法律事務所の長期インターン完全ガイド|業務内容・選び方・選考対策を解説

「法律事務所の長期インターンって、実際に何をするの?」「法学部じゃなくても応募できるの?」と疑問に感じている方は多いのではないでしょうか。法律事務所のインターンは、弁護士志望の方だけでなく、一般企業への就職を目指す学生にとっても貴重な経験になります。

この記事では、法律事務所の長期インターンの業務内容や事務所タイプ別の比較、得られるスキル、選考対策まで網羅的に解説します。あなたに合った法律事務所インターンを見つけるための判断基準が明確になるはずです。

こんな人に読んでほしい

  • 法律事務所の長期インターンに興味があるが、何から調べればいいかわからない大学生
  • 弁護士志望ではないが、法律事務所でのインターン経験が就活に活きるか知りたい学生
  • 法律事務所インターンの選考対策や始めるべきタイミングを知りたい学生

法律事務所の長期インターンとは

法律事務所の長期インターンとは、3ヶ月以上にわたって法律事務所で実務を経験する有給のインターンシップです。一般的なアルバイトと異なり、弁護士の指導のもとで実際の案件に関わることができます。

時給相場は事務所の規模や対象者によって異なりますが、1,200円〜1,700円程度が目安です。たとえば、モノリス法律事務所では学部生1,400円〜、ロースクール生1,600円〜。プロスパイア法律事務所では学部生1,500円〜、ロースクール生1,700円〜とさらに高い水準です。

応募条件は事務所によって異なりますが、法学部以外の学生や学年不問で募集している事務所も少なくありません。モノリス法律事務所では「エンジニア志望の方、統計学専攻の方」など多様な人材の採用実績があります。アイシア法律事務所も大学1年生から大学院生まで学年不問で受け入れています。

法律事務所の長期インターンは、弁護士を目指す方にとってはもちろん、法律分野以外のキャリアを検討している方にも門戸が開かれている選択肢です。まずは、具体的な業務内容を見ていきましょう。

法律事務所の長期インターンの業務内容

法律事務所のインターンでは、大きく分けて「法律専門業務」と「事務所運営のサポート業務」の2種類があります。事務所の専門領域(IT法務、企業法務、訴訟など)によっても担当する業務は変わります。

法律専門業務(リーガルリサーチ・書面作成など)

法律専門業務の中心となるのがリーガルリサーチです。リーガルリサーチとは、案件に関連する法令や判例を調査し、弁護士に報告する業務を指します。弁護士からフィードバックを受けながら進めるため、法律の知識がない状態からでも着実にスキルが身につきます

また、裁判所に提出する書面や契約書のドラフト作成を任されることもあります。アイシア法律事務所では、インターン生が陳述書や訴状準備といった裁判書面の作成に携わっています。法律事務所ZeLoでは、弁護士とともに実際に発生している案件に対応する機会が得られます。

事務所運営のサポート業務

法律以外の業務も法律事務所のインターンでは経験できます。法学部以外の学生にとっては、サポート業務から始めて徐々に法律業務に挑戦できる環境が整っている事務所もあります

具体的には、スケジュール管理やクライアントへの電話対応、書類整理などの秘書業務があります。モノリス法律事務所では、弁護士業務と秘書業務の両方を経験できます。

さらに、スタートアップ系の法律事務所では企画・広報・マーケティングに携わる機会もあります。プロスパイア法律事務所では、法律以外にも企画や広報業務を担当できます。

法律事務所の長期インターンを事務所タイプ別に比較

法律事務所と一口に言っても、規模や専門領域によって長期インターンの内容は大きく異なります。ここでは、事務所のタイプを4つに分けて比較します。自分のキャリア志向に合った事務所を選ぶことが、インターンの満足度を左右します

事務所タイプ特徴時給目安得られるスキル向いている人
四大法律事務所大規模案件中心、高い就活ブランド力非公開が多い大型M&A・訴訟の知見弁護士志望で選考実績を積みたい方
中堅企業法務系幅広い業務経験、メンター制度が充実1,200円〜1,600円企業法務全般・リサーチ力法務部やコンサルを志望する方
スタートアップ系裁量権が大きく自由な環境1,500円〜1,700円IT法務・企画力・広報力ベンチャー志向で幅広い経験をしたい方
ブティック系(専門特化型)特定領域の専門知識が深く身につく1,200円〜1,500円特定分野の深い法律知識専門分野を極めたい方

たとえば、モノリス法律事務所はIT案件に特化した中堅企業法務系で、累計200名以上のインターン受入実績があります。法律事務所ZeLoはWeb3・AI・FinTech等の先端領域に注力するスタートアップ系で、1on1のメンター制度が特徴です。

プロスパイア法律事務所のようなスタートアップ系では、時給1,500円〜と高い水準を設定しつつ、服装・髪型自由で週2日から勤務可能です。一方、牛込橋法律事務所のようなベンチャー支援に特化した事務所では、2〜3名のチームで案件に取り組む実践的な環境が整っています。

自分がどのタイプの事務所に合っているか迷ったら、まずは「弁護士を目指しているか」「どんなスキルを身につけたいか」を軸に考えてみましょう。

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法律事務所の長期インターンで身につくスキル

法律事務所のインターンで得られるスキルは、法律の専門知識だけではありません。弁護士を目指していない方にとっても、就活や社会人生活で活きる力が身につきます。ここでは、法律専門スキルと汎用スキルに分けて紹介します。

法律専門スキル

  • リーガルリサーチ力:法令・判例のデータベースを使いこなし、必要な情報を正確に見つける力
  • 契約書レビュー力:契約書の構造を理解し、リスクのある条項を発見する力
  • 法的論点整理力:複雑な事案から法的な争点を抽出し、整理する力

これらの法律専門スキルは、一般企業の法務部やコンプライアンス部門でも高く評価されます。弁護士にならなくても、法務の知識を持つビジネスパーソンとして活躍の幅が広がります。

汎用ビジネススキル

  • 論理的思考力:法律文書の読解や書面作成を通じて、筋道立てて考える力が鍛えられる
  • 文書作成力:誤解のない正確な文章を書く力が身につく
  • クライアント対応力:依頼者とのコミュニケーションを通じて対人スキルが磨かれる
  • 正確性・注意力:法律文書では一字一句の正確さが求められるため、細部への意識が高まる

これらの汎用スキルは、コンサルティング業界や金融業界への就職でも強みになります。就活のガクチカや自己PRでも、「法律事務所でのインターンを通じて論理的思考力を磨いた」というエピソードは差別化につながるでしょう。

法律事務所の長期インターン経験者の進路別キャリアパス

法律事務所で長期インターンを経験した学生は、その後どのようなキャリアを歩んでいるのでしょうか。進路は大きく「弁護士志望」と「一般企業就職」の2パターンに分かれます。

弁護士志望者のキャリア

弁護士を目指す方にとって、長期インターンはロースクール進学や司法試験への動機づけになります。アイシア法律事務所では、インターン卒業生が四大法律事務所や大手法律事務所への就職に成功した実績があります

インターン中に実務を経験することで、自分が弁護士として働くイメージを具体化できます。実際の案件に触れることで、法律の学び方や将来の専門分野を考えるきっかけにもなるでしょう。

一般企業への就職を目指す方

弁護士を目指さない場合でも、法律事務所でのインターン経験は就活で評価されやすい傾向があります。法務部・コンプライアンス部門への配属を希望する際に、実務経験が大きなアドバンテージになります

コンサルティング業界や金融業界でも、法律知識と論理的思考力を持つ人材は重宝されます。法律事務所での経験を「問題解決力」や「文書作成力」として就活でアピールすることが可能です。

経済学部3年
大手メーカー
内定
経済学部3年 大手メーカー 内定

都内の中堅法律事務所で8ヶ月間、週3日ペースで長期インターンをしていました。最初はリーガルリサーチの用語すら分からない状態でしたが、担当弁護士のマンツーマン指導で3ヶ月目からは契約書レビューも任せてもらえるようになりました。就活では「なぜ法学部以外なのに法律事務所で?」と面接5社中5社で聞かれて、逆にそこが一番の差別化ポイントに。法学部以外だからこそ法律事務所のインターンは狙い目だと思います。

法律事務所の長期インターンはいつ始めるべき?

「いつ始めればいいかわからない」という声は多く聞かれます。学年や専攻によって最適なタイミングは異なるため、ここでは属性別にアドバイスを整理しました。

大学1〜2年生の場合

早い時期に始めるほど、長期間の実務経験を積むことができ、就活時のアピール材料が充実します。法律の知識がなくても、サポート業務から始められる事務所を選べば安心です。

アイシア法律事務所のように大学1年生から受け入れている事務所もあります。まずは法律の世界に触れてみたいという動機で十分応募できます。

大学3年生の場合

就活本番を控えた大学3年生は、インターンで得た経験をすぐにガクチカや自己PRに活用できるタイミングです。短期のサマーインターンと異なり、長期インターンでは深い実務経験を積めます。

ただし、就活のスケジュールとの両立が課題になります。モノリス法律事務所のように「学業や就職活動を優先」できるシフト体制の事務所を選ぶとよいでしょう。

大学4年生・ロースクール生の場合

大学4年生やロースクール生は、より高度な業務を任される傾向があります。実務経験を深めることで、就職先での即戦力としての評価につながります

モノリス法律事務所ではロースクール生向けの時給が1,600円〜に設定されています。法律事務所ZeLoでは司法修習予定者向けのインターンプログラムも実施しています。

法学部生と非法学部生の違い

法学部生は法律専門業務にスムーズに入れるため、中堅企業法務系やブティック系の事務所がおすすめです。一方、非法学部生は、幅広い業務を経験できるスタートアップ系の事務所が始めやすい選択肢です

モノリス法律事務所のように、法学部以外の学生(エンジニア志望、統計学専攻等)の採用実績がある事務所もあります。自分の専攻を活かせる事務所を探してみましょう。

法律事務所の長期インターンの選考対策

法律事務所の長期インターンに応募する際、選考フローや準備のポイントを押さえておくと安心です。一般的な選考は「書類選考→面接(1〜2回)」の流れで進みます。

志望動機の書き方のコツ

法律事務所インターンの志望動機では、法律への興味を「なぜその事務所なのか」という具体的な理由に結びつけることが大切です。法律知識がない場合でも、「なぜ法律に興味を持ったか」を自分の言葉で伝えれば問題ありません。

志望動機を組み立てるときは、以下の3つの要素を意識してみましょう。

  • 法律に興味を持ったきっかけ:授業やニュースで法律問題に関心を持った経験など
  • その事務所を選んだ理由:専門分野やメンター制度、事務所の理念への共感など
  • インターンで学びたいこと:身につけたいスキルや将来のキャリアとの接続

事務所ごとの特徴を調べたうえで書くことで、他の応募者との差別化につながります。たとえば、ZeLoのWeb3・AI領域への注力に触れたり、モノリスのIT法務の実績を志望理由に含めると説得力が増します。

でも、志望動機やESって何を書けばいいか悩みますよね。法律事務所インターンは志望者が少ない分、参考にできるESの例も少ないです。そんな時に使いたいのが、10万件のESを学習したAI「Smart ES」です。Smart ESなら志望動機からガクチカまで、法律事務所インターン向けのESを一気通貫でサポートしてくれますよ。

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面接で聞かれることと対策

法律事務所インターンの面接では、以下のような質問がよく聞かれます

  • 法律に興味を持ったきっかけは何ですか?
  • 将来のキャリアビジョンを教えてください
  • 週何日・何時間勤務できますか?
  • チームで働く際に大切にしていることは何ですか?

牛込橋法律事務所では、求める人材として「コミュニケーション能力・協調性」「責任感をもって仕事に取り組む姿勢」を挙げています。筆者としても、法律の専門知識よりも、仕事に対する姿勢や人柄を重視する事務所が多いという印象です。

面接では、インターンを通じて何を学びたいのかを具体的に伝えましょう。「弁護士の仕事を近くで見たい」「論理的思考力を鍛えたい」など、自分の成長目標と事務所の特徴を結びつけて話すと好印象です。

法学部2年
法律事務所
インターン合格
法学部2年 法律事務所 インターン合格

IT法務系の法律事務所3社に応募して、2社から合格をもらいました。面接前の1週間で各事務所のプレスリリースや取扱い案件を20件ほどリストアップし、「御事務所のSaaS関連の利用規約レビューに興味があります」と具体的に伝えたのが効いたと思います。法律の知識は正直ほとんどありませんでしたが、「この事務所で何がしたいか」を具体的に語れるかどうかが合否の分かれ目でした。

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法律事務所の長期インターン|募集要項・勤務条件

法律事務所の長期インターンに応募する前に、一般的な募集条件を把握しておきましょう。以下の表は、主要な法律事務所の公開情報をもとにまとめたものです(2026年3月時点)。

項目一般的な条件
時給1,072円〜1,700円(事務所・対象者により異なる)
勤務期間3ヶ月〜6ヶ月以上が基本
勤務日数週2〜3日以上(事務所により異なる)
勤務時間1日4〜8時間(授業に合わせて柔軟に調整可能な事務所が多い)
交通費支給あり(全額支給の事務所も)
研修制度事務所による(メンター制度・社内教材ありの事務所も)

特筆すべきは、多くの事務所が学業との両立を前提にシフトを設計している点です。モノリス法律事務所では「学業や就職活動を優先」と明記されていますし、アイシア法律事務所でも9時〜21時の間で勤務時間を自由に設定できます。

研修制度についても事務所によって差があります。法律事務所ZeLoでは定期的な1on1メンター制度があり、アイシア法律事務所では社内イントラサイトやYouTube動画を活用した教材が用意されています。

法律事務所の長期インターンに関するよくある質問

法学部以外でも応募できる?

はい、法学部以外の学生でも応募可能な事務所は多くあります。モノリス法律事務所ではエンジニア志望や統計学専攻の方の採用実績があります。アイシア法律事務所でも学部不問で募集しています。

法律知識がなくても大丈夫?

法律知識がない状態からでも、研修やメンター制度を通じて必要な知識を身につけられる事務所がほとんどです。最初はサポート業務から始めて、徐々に法律専門業務に移行していくケースが一般的です。

週何日から参加できる?

事務所によって異なりますが、週2日から参加できる事務所もあります。プロスパイア法律事務所は週2日程度から勤務可能です。モノリス法律事務所は週2回以上でシフト制を採用しています。

インターンから正社員登用はある?

事務所によっては正社員登用制度を設けているところもあります。アイシア法律事務所では正社員登用制度があります。ただし、弁護士としての採用は司法試験合格が前提となります。

他のインターンとの掛け持ちは可能?

多くの事務所ではシフト制を採用しているため、スケジュールが合えば掛け持ちは可能です。ただし、守秘義務の観点から、同業の法律事務所での掛け持ちは避けるべきです。面接の際に掛け持ちの意向を伝えて確認しておくことをおすすめします。

まとめ

法律事務所の長期インターンは、弁護士志望の方はもちろん、一般企業への就職を目指す方にとっても価値ある経験です。事務所のタイプによって業務内容や得られるスキルが異なるため、自分の目標に合った事務所を選ぶことが大切です。

まずは気になる事務所の募集要項を確認し、選考に向けた準備を始めてみましょう。

この記事のまとめ
  • 法律事務所の長期インターンは法学部以外・学年不問で応募できる事務所も多く、時給は1,072円〜1,700円が相場
  • 四大・中堅・スタートアップ・ブティック系の4タイプがあり、自分の目標に合った事務所選びが重要
  • 法律専門スキルだけでなく、論理的思考力や文書作成力など就活で活きる汎用スキルも身につく

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