就活は多くの学生にとって、人生の大きな転機になります。しかし、プレッシャーやストレスから、「就活がつらくて死にたい…。」「就活に疲れた…。」そう感じている就活生は多いのではないでしょうか。
また、就活では周りとの差をより意識してしまい、「自分には価値なんてないのではないか」「死んだ方がいいのではないか」とどんどんネガティブな方に考えていってしまう学生さんもいるかもしれません。
就活では心機一転、心を入れ替える作業がとても重要になります。今回は「死にたい」気持ちを一変できる効果的な方法をご紹介したいと思います。
こんな人に読んでほしい
- 就活が上手くいかず「死にたい」と思っている人
- これから就活を始める人
- 就活で悩んでいて今後何をしたらいいか分からない人
この記事には広告を含む場合があります。
就活をする上で前提にあるもの
就活生の皆さんは『就活鬱』という言葉をご存じでしょうか。もしかしたらあなたが死にたいと感じている原因の一つに、就活鬱が含まれているかもしれません。
就活鬱とは、就活をしている中で感じるプレッシャーやストレスが要因となり、鬱状態に陥ってしまうことをいいます。今日では、7人に1人が就活鬱になっているといわれており、その割合の多さがうかがえます。
そもそも、就活が原因で死にたいと感じている就活生の皆さんは、就活においての前提をしっかり認識されているでしょうか。意外にも、自分だけの悩みかと思ったら他の人も悩んでいた!上手くいっていないと感じていたがこれが普通だった!なんてことはよくあります。
また、最近では情報の発展で正しい情報と誤っている情報のどちらも入手しやすくなっています。嘘の前提に騙されず、正しい前提を知ることで、就活に対する姿勢や悩みを改善できるかもしれません。
誰でも就活で死にたいと感じる可能性があり、原因も様々です。今就活をしている学生もそうでない学生も就活を始める際には、前提からしっかり確認しましょう。
就活生は平均10~20社ほど落ちる
前提の中でも大前提として、『就活生は落ちるもの』という事実が挙げられます。
というのも、厚生労働省の「大卒者等のインターネットを通じた就職活動に関する調査」によると、エントリー企業のボリュームゾーンは「21~50社」で23.7%でした。
人気な企業ですと倍率が200倍になったりします。つまり、他の学生も沢山落ちています。一社一社の選考結果に囚われず、次の企業にも目を向けるようにしましょう。
選考で重視するのは能力だけではない
もう一つの大前提として、『選考で重視するものは能力だけではない』という点です。
何社も落ちてしまうと自分の能力、価値を疑いそうになるでしょう。しかし、企業は実際はもっと他のポイントを見ている場合が多いです。
例えば、就職未来研究所が2024年2月に公表した『就職白書2024』によると、多くの会社が就活生の人柄、将来の可能性、企業への熱意または大学時代に何をしたかを重視していることが分かります。
そのため、高い能力を持っていても就活生の興味のある分野と企業の取り組んでいる分野が違う場合や、就活生の活躍できる会社は他にもあると感じた場合も企業は不採用を出します。
自分の能力が低いからだと卑下することなく、他の企業に目を向けてみてください。
自分に合う企業は沢山ある
多くの就活生が見落としがちなことは、『似たような会社は多い』ということです。
もちろん、「大手や有名企業に行きたい」という気持ちも分かりますが、他の就活生も同じことを思っています。大手や有名企業以外にも隠れ優良企業等の、自分に合う会社や望んでいる待遇をしている会社はあります。
一社に囚われず、視野を大きく持ってください。
まずはメモに「死にたい」と感じた原因を書き出してみよう!
何かに行き詰った、精神的に厳しいなと感じたときは、現状を整理する方法が得策です。もし今、厳しいと感じる方は、メモ用紙などに「死にたい」「辛い」と感じる原因や現時点での状況を書き出してみましょう。
状況を可視化することで、客観的に現状を見ることができ、原因別の解決策が見えたり、計画を立てやすくなります。
就活で死にたいと思うよくある原因とその対処法 3選
しかし、原因や状況を可視化しても対処法が浮かばない!なんてことはよくあることですよね。今回は、よくある原因別に対処法をご紹介します。参考にしてみてください。
① 選考落ちが続いたから
まず、「死にたい」と思う原因として上位に上がる事柄として、選考落ちが続いたことが挙げられます。
確かに何度も選考落ちが続くと、自分に自信が持てなくなりますよね。また、自信の喪失が次の選考への不安と緊張に繋がり、本来の力を発揮できなくなる、負のスパイラルが発生し易くなります。
しかし、先ほども述べた通り、就活生は平均21~50社ほどエントリーします。場合によっては、100社受ける就活生もいます。そのため、就活では落ちることが前提にあるといっても過言ではありません。何社も落ちたからといって、あなたの評価に深く関わるものではないのです。
気にせず次の企業に挑戦しましょう。
② 自分には価値がないように思えるから
何度も選考落ちしたことで、「自分には価値がないのでは…?」と感じる就活生もいるのではないでしょうか。
はっきり申し上げますと、そんなことはありません。
落ちたからといって、あなたの価値が認められなかったわけではありません。企業にはそれぞれ経営理念があり、それに沿うように業務を遂行しています。経営理念と他の就活生の方がよりマッチした、他の企業の方がよりマッチすると感じられた場合には不採用になります。
自分の価値を疑うのではなく、「合わなかったのか~」くらいの軽い気持ちで次に挑戦しましょう。
また、自分の価値を再認識するために、長所や短所などをメモに書きだしたり、友達に聞いてみるのも良いでしょう。自分では思いつかなかった長所やアピールポイントが見つかるかもしれません。
③ 将来のビジョンが見えないから
就活生の中には、やりたい仕事が見つからず、「就活に前向きになれない。」「将来のビジョンが見えなくて不安/死にたいと感じる」という学生さんもいるかもしれません。
以下の記事では、就活でどんな仕事をしたいか分からないという方向けの記事になっています。参考にしてみてください。
就活で死にたいと感じたときはリフレッシュが大事!
メモに原因を書き出した後に必要なことは何か。それは落ち着くことです。興奮しているとどうしても視野が狭くなりがちです。一旦冷静になり、もう一度メモを見直すと、先ほどまで気づかなかった問題点や改善点を見つけることができます。
以下では精神面で効果のある解決策についてご紹介します。
① 運動をする
運動には以下の精神的な効果があります
1.運動後に「セロトニン」が上昇し、幸福感をもたらす。
2.運動中にストレスを感じると増える「コルチゾール」が減少する。
3.気分転換やリラックスをもたらし、気分の落ち込みや自尊心の低下を改善する効果がある。
4.精神疾患の治療や支援にも運動療法が取り入れられることがある
ジョギングや軽い運動でも効果は抜群です。
就活の間にも気軽に取り入れることができるので、挑戦してみてください。
また、睡眠も精神的な効果があります。
布団の中で悶々と考えていても考えが堂々巡りになるだけで、果てには不安から眠れず、寝不足に至ってしまうかもしれません。
運動には身体を疲れさせる効果もあるので、寝不足に至らず、規則正しい生活を送ることができます。
② 人とたくさんお話する
人は愚痴を誰かに話したくなるように、悩みを一人で抱えると酷いストレスを感じます。
例えば、コロナ禍では誰とも会話できない環境での孤独感やストレスから自殺に至る人が多くいました。
会話には、それらを解消する効果があります。また、自分の視野が広がる効果もあります。
特に、笑うことは精神を安定させるだけでなく、プラス思考にする効果があります。
企業も暗く、不安そうな就活生よりも、明るく、元気いっぱいな就活生の方が好ましく見えます。
特に、就活では他の就活生を競い合うことで、いつもより孤独感を感じやすくなっていることでしょう。そんな時こそ、1人で塞ぎ込むことなく、日常に会話を取り入れましょう!
また、会話は精神的な効果だけでなく、就活でも役立ちます。
例えば挨拶ですが、挨拶は就活やビジネスでも大事な要素となり、人間関係の構築の最重要ポイントになります。第一印象が上手くいけば、よほどのことがない限り人間関係が悪くなることはないでしょう。
また、繋がった先輩や自分が希望している会社に務めている人から就活に有利な情報や自分に良い情報を仕入れることもできます。普段から会話に慣れておくことで、いざという時に強みになるのです。
③ 一旦就活から離れて遊ぶ
心を入れ替えるのに、一旦就活から離れてみる方法もあります。
一日就活を忘れて遊んでみてください。驚くほど気分がすっきりしていることでしょう。
「就活中なのにいいの?」「そんな遊べるほど時間がない!」という学生もいるでしょう。しかし、悩みを抱えて過ごす二日間より、気分が晴れている状態での一日の方が作業の効率は良くなります。
就活は長期戦です。
毎日コツコツ頑張ることも大事ですが、休むことも大切です。
すっきりした気持ちでスタートを切りましょう!
④ しっかり睡眠をとる
先ほど軽くご紹介しましたが、睡眠にも精神的な効果があります。
実は、睡眠は健康と幸福に必要不可欠なのです。睡眠不足は脳と身体の疲労回復を妨げます。精神的に参り、死にたくなっている時こそ十分な睡眠を確保しましょう。
就活では就活生ごとに様々な戦略があると思います。沢山頭を使ったからこそ、しっかり睡眠をとり、翌日にその疲労を持ち越さないようにしましょう。
まとめ
今回は就活で「死にたい」と感じた時の解決策をご紹介しました。
- 就活における前提をしっかり認識しよう
- メモに「死にたい」と感じた原因を書き出して、具体的な解決策を見つけよう!
- 「死にたい」と感じたときは精神回復に効果的な対策を試そう!
- 就活は長期戦!精神をしっかり落ち着かせてから自分の長所を活かして就活に臨もう!
です。
もし、一人での就活が辛い、大変と感じる場合は、就活エージェントを利用するという手段もあります。中でも、ココシロインターンでは就活生の長期インターンや就活を全て無料でサポートしています。
2024年8月現在でも、25卒の就活生を何人も採用までサポートしました。気になる方は面談だけでも申し込んでみてください!
就活は人生において大きな壁になります。そして、その大きな壁を乗り越えるには、それに相応しいプレッシャーやストレスと戦うことになると思います。もし「死にたい」と感じたときは、今回ご紹介した解決策や就活エージェントを活用して就活を最後まで頑張ってください!!
人気記事