない場合は、漢字から推測するのも一つの手です。
例えば、「比肩」を分解して訓読みしてみると、「肩を比べる」と読むことができます。この表現が「肩を並べる」と近いなと連想することができれば、「実力や立場が同等であるという意味では?」と推測することができます。
熟語の成り立ち
熟語の成り立ち問題とは、二字熟語における2つの漢字の関係性を見分ける問題です。早速練習問題を解いてみましょう。
練習問題
次の語句について、熟語の成り立ち方として当てはまるものを、AからDの中から1つずつ選びなさい。
隔離
A 前の漢字が後の漢字を修飾する
B 似た意味をもつ漢字を重ねる
C 動詞の後に目的語をおく
D A〜Cのどれにも当てはまらない
正解は、Bの「似た意味をもつ漢字を重ねる」です。
隔離のそれぞれの字を訓読みしてみると、「隔」はへだてる、「離」ははなれると読むことができ、どちらも「はなれている」イメージのある、似た意味の漢字だと判断することができます。
【解き方のコツ】頻出5パターンを覚えよう
熟語の成り立ちを解くコツは、主要5パターンを押さえておくことです。以下が、それらをまとめた表です。
パターン | 具体例 |
---|---|
似た意味をもつ漢字を重ねる | 隔離、柔軟、恩恵 |
反対の意味をもつ漢字を重ねる | 因果、往復、強弱 |
主語と述語の関係にある | 人為、腹痛、民営 |
動詞の後に目的語をおく | 握手、越冬、読書 |
前の漢字が後の漢字を修飾する | 暗示、屋外、直角 |
次の記事では、上記それぞれのパターンについてわかりやすく図で解説しているだけでなく、よくでる頻出熟語150選も紹介しています。熟語の成り立ち問題が苦手だという方はぜひ読んでみてください。
語句の用法
語句の用法は、複数の意味をもつ語句について、設問文と同じ意味で使われているものを選ぶ問題です。
早速、練習問題に取り組んでみましょう。
練習問題
下線部の語が最も近い意味で使われているものをAからEの中から1つ選びなさい。
母の歌った歌は有名だ。
A これは私の車です。
B 猫の白いのがほしい。
C あの男の作った料理は絶品だった。
D 何をしているの?
E 彼の本は面白いが、君のは面白くない。
正解は、Cです。
理由は、設問における「の」もCにおける「の」もどちらも主格を表しているからです。
主格の「の」とは、その前の名詞がその後の動詞の主語になっていることを表すものです。簡単な見分け方として、「ーが〜」というように、「の」を「が」と言い換えることができれば、それが主格であると確かめることが可能です。
例)母の歌った歌は有名だ。→ 母が歌った歌は有名だ。
例)あの男の作った料理は絶品だった。→あの男が作った料理は絶品だった。
ちなみに他の選択肢における「の」の用法は次のようになります。
A これは私の車です。(所有)
B 猫の白いのがほしい。(同格:前後を=の関係で結べる)
D 何をしているの?(終助詞:語尾に使用する)
E 彼の本は面白いが、君のは面白くない。(準体格:「〜のもの」と言い換えられる)
【解き方のコツ①】助詞の意味を覚えておく
語句の用法では、上記練習問題のように、複数の意味をもつ助詞の意味を問う問題が頻出です。この問題に対応するための近道は、ズバリ「助詞の意味を暗記する」です。
次のサイトで、それぞれの助詞の意味について詳しく説明されていたので、参考にしてみるとよいでしょう。
【解き方のコツ②】多義語はまず設問の語句のイメージをつかもう
多義語について問われた時は、多義語はまず設問の語句のイメージをつかむのが肝要です。
例えば次の問題をみてみましょう。
下線部の語が最も近い意味で使われているものをAからCの中から1つ選びなさい。
波が岸に寄せる
A 友人の家に身を寄せる
B 群衆が押し寄せる
C 投書を寄せる
この設問において「寄せる」は、波が岸に「近づいてくる」というイメージであるとわかります。これに対して、同じく「近づいてくる」というイメージがあるものは、Bだけなので、正解はBだと判断することができます。
文の並び替え
文の並び替えは、ばらばらに並べられた選択肢を正しい順番に並べ替える問題です。このタイプの問題では、文節を並び替えるパターンと、1つの文章の文を並び替えるパターンの2つが存在します。
早速練習問題を解いてみましょう。
練習問題
AからEの語句を空欄[1]から[4]に入れて意味が通る文を完成させた時、[3]に当てはまるのは次のうちどれか。
働き方の多様性が進み、[1] [2] [3] [4] 必要に迫られている。
A:個々のライフスタイルや価値観に応じた
B:新たな課題に対する解決策を模索する
C:生産性の維持やチームとしての一体感の醸成といった
D:柔軟な働き方が可能になりつつあるが
正解は、Cです。
AからDを正しい順番に並び替え、設問文に当てはめると次のようになります。
働き方の多様性が進み、([1] A:個々のライフスタイルや価値観に応じた)([2] D:柔軟な働き方が可能になりつつあるが)([3] C:生産性の維持やチームとしての一体感の醸成といった)([4] B:新たな課題に対する解決策を模索する)必要に迫られている。
【解き方のコツ①】文節を並び替える問題では、まず最初と最後の空欄を埋める
文の並び替えの中でも、練習問題のように文節を並び替える問題では、まず最初と最後の空欄を埋めることが重要です。
文節タイプでは、文の最初と最後がわかっているので、最初と最後の空欄は比較的簡単に埋めることができます。あとは、その間の文脈が自然になるように、他の選択肢を埋めていけばいいだけです。
【解き方のコツ②】文を並び替える時は、指示語や接続詞に注意する
次に、長い文章の文を並び替える時は、指示語や接続詞に注意するようにしましょう。
「それ」「この」などの指示語があれば、その対象を探すことで文の前後関係を判断することができます。また、接続詞についても逆説の前は、その文と反対のことを述べる文が、順接の前はその文と同じようなことを述べている文を探すことで、簡単に並び替えることができます。
空欄補充とは、文中の空欄に適切な言葉を当てはめる問題です。SPIの全方式で出題されるため、十分に対策するようにしましょう。
空欄補充
それでは、練習問題を解いてみましょう。
練習問題
文中の空欄に入る最も適切な表現は次のうちどれか。
このプレゼンは簡潔でわかりやすかったが、最後の余談は( )だった。
A. 急務
B. 本腰
C. 蛇足
D. 核心
正解は、Cの蛇足です。
注目すべきは、「わかりやすかったが」の「が」という逆説です。ここから、プレゼンに簡潔でわかりやすいという印象があるのに対し、余談はそれと反対に、長い、必要ないといった印象があると判断できます。
ここで選択肢をみてみると、上記の印象に当てはまるのは、「無用だ」という意味をもつ「蛇足」のみなので、正解は蛇足だとわかります。
【解き方のコツ】対比を見つける
空欄補充では、対比を見つけることで、空欄に当てはまる語彙を予測することができます。
戦術の繰り返しになりますが、上記の練習問題のように
プレゼン→簡潔でわかりやすい
余談→長い、余計だ
といった対比を見つけることができれば、選択肢を簡単に絞り込むことができるでしょう。
長文読解
長文読解とは、いわゆる現代文の読解問題です。内容は高校生レベルで、思想や社会などのテーマが頻出です。
練習問題や解き方のコツについては、次の記事で詳しく取り上げているので、ぜひ読んでみてください!
【3選】SPI言語におすすめの対策アプリ
SPI言語が苦手な方の中には、「電車でコツコツ勉強したい」「隙間時間で語彙を増やしたい」と思っている人も多いのではないでしょうか。
そんな方のために、SPI言語に特化したおすすめの対策アプリ3選をご紹介します!
1位:SPI言語|しっかり解説 の資格試験問題集
AppStore | リンク |
GooglePlay | 提供なし |
おすすめの理由は、2点あります。
まず1点目がレベルを調整できるところ。難易度が簡単だと指摘されるアプリが多いなか、自分のレベルに合わせて難易度を調整できるのがグッドポイントです。ただ、レベル2、3は課金が必要なことをあらかじめ知っておきましょう。
2点目に、復習機能が充実しているところ。ブックマーク機能やミス問題の復習機能はもちろん、設問数を選んでランダムに問題を解けるテスト機能まであるのが嬉しいポイントです。
2位:SPI対策 言語 就活・転職対策アプリ
おすすめの理由は、圧倒的な問題数の多さ。SPI言語の問題が701問収録されているため、隙間時間に場数を踏みたい人にはおすすめです。
3位:SPI言語 【Study Pro】
おすすめの理由は、本番に近い環境で問題を解くことができることです。時間制限が本物と似ているため、時間内に解けないという課題をもっている方にはおすすめです。ただ、問題レベルが低く、実質的に得られる知識は少ないため、この順位となっています。
【3選】SPI言語におすすめの参考書
SPI言語を対策する時に迷うのが参考書選び。この章では、SPI言語対策におすすめする参考書3選をご紹介します。
また、次の記事では、「1から丁寧に始めたい人向け」「選考まで時間がない人向け」など様々なシチュエーションに合わせて、参考書を提案しているため、ぜひ参考にしてみてください!
1位:2026最新版 史上最強SPI&テストセンター超実戦問題集
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おすすめの理由は、バランスの良さ。問題数、解答解説のボリュームが豊富なだけでなく、本番さながらの模擬テストも収録されているのがグッドポイントです。
また、就活生がおすすめするNo.1の問題集にも選ばれており、Amazonでもベストセラー1位となっているため、とりあえずこれをやっておけば間違いないでしょう。
2位:2026最新版 完全最強SPI&テストセンター1700題
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おすすめの理由は、なんといっても圧倒的な問題数の数です。言語問題だけで561問収録されているため、場数を踏みつつ語彙力をアップさせることができます。
3位:2026年度版 本気で内定! SPI&テストセンター1200題
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こちらもおすすめの理由は問題数の多さ。2位と比べると見劣りしますが、競合と比較しても多い1200問を収録しています。SPI言語で重要なのは、解法の理解<知識なため、たくさんの問題に触れたい方におすすめです。
まとめ
この記事を要約すると次のようになります。
- SPIの言語分野では出題される問題の種類がテスト形式によって異なる
- Xや知恵袋の声を聞いても、SPIの問題は難しい
- SPI言語の対策でやっておいてよかったこと3選は、「無料模試」「問題集&アプリで反復」「語彙力の向上」
いかがだったでしょうか?この記事があなたの助けになれば幸いです。
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