ISFP(冒険家)はMBTI診断において、内向的(Introverted)、感覚的(Sensing)、感情的(Feeling)、知覚的(Perceiving)な特徴を持つタイプです。
ISFP型の人はさらに、ISFP‐AとISFP‐Tの2つのサブタイプに分かれています。これらのAやTにはどのような意味があるのでしょうか?
この記事ではMBTI診断でISFP(冒険家)が出た方の、「ISFP‐AとISFP‐Tにはどんな違いがあるの?」という疑問にお答えします。ISFP‐AとISFP‐Tにそれぞれ向いている環境や仕事についてもご紹介するので是非ご覧ください。
この記事でわかること
- ISFP-AとISFP-Tの違いを知りたい人
- ISFP-AとISFP-Tの特徴を知りたい人
- ISFP-AとISFP-Tの向いてる仕事を知りたい人
- ISFP(冒険家)について詳しく知りたい人
性格検査を上手く利用して、自己分析を進めましょう!SPIマスターでは、本番同様の性格検査を受けることができます。また、基本的にSPIは結果が確認することのできないですが、SPIマスターではそのSPIと同様の結果を確認することができます!
そのため、性格検査の結果から簡単に自己分析をすることができます!
「自己分析をやりたいけどどうやってやればいいのかわからない…」「性格検査の結果を用いて自己分析をしたい!」という方は、「SPIマスター」を申し込むことをおすすめします!
SPIマスターの特徴は以下の通りです。
- SPIと同様の検査だからそのまま本番に活かせる!
- 性格検査の結果から自分の性格が客観的に把握できる!
- 人事目線での結果に対するフィードバックを受けられる!
結果を確認できるからこそ、自己分析を効率的に進めることができます。
「SPIマスター」の申し込みはこちらから!
SPIマスターの申し込みはこちら
MBTIのAとTの違いとは?

MBTIは皆さんがよく聞く16種類に加えて、Assertive(自己主張型)とTurbulent(慎重型)の2つでも構成されています。
Assertive(自己主張型)とTurbulent(慎重型)では、自信の持ち方やストレスの対処の仕方が大きく変わります。例えば、自分の行動が成功・失敗のどちらに影響するのか、フィードバックの受け止め方、予期せぬ出来事に対してどう行動するのか、未来に対しての考え方などがAssertive(自己主張型)とTurbulent(慎重型)で大きく変わるのです。
それでは実際にAssertive(自己主張型)とTurbulent(慎重型)でどのような点が違うのか見ていきましょう。
MBTI-Aは「自信に満ちた安定型」
Assertive(自己主張型)は自信に満ちた安定型とされています。特徴としては以下のことが挙げられます。
- 自信がありストレスに強い
- 失敗しても引きずらず、過去をあまり気にしない
- 落ち着いており、感情に流されにくい
- 自分の判断に確信を持ちやすい
Assertive(自己主張型)は上記のとおり、自分に自信を持っており、ポジティブな傾向があるといえます。このような性格であることによって、目標達成に向けて神経質になりすぎず自分のストレスにならないように物事を進めることができます。また、失敗に対しても長時間悩むようなことはなく、この前向きな姿勢はAssertive(自己主張型)の特徴を持つ人の人生の満足度を高めています。
一方で自信が高まりすぎるあまり、細かい問題を見落としてしまうこともよくあり、目標や結果にマイナスな影響を与えていることもあります。上手くいくことが連続すると根拠がないのに「次も成功するだろう」と思ってしまい楽観的になりすぎてしまうことも特徴です。自分を過信し、楽観的になってしまうと、他人の意見に無頓着になってしまうのでこの点はAssertive(自己主張型)の気を付けるべきポイントといえます。
MBTI-Tは「成長を求める努力家」
Turbulent(慎重型)は成長を求める努力家とされています。特徴としては以下のことが挙げられます。
- 向上心が強く、完璧を目指す
- 過去の後悔を良く振り返る
- ストレスを感じやすいが、それを原動力にできる
- 失敗や批判に敏感で、細かいことを気にしやすい
Turbulent(慎重型)は上記のとおり、細かいことを気にする傾向がありますが、その分高みを目指すことができます。このような性格であることによって、小さな問題を見逃さず、改善に努めることができます。できるだけ大きな問題にならない早いうちに対処できることもTurbulent(慎重型)の特徴といえるでしょう。また、自分の行動や能力に対してストレスに感じてしまうことも多いですが、そのストレスをエネルギーに変換して原動力にすることもできます。
一方で自分が完璧であろう努力するあまり、失敗や他人のとの比較で落ち込んでしまうこともよくあり、常にストレスや疲れがたまりやすい状況でもあります。Turbulent(慎重型)は、性格上上手くいくことよりも失敗しない方法を考えてしまうことも良くあるので、失敗にとらわれすぎないようにすることはTurbulent(慎重型)の注意するべきポイントといえるでしょう。ですが、Turbulent(慎重型)の慎重で注意深い性格があるからこそ、リスクや問題を深く考えることができ、社会や組織の安全を維持することができているともされています。
ISFP-AとISFP-Tの特徴の違い

ISFP(冒険家)はMBTI診断において、内向的(Introverted)、感覚的(Sensing)、感情的(Feeling)、知覚的(Perceiving)な特徴を持つタイプです。
・自由人
・好奇心旺盛
・感受性豊か
・思いやりがある
ISFP(冒険家)は個性的な価値観を持っていますが、感情が豊かで、思いやりがあるという特徴があります。好奇心旺盛で自由に生きていくことを好むタイプです。
ISFP(冒険家)の詳しい性格や相性を知りたい人は、こちらの記事を読んでみてください!
では、ISFP-AとISFP-Tには実際どのような違いがあるのでしょうか。
ISFP-Aの特徴
ISFP-Aの特徴をまとめると以下のようになります。
- 新しい体験を求める
- 前向き
- 感情をコントロールできる
- 率直な意見を伝える
ISFP-Aは、新しい体験を積極的に求め、何事にも前向きな姿勢を持つタイプです。基本的にはポジティブ思考で、どんな状況でも楽しみ、挑戦することができます。
また、感情をコントロールすることができるので、落ち着いた態度で自分の意見を率直に伝えることができます。ISFP-Aの誠実なコミュニケーションの取り方は、周囲から信頼を得やすいです。
ISFP-Aの注意するべき点もあります。
- ストレスを軽視しがち
- 他人の意見を受け入れない
- 衝動的な決断をする
ISFP-Aは、感情をコントロールしようとするあまり、気づかないうちにストレスをためてしまっている可能性があります。また、自分の考えを伝える一方で、他人の意見を受け入れず、自分一人で判断してしまう傾向が強いです。
ISFP-Tの特徴
ISFP-Tの特徴をまとめると以下のようになります。
- 安定な環境を求める
- 慎重に考える
- 他人の承認を重視する
- 協調性が高い
ISFP-Tは、慎重で周囲の雰囲気を重視するタイプです。物事に対してはじっくりと考えたいという意思が強く、落ち着いた状況を好む傾向があります。
また、周囲からの評価や共感を大事にしていて、他人のフィードバックを求めることが多いです。協調性が高く、穏やかな雰囲気を持っているため、周囲に好印象を与えやすく、自然と円滑な人間関係を築くことができています。
ISFP-Tの注意するべき点もあります。
- 責任に押し潰されやすい
- 決断に迷いやすい
- 感情に振り回されやすい
ISFP-Tは、慎重に考える傾向があるため、責任のある物事に対して深く考えすぎてしまい、ストレスとなってしまうことがあります。また、決断に迷いやすく、なかなか行動に移せないことも少なくありません。安定や周囲の意見を重視するあまり、感情の起伏が激しいという一面もあります。
ISFP-AとISFP-Tそれぞれに適した環境

ISFP(冒険家)でもISFP-AとISFP-Tでは違いがあることが分かりましたか?性格が違えばそれぞれに適した環境も変わってきます。
ISFP-Aに適した環境
- 自分のペースで行動できる環境
- 新しいことに挑戦できる環境
- 風通しが良い環境
- 周囲がフレンドリーな環境
ISFP-Aに上記のような自由度が高く自分のペースを維持できる環境が適しています。ISFP-Aは様々な経験を積みたいという意思が強いため、新しいことに多く挑戦できる環境ではモチベーションを維持しやすいでしょう。
また、自分の率直な意見を受け入れてくれるフレンドリーで風通しの良い環境では、ISFP-Aはのびのびと取り組むことができるため適しているといえます。
ISFP-Aに適していない環境
- ルールやマニュアルが厳しい環境
- 単調で変化のない環境
- 細かい指示が多い環境
- 競争やノルマが多い環境
ISFP-Aは、上記のような制限やルールが多く、指示に従って動くだけの環境では、やりがいを見出すことが難しいでしょう。新しいことに興味をもちやすいISFP-Aにとっては、変化のない環境では刺激を感じることができず、自分らしさを発揮することが難しくなります。
ISFP-Tに適した環境
- 穏やかで落ち着いた環境
- 協力し合える人間関係が温かい環境
- プレッシャーが少ない環境
- 細かいサポートがある環境
ISFP-Tは、上記のような周りからのサポートがしっかりしていて、協力し合える環境が適しているといえます。周囲の人も温厚で、見守ってくれるような温かい環境であれば、感情に左右されることも少ないのでさらに適しているといえるでしょう。
慎重な一面もあるため、ノルマや競争が厳しくなく、プレッシャーの少ない環境であればストレスなく安心することができます。
ISFP-Tに適していない環境
- 大きな責任を伴う環境
- 素早い判断が求められる環境
- 変化の激しい環境
- マルチタスクが求められる環境
ISFP-Tは、上記のようなスピード感と柔軟性が求められるような環境は向いていないでしょう。大きな責任を請け負ったり、様々なタスクを同時に行わなければならない状況は、ISFP-Tにとって大きなストレスとなる原因となります。また、安定性のない環境では自分の個性や力を発揮することも難しいでしょう。
ISFP-AとISFP-Tそれぞれに向いている仕事

ここまででISFP-AとISFP-Tの性格と環境について紹介してきました。次は、性格と環境から見た向いてる仕事についてご紹介します。
ISFP-Aに向いている仕事
- ガイド
- イベントプランナー
- スタートアップ・ベンチャー企業
- 教員
1. ガイド
ISFP-Aに向いている仕事の1つ目は、ガイドです。
ガイドは、観光地や施設での情報を収集し、案内やツアーでの進行を務める仕事です。ISFP-Aは新しい経験を大事にしているので、ガイドとして様々なことを率先して体験し、お客様にも魅力を感じてもらうことができるでしょう。また、ISFP-Aの意見を率直に伝えるという特徴は、ガイドとしての長所になります。
2. イベントプランナー
ISFP-Aに向いている仕事の2つ目は、イベントプランナーです。
イベントプランナーは、結婚式やフェスなどのイベントを企画・運営し、お客様に特別な瞬間を演出することが求められます。新しいことを積極的に行うISFP-Aは、身の回りにある新しい技術や知恵を活かして独創性のあるイベントを作り上げることができます。また、イベントプランナーは、周囲の人もお客様を喜ばせたいという人や明るい人が多く、向いているといえるでしょう。
3. スタートアップ・ベンチャー企業
ISFP-Aに向いている仕事の3つ目は、スタートアップやベンチャー企業での仕事です。
スタートアップやベンチャーでは、新しい事業に取り組むことがメインであるため、失敗を恐れず行動し続ける必要があります。ISFP-Aは、前向きさを持ち、自由度の高さも求めているので向いているといえるでしょう。スタートアップやベンチャーでは、上下関係が激しくないため風通しが良いという観点でもストレスなく仕事に取り組むことができます。
4. 保育士・幼稚園の先生
ISFP-Aに向いている仕事の4つ目は、保育士・幼稚園の先生です。
保育士や幼稚園教諭は、子供たちに基礎的な教育や遊びを通じて成長を促す仕事です。小さい子供は感情の起伏が激しく、大人でも流されやすい人が多いですが、ISFP-Aは前向きで、感情のコントロールも得意なため、子供相手でも冷静に対応できることが多いです。また、毎年度で担当する子供が変わるという点でも新しい経験ができるため、高いモチベーションで取り組むことができるでしょう。
ISFP-Aに向いていない仕事
- 銀行員
- コールセンター
- 事務職
- 工場作業
上記のような仕事はルールやルーティンが決まっていて、自分の思ったように行動することが出来ないことが多いでしょう。そのため、マイペースな特徴をもつISFP-Aにとっては窮屈に感じてしまい長続きしない可能性が高いです。また、銀行員やコールセンターは営業としてのノルマが課される場合もあるので、さらなるストレスとなってしまいます。
ISFP-Tに向いている仕事
- 接客業
- 福祉・介護職
- データアナリスト
- 図書館司書
1. 接客業
ISFP-Tに向いている仕事の1つ目は、接客業です。
接客業は、飲食店やホテル、エンターテインメント施設でお客様とのコミュニケーションをとり、最大限のサービスを提供します。接客業ではサービスの評価をされることが多いため、他人の承認を重視するISFP-Tはやりがいを感じることができるでしょう。また、カフェや高級レストランなどであれば、落ち着いた環境で接客することができ、特に向いているといえます。
2. 福祉・介護職
ISFP-Tに向いている仕事の2つ目は、福祉・介護職です。
福祉・介護職は、身体あるいは精神上で障害を持っている人たちに対して、心身の状況に応じたサポートをすることが求められます。福祉・介護職は人を支援する仕事であるため、研修など従業員へのサポートも手厚いです。また、仕事柄、他の従業員と協力しますし、大きなプレッシャーも少ないため、ISFP-Tに向いているといえます。
3. データアナリスト
ISFP-Tに向いている仕事の3つ目は、データアナリストです。
データアナリストは、データの収集や整理、分析調査などを行い、ビジネスや社会での意思決定を支援する仕事です。ISFP-Tは、慎重に考える力を持っているので、細かい部分に注意を払いながら正確なデータ分析をすることができます。データ分析は一人で行うイメージがあるかもしれませんが、実際にはチームで課題などを見つけることが多いので協調性が求められるという点でもISFP-Tに向いているといえます。
4. 図書館司書
ISFP-Tに向いている仕事の4つ目は、図書館司書です。
図書館司書は、図書館での貸し出し作業や分類、資料作成を行う仕事です。図書館司書での仕事は、穏やかな雰囲気であることが多く、プレッシャーもほぼありません。また、大きな責任を持つこともなく慎重に仕事をすることができるのでISFP-Tには向いているといえるでしょう。
ISFP-Tに向いていない仕事
- 警察官
- 経営者
- 記者
- トレーダー
上記のような仕事は、常に責任を負ったり、迅速な判断をしなければならないため、ISFP-Tにとって精神的なストレスが大きいです。また、他の人のサポートなく自分自身で考えなければならない環境に置かれることも多いため、穏やかで安定的な環境を求めるISFP-Tには向いていないでしょう。
【ISFP向け!】自分を知ることはキャリアにつながる!
ISFP-AとISFP-Tの特徴まで調べたあなたは、MBTIに興味があって、自分についてももっと良く知りたいと思っているのではないでしょうか?
自分の特徴をよく知ることは自分に合った環境、仕事、キャリア全体にもつながります。ですがMBTIの診断だけで、「自分は〇〇が得意」「自分に〇〇は向いてないはず」と決めつけてしまうことは自分のキャリアを狭めてしまうかもしれません。自分をよく知り、キャリアを明確にするには客観的な視点が必要となります。
そんな皆さんにピッタリなのが、ココシロインターンの就活相談サービスです。このサービスでは、プロの就活アドバイザーが、皆さんの強みや弱みを分析し、皆さんにあったキャリアを紹介してくれます。就活対策としての面接対策や自己分析、企業・業界選びまで徹底サポートしてもらえます。
プロの客観的なアドバイスにより、自分の知らなかった一面を発見できるかもしれません。無料で相談できるので、ぜひ気軽に利用してみてくださいね。
MBTIは自己分析につながる?
今回は、ISFP-AとISFP-Tの違いにについて解説してきました。MBTIは、自分の性格を知ることができるため、自分に合った環境や適職を考える際にも一つの指針になるといえます。
しかし、注意して欲しいのが、MBTIを過信しすぎるのは自分の可能性を狭める危険があるということです。MBTIはあくまでもざっくりとした性格の傾向に過ぎません。人には、16タイプには分けられないそれぞれの個性や考え方、強み・弱みがありますよね。
そのため、自分に向いてる仕事を探す際には、自己分析をして「自分だけの特性」を理解する必要があります。しかし「自己分析ってどうやるの?」「めんどくさい…」と感じる方も多いですよね。そんな方には、こちらの自己分析シートがおすすめです。質問に答えていくだけで、簡単に自己分析をすることができる非常に便利なツールです。フォームに回答するだけで無料で受け取れるため、ぜひ利用してみてください。
自己分析シートを利用するにはこちらをクリック
まとめ
- ISFP-Aの特徴
- 新しい体験を求める
- 前向き
- 感情をコントロールできる
- 率直な意見を伝える
- ISFP-Tの特徴
- 安定な環境を求める
- 慎重に考える
- 他人の承認を重視する
- 協調性が高い
今回はISFP-AとISFP-Tの特徴の違いについてご紹介しました。
ISFP-AとISFP-Tでは向いてる環境や仕事も大きく変わってくるので、知っておくと今後の生活やキャリアにも生かすことができるかもしれません。
MBTIを信じすぎてしまうことは良くはありませんが、自分を知るきっかけとしてはとても参考になります。自分を知り、自分に合った環境・仕事で力を発揮できるようにしましょう!
人気記事