「AWS(Amazon Web Services)の長期インターンに興味があるけれど、何から調べればいいかわからない」と感じていませんか。AWS公式が募集するインターンと、AWSの技術を活用する企業のインターンでは、内容も難易度も大きく異なります。この記事では、AWSの長期インターンの種類・職種・選考難易度・対策方法を網羅的に解説します。文系学生が挑戦するためのロードマップや、インターン経験を本選考に活かす戦略まで紹介するので、自分に合ったインターン選びの参考にしてください。
こんな人に読んでほしい
- AWSやクラウド業界のインターンに興味があるが何から調べればいいかわからない大学生
- AWS公式インターンの選考対策を知りたいIT志望の理系学生
- 文系だがAWSやクラウド業界のビジネス職インターンに挑戦したい大学生
AWSの長期インターンとは?2つの種類を理解しよう

「AWS 長期インターン」と検索すると、AWS公式の採用プログラムとAWSの技術を使う企業の求人が混在して表示されます。この2つはまったく性質が異なるため、まずは違いを正確に把握しましょう。
筆者の見解として、どちらが「良い・悪い」ではなく、自分のスキルレベルとキャリア志向に合った方を選ぶことが最も大切です。以下で、それぞれの特徴を詳しく解説します。
AWS公式の長期インターン
AWS公式の長期インターンは、Amazonグループの一員として実務に携わるプログラムです。AWS Japan公式採用ページによると、募集職種は営業・サポートエンジニアリング・ソリューションアーキテクト(SA)・プロフェッショナルサービス・データセンターの5つです。
インターン生にはメンターが付き、社員と同じ業務環境で働けます。Amazonの企業文化を直接体験しながら実務スキルを身につけられるのが最大の魅力です。報酬も一般的な長期インターンと比較して高水準に設定されています。
ただし、AmazonグループとしてのLeadership Principlesに基づく厳格な選考が行われるため、応募のハードルは高めです。事前の準備なしに合格するのは難しいでしょう。
AWSスキル活用企業のインターン
もう一つは、AWSをインフラ基盤として使うスタートアップやSIerの長期インターンです。こちらはAWS公式のプログラムではなく、各企業が独自に募集しています。
エンジニア職が中心で、実際にAWSのサービスを使ったシステム開発やインフラ構築を経験できます。
AWS公式より応募ハードルが低く、実装経験を積みやすいのが特徴です。
【比較表】AWS公式とAWSスキル活用企業の違い
2つのインターンの違いを一覧表にまとめました。自分の目的に合った方を選ぶ判断材料にしてください。
| 比較項目 | AWS公式インターン | AWSスキル活用企業インターン |
|---|---|---|
| 運営 | Amazon(AWS Japan) | スタートアップ・SIer等 |
| 募集職種 | 営業・SA・サポートエンジニアリング等 | エンジニア職が中心 |
| 選考難易度 | 非常に高い | 企業により異なるが比較的入りやすい |
| 報酬水準 | 高い | 時給1,300〜2,500円程度 |
| 得られるスキル | ビジネス+技術の両面 | AWSを使った実装力 |
| 本選考との関係 | AWS本選考に直結しやすい | 技術力の証明として活用可能 |
| 求人数 | 年に数ポジション | 567件以上(Indeed掲載数) |
AWS公式は「AWSで働きたい」という明確な志望がある方に向いています。一方、AWSスキル活用企業は「まずはAWSの技術に触れてみたい」という方に適しているでしょう。
AWS公式長期インターンの職種と業務内容

AWS公式の長期インターンでは、技術職と非技術職の2系統が用意されています。AWS Japan公式採用ページに掲載されている主要職種を見ていきましょう。
営業職インターン
営業職はAWS公式インターンの中で唯一の非技術職ポジションです。クラウドソリューションの提案営業を担当し、顧客の課題をヒアリングしながら最適なAWSサービスを提案します。
プログラミングスキルは不要で、文系学生でも応募できるのが大きな特徴です。コミュニケーション力やビジネス思考力が重視されます。
サポートエンジニアリング職インターン
サポートエンジニアリング職は、AWSを利用する顧客の技術的な問い合わせに対応する職種です。トラブルシューティングや技術的なガイダンスの提供が主な業務になります。
技術力と問題解決能力の両方を鍛えられるため、エンジニア志望の学生に向いています。AWSのサービス全体を幅広く理解できる点も魅力です。
ソリューションアーキテクト(SA)職インターン
SA職はAWSのインターンの中でも特に難易度が高いポジションです。顧客の技術課題を理解し、AWSサービスを組み合わせた最適なアーキテクチャを設計・提案します。
技術力とビジネス力の両方が求められるため、準備不足での応募は避けましょう。クラウドの基礎知識に加え、顧客への提案経験や論理的思考力が評価されます。
プロフェッショナルサービス職インターン
プロフェッショナルサービス職は、顧客のクラウド移行やシステム最適化を支援するコンサルティング型のポジションです。2028年卒向けのインターンが募集中と公式ページに掲載されています。
顧客の課題を深く理解し、解決策を提示する力が身につく職種です。将来ITコンサルタントを目指す方に適しているでしょう。
どの職種を選ぶかは、あなたの専攻やキャリア志向によって変わります。技術に自信があるならSA職やサポートエンジニアリング職、ビジネス寄りのキャリアを目指すなら営業職やプロフェッショナルサービス職を検討してみてください。
AWSの職種や事業内容をさらに深く理解したい方は、AIツールを使って企業情報を効率的に整理するのも有効です。
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AWSの長期インターンの選考難易度と倍率

AWS(Amazon)の長期インターンは、外資系企業の中でもトップクラスの難易度です。正確な倍率は公表されていませんが、ココシロインターンの調査によると、長期インターン全般の内定率は平均10%前後で倍率は約10倍です。AWS公式のインターンはさらに競争が激しいと考えてよいでしょう。
ライバルの層が厚い
外資就活の調査によると、AWSの採用大学ランキングは東大37人、慶應18人、早稲田16人がトップ3を占めています。インターンにも同様の層が応募するため、学歴だけで安心できる水準ではありません。
ただし、AWSの選考では学歴よりもスキルと主体性が重視されます。「何を経験し、何を学んだか」を具体的に語れる準備をすることが大切です。
出典: 外資就活「Amazon Web Services Japan合同会社」
一度落ちても再挑戦の道はある
高難度ではありますが、正しい準備を重ねれば合格の可能性は十分にあります。以下の体験談のように、一度不合格になっても再挑戦で結果を出した方もいます。
大学3年の夏にAWS公式のSA職インターンに応募しましたが、クラウドの技術的な質問にうまく答えられず書類選考で落ちてしまいました。
悔しかったので、まずはAWSを技術スタックとして使うスタートアップでインフラエンジニアの長期インターンを半年間経験しました。EC2やS3、CloudFormationなどのサービスを実務で扱ううちに理解が深まり、並行してAWS CLF資格も取得しました。
翌年、サポートエンジニアリング職に再応募したところ、実務経験と資格を評価していただき選考を通過できました。一度落ちた経験が、逆に準備の質を高めてくれたと感じています。
AWSの長期インターンの選考を突破する5つの対策

AWS公式の長期インターンに合格するためには、漠然とした準備では不十分です。以下の5つのポイントを意識して対策を進めましょう。
対策1:データに基づいた思考力を鍛える
AWSの選考では、「なぜそう考えたのか」を数値やデータで裏付ける力が問われます。感覚的な回答ではなく、根拠のある論理展開ができるかどうかが合否を分けます。
日頃からニュースや業界動向を数字で捉える習慣をつけておきましょう。ゼミの研究やアルバイトの経験でも、数値を使った振り返りを意識すると効果的です。
対策2:曖昧な課題への主体性をアピールする
AWSでは、明確な正解がない課題に対して自ら仮説を立てて行動する姿勢が求められます。面接では「指示されたから動いた」ではなく、「自分で課題を見つけて解決した」エピソードが高く評価されます。
サークルやアルバイトでの改善提案、プロジェクトでの主体的な行動など、具体的なエピソードを用意しておきましょう。
対策3:書いて伝える力を磨く
Amazonには「パワーポイントではなく文書で議論する」という独特の文化があります。そのため、論理的な文章を書く力がインターン選考でも重視されます。
ESの作成やブログ執筆などを通じて、自分の考えを構造的に文章化する練習をしておくと有利です。
対策4:Leadership Principlesに沿った応募動機を作る
AWSの親会社であるAmazonには、16項目のLeadership Principles(行動指針)があります。選考ではこの指針に沿った行動ができるかどうかが繰り返し問われます。
特に重要なのは「Customer Obsession(顧客第一)」「Ownership(当事者意識)」「Learn and Be Curious(学び続ける姿勢)」の3つです。自分の経験をLeadership Principlesに紐づけて語れるよう準備しましょう。
対策5:複数企業への応募を並行する
AWS公式の長期インターンだけに絞ると、不合格だった場合にリカバリーが難しくなります。1社だけに集中するのはリスクが高いため、AWSスキル活用企業のインターンにも並行して応募することをおすすめします。
AWSスキル活用企業で実務経験を積んでからAWS公式に再挑戦するルートも有効です。長期インターンの面接対策も事前に確認しておきましょう。
5つの対策を把握したら、次は実際に面接練習で実践してみることが大切です。AWSの面接ではLeadership Principlesに基づく行動面接が行われるため、事前の練習量が合否に直結します。
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Amazon・AWSの企業文化を知っておこう

AWSの長期インターンの選考対策として、Amazonの企業文化を理解しておくことも重要です。面接で「なぜAWSで働きたいのか」を語るうえで、文化への理解は説得力を高めてくれます。
「仕組み化」を重視する文化
Amazonでは、個人の努力に頼るのではなく、再現可能な仕組みを作ることが重視されます。業務プロセスを改善し続ける姿勢がインターン生にも求められます。
面接では「どうやって成果を仕組み化したか」を問われることがあります。成果を一度きりで終わらせず、他の人にも再現できる形にした経験を準備しておきましょう。
文書で議論する「書く文化」
Amazonでは会議の冒頭にナレーティブメモ(文書形式の提案書)を全員で黙読する文化があります。スライドではなく、論理的な文章で考えを伝える力が日常的に求められます。
この文化はインターン生にも適用されます。提案や報告を文書で行う機会が多いため、入社前から文章力を鍛えておくと順応しやすいでしょう。
インターン生も対等に扱われる環境
AWSのインターンでは、「納得するまで質問していい」という空気感があります。インターン生だからといって遠慮する必要はなく、疑問を積極的にぶつけることが歓迎される環境です。
メンター制度も整っており、業務上の疑問やキャリアの相談ができるサポート体制が用意されています。Leadership Principlesの「Earn Trust(信頼を築く)」に基づき、率直なコミュニケーションが奨励されています。
【文系学生向け】AWSの長期インターン挑戦のロードマップ

「AWSの長期インターンは理系向け」と思い込んでいませんか。実は営業職やプロフェッショナルサービス職など、文系学生が応募できるポジションも存在します。ここでは、文系学生がAWSの長期インターンに挑戦するための具体的なステップを紹介します。
STEP1:クラウドの基礎知識を学ぶ
まずはクラウドコンピューティングの基本を理解しましょう。AWSが提供する無料の学習プラットフォーム「AWS Skill Builder」では、初心者向けのコースが多数用意されています。
技術の詳細を理解する必要はなく、「クラウドで何ができるか」を把握することが目標です。営業職であれば、顧客にAWSの価値を説明できるレベルの知識があれば十分です。
STEP2:AWS CLF資格を取得する
AWS Certified Cloud Practitioner(CLF)は、AWSの基礎レベルの認定資格です。試験時間は90分、65問の選択式で、受験料は100米ドルです。
IT経験がない方やクラウド初心者を対象としており、文系学生でも2〜3ヶ月の学習で十分合格を目指せます。この資格を持っていると、面接で「クラウドへの関心と学習意欲」を客観的に証明できます。
出典: AWS公式「AWS Certified Cloud Practitioner」
STEP3:ビジネス職のインターンに応募する
基礎知識と資格を身につけたら、AWS公式の営業職やプロフェッショナルサービス職のインターンに応募しましょう。LinkedIn上にはAWS営業職長期インターンの求人が実際に掲載されています。
筆者としては、文系学生こそクラウド業界に目を向ける価値があると考えます。技術を「理解して売る」「活用して提案する」ビジネス人材は慢性的に不足しており、文系の強みを活かせる領域です。将来的にはクラウドコンサルタントやアカウントマネージャーといったキャリアも見えてきます。
自己分析のやり方を参考に、自分の強みとクラウド業界の接点を見つけてみてください。
経済学部に在籍しており、IT業界に興味はあったものの「文系だから技術職は無理」と決めつけていました。しかし、就活情報を調べるうちにAWSの営業職インターンの存在を知り、挑戦してみることにしました。
まずAWS Skill Builderの無料コースでクラウドの基礎を学び、2ヶ月間の勉強でAWS CLF資格を取得しました。応募時の面接では、ゼミの研究で企業のデータ分析を行った経験と、クラウド技術への学習意欲をアピールしました。
その結果、文系ながらAWSの営業職の長期インターンに合格し、法人顧客へのクラウドソリューション提案業務を経験できました。この経験のおかげで、その後の就活ではIT企業のビジネス職を中心に複数の内定を獲得できました。
このように文系学生でも十分にチャンスはあります。「自分に向いている職種がわからない」という方は、まず適職診断で自分の強みタイプを把握してから応募先を絞るのも一つの方法です。
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AWSの長期インターンは本選考で有利になる?

AWSの長期インターンに参加する最大のメリットの一つが、本選考(新卒採用)への好影響です。ここでは、インターン経験が選考の各ステップでどう活きるかを分析します。
選考フローの各ステップでの優位性
AWSの本選考は、ES→WEBテスト→面接→ワークショップ→最終面接の流れで進みます。インターン経験者は以下の場面で有利に働きます。
- ES:実務に基づく具体的なエピソードを書ける
- 一次面接:Leadership Principlesに沿った実体験を語れる
- 1dayワークショップ:実務経験があるとグループワークで主導的な役割を果たしやすい
- 最終面接:「なぜAWSか」の回答に実体験の裏付けがある
インターン経験は選考のあらゆる段階で差別化要因になります。特に1dayワークショップでは、AWSのサービスや業務プロセスを理解している点が大きなアドバンテージです。
外資系企業のインターン→本選考パイプライン
AWSに限らず、外資系企業全般にインターン参加者を本選考で優遇する傾向があります。インターンでの評価が本選考に引き継がれるケースも珍しくありません。
企業側にとっても、インターンで実力を確認済みの学生を採用するほうがミスマッチのリスクが低いという事情があります。この構造を理解すれば、長期インターンが「就業体験」以上の戦略的な投資であることがわかるでしょう。
インターンに時間を投資すべきかの判断基準
とはいえ、長期インターンには数ヶ月以上のコミットが必要です。筆者の見解として、以下の条件に当てはまるならインターンへの投資価値は高いでしょう。
- AWS・クラウド業界を本気で志望している
- 就活で語れる実務経験がまだ少ない
- 大学3年の前半など、時間に余裕がある
逆に、就活直前期に無理にインターンを始めるのはおすすめしません。中途半端な参加では十分な成果を得られず、本選考の準備時間も圧迫されます。
AWSの長期インターンに関するよくある質問

プログラミング未経験でも応募できる?
営業職やプロフェッショナルサービス職はプログラミング未経験でも応募可能です。一方、SA職やサポートエンジニアリング職はクラウドやプログラミングの基礎知識が求められます。AWSスキル活用企業のインターンでも、未経験者歓迎の求人は存在します。
給与・報酬はどのくらい?
AWS公式の長期インターンの報酬は具体的には公表されていませんが、一般的な長期インターンより高水準です。AWSスキル活用企業の場合、Indeed上の求人では時給1,300〜2,500円程度が相場となっています。
大学の授業との両立は可能?
AWS公式の長期インターンは週3〜5日程度の勤務を求められることが多く、授業が多い時期は両立が難しい場合があります。一方、AWSスキル活用企業のインターンでは週2日から勤務可能な求人やリモート対応の求人もあります。応募前に勤務条件を必ず確認しましょう。
AWS資格は持っていた方が有利?
必須ではありませんが、AWS CLF資格を持っていると選考で有利に働きます。特に営業職やプロフェッショナルサービス職では、クラウドへの関心と基礎知識を客観的に示せるため、他の応募者との差別化になります。
地方大学からでも応募できる?
地方大学からの応募も可能です。AWS公式の長期インターンはオフィス出社が基本ですが、リモートワークを併用できるポジションもあります。AWSスキル活用企業のインターンであれば、フルリモート対応の求人も多く見つかるため、地方在住でも参加しやすいでしょう。
まとめ:AWSの長期インターンは正しい準備で挑戦できる

AWSの長期インターンは難易度が高いことは事実ですが、正しい情報を把握して計画的に準備すれば、十分にチャンスがあります。この記事のポイントを振り返りましょう。
- AWSの長期インターンには「AWS公式」と「AWSスキル活用企業」の2種類があり、難易度・得られるスキル・求人数が異なる
- 選考突破にはデータ思考力・主体性・書く力の3つを鍛え、Leadership Principlesに沿ったエピソードを準備することが重要
- 文系学生でも営業職・プロフェッショナルサービス職で挑戦でき、AWS CLF資格が差別化の武器になる
- インターン経験は本選考のあらゆるステップで有利に働くため、早めの行動が鍵
まずは企業研究と自己分析から始めて、自分に合ったインターン先を見つけましょう。ESの作成に取り掛かる際は、10万件のESを学習したAIツールを活用すると、志望動機やガクチカの質を効率的に高められます。
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